大阪の旧友から「SANYOブランドがアジアで健在」の新聞記事を送っていただいた。友人も私も同じ釜の飯を食った老兵仲間としてSANYOには様々な思いを馳せています。
その記事(読売新聞2019年8月9日)によりますと、「インドネシアの首都ジャカルタ市にあるパナソニックのショールーム。井戸水をくみ上げる電動ポンプの展示棚にはパナソニックとともにSANYOロゴの入った製品が並ぶ。現地ではポンプのことをサンヨーと呼ばれるほどブランドが浸透している。8日には現地生産累計3000万台を記念する式典が行われた・・」
ポンプの名称がサンヨー!! 三洋電機はいい仕事をしてきました。かつてガーナではラジオのことをサンヨーと呼ぶとも聞きました。良質な製品を手ごろな大衆価格帯で提供し、世界各地の電化の普及に寄与してきたと思います。
記事では、インドでは家庭用エアコン、液晶テレビが、また中国と北米でも同じく液晶テレビ。さらに中国では洗濯機などの白物家電でSANYOブランドが現在も販売している、とあります。
パナソニックは、三洋電機を傘下に入れてから三洋ブランドの使用をやめパナソニックブランドに統一する方針をとってきましたが、このポンプの例のように三洋の築いてきたブランド力を活用しない手はありません。三洋ブランドを上手に継承し、パナソニックブランドとのすみ分けを図ることが得策だと思いますね。この方向が正しいとは当初から感じていただけに、ようやくそうなったかとの思いです。
渡良瀬橋のある足利市(栃木県)にもかつて大きな三洋電機の事業所(工場)がありました・・松浦亜弥 - 渡良瀬橋
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます