ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

第3極は「維新」でなく・・

2012年10月12日 | 政治

どの党に投票して良いやら

友人知人と話していると「次の選挙はどこに投票していいのかわからない」という声が圧倒的。確かに2009年9月に政権交代を果たし国民の多くは新政権に期待した・・。しかしその後の顛末はいうまでもない。ただそれでも国鉄の長きに渡った清算事業団(JR不採用)問題や最近ではカネミ油症救済法成立などそれなりに努力した面も全然ないわけではなかった。しかし国の根幹をなす原発、基地、領土、拉致、ダム、TPP、消費課税など大きな政策では、減点こそあれ、いずれも成果をみるには至っていない。

馬脚みえてきた維新の会

この既成政党の体たらくな政治状況に、威勢よく割って入ってきたのが維新の会だった。しかしじっくり耳を傾けると、カリスマ的な首班の橋下氏の言動からは、原発再稼働容認、普天間基地は辺野古へ、TPP賛成など旧来の自民党流の政策となんら変わらない。これでは自民党を看板替えしただけのコピー政党でしかない。自民党がAなら、民主党はもはや「自民B」、新しさを売り物にしているものの維新の会は内実は「自民C」だ。有権者にとって「自民A,B,Cどちらになさいますか」と問われても・・

山内議員のバランス感覚に注目

興味深いブログを発見しました。以下、青色部分は山内康一氏(衆院議員、みんなの党)の「蟷螂の斧」から。
8月28日【社会民主主義の5党派連合】

小沢一郎代表の「国民の生活が第一」や社民党、地域政党「減税日本」、新党大地、新党きづなの5党派が集まって連合体結成を目指すそうです。
柱は「反消費税」と「脱原発」だそうです。基本的に社会民主主義、大きな政府、再分配重視でまとめられる政治的グループのように思います。もっとも「減税日本」だけが異質な印象を受けます。

こういった動きは、政界再編に向け歓迎すべきです。先進民主主義国には、健全な社会民主主義の政党が、最低でもひとつは必要です。

これまで社民党がその役割を果たしてきましたが、今の社民党では弱体過ぎて十分に機能していません。より規模が大きい社会民主主義の政党が必要です。
民主党がそうなってもおかしくなかったはずですが、野田総理や前原政調会長は社会民主主義とは真逆です。民主党が社会民主主義政党になるのは難しいでしょう。

この5派連合に民主党の一部(旧社会党系)が合流し、社会民主主義勢力の結集を図ることが、選択肢を増やし、国民の意思を国政に正しく反映するために必要です。

みんなの党と「反消費税」と「脱原発」は共通しますが、基本的な政治哲学が5派連合とまったく異なります。したがって、この5派連合と選挙協力はないでしょう。

みんなの党とは、政治的な立ち位置が大きく異なるものの、「政策や理念を軸とした政界再編」は必要だと思います。みんなの党が闘う相手ですが、健全なライバルは必要です。社会民主主義勢力の大同団結に拍手したいと思います。

山内康一氏?神奈川、みんなの党?よく知らない人物でしたがなかなか見識のある意見と感心しました。私はこの5党派連合に「緑の党」も加え、真の第3極を形成してほしいと願います。ところで山内氏の所属するみんなの党はどこに向って漂流するのだろうか。

南極(民主)、北極(自民)、そして地球の第3極はヒマラヤ山脈=写真。さて日本の政界の第3極にふさわしいのは、果たして「維新」か、それとも社民6派連合か。

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