異常な応酬です。トランプ政権の“関税交渉合戦”
まずは中国に対して104%の関税、それを受けて中国は84%で応戦。
アメリカはさらに対中関税125%に引き上げ。それには中国も125%
同率で対抗。
アメリカは、これでもかとばかりに制裁関税を加味して145%に。
さすがに、中国はもう取り合わない・・・と。
どうみてもこの不毛な関税合戦、中国がまともに見えてしまいます。
目に余る最近の世界の「覇権」についていろいろ考えています。
以前、新聞記事切り抜きで読んだ宮川裕章氏(毎日新聞欧州総局長)のコラム「世界の覇権 イタリアで考える」が役立っています。(毎日新聞2024年9月15日Sunday Column 参照引用)
イタリアのミラノ・カトリック大学の国際政治学者マルコ・バリジ=写真=の学説に注目したい。
彼は、グラムシの理論から発展させて「ミドルパワーの外交」に期待を寄せています。
アントニオ・グラムシ(1891-1937イタリア共産党書記長)はかつて、革命がロシアで起き成熟した西欧では起きなかったことを支配層の倫理観が成熟した社会では、従属層による力ずくの革命はならず同意に基づく体制が形成される。それを「同意による覇権」と獄中で分析した。
まずは中国に対して104%の関税、それを受けて中国は84%で応戦。
アメリカはさらに対中関税125%に引き上げ。それには中国も125%
同率で対抗。
アメリカは、これでもかとばかりに制裁関税を加味して145%に。
さすがに、中国はもう取り合わない・・・と。
どうみてもこの不毛な関税合戦、中国がまともに見えてしまいます。
目に余る最近の世界の「覇権」についていろいろ考えています。
以前、新聞記事切り抜きで読んだ宮川裕章氏(毎日新聞欧州総局長)のコラム「世界の覇権 イタリアで考える」が役立っています。(毎日新聞2024年9月15日Sunday Column 参照引用)
イタリアのミラノ・カトリック大学の国際政治学者マルコ・バリジ=写真=の学説に注目したい。
彼は、グラムシの理論から発展させて「ミドルパワーの外交」に期待を寄せています。
アントニオ・グラムシ(1891-1937イタリア共産党書記長)はかつて、革命がロシアで起き成熟した西欧では起きなかったことを支配層の倫理観が成熟した社会では、従属層による力ずくの革命はならず同意に基づく体制が形成される。それを「同意による覇権」と獄中で分析した。

マルコ・バリジはグラムシの理論(支配層と従属層)をさらに進めて国際秩序の安定には中層(ミドルパワー)の重要性に開目する。彼は「良い政府を持ち外国の支援がなくても自国を守ることができ他国を攻撃しない国をミドルパワー国」と定義した。
そして「その国は日本だ!!」と。
日本は強国追従でなく独立した外交を目指す時です、マルコ・バリジ氏の期待に応えても。
【顔写真は毎日新聞サイトから】
イタリアの学者さんも
新しい流れをつくろうぜ
変えましょう。変わってもらわないと・・
コメントありがとうございました。