ポポロ通信舎

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脱原発で雇用は減るのか

2014年12月24日 | 経済

「脱原発では雇用が減る」という意見を述べる方がけっこういらっしゃいます。経団連も「雇用の安定には原発は不可欠、脱原発では経済や雇用は大きな損失を受ける」の見解で原発がなくなることでの雇用不安を懸念しています。

現状の日本経済は、確かに巨大で巨額な費用を要する原発の存在が大きく、それを前提としてエネルギー政策が進められていることは事実です。しかしこれからもこの流れの中で進むことが果たして人類の幸福に繋がることなのでしょうか。

新エネ需要で健全な雇用創出

太陽光発電、風力の導入で日本の電力の50%以上を担うことができるのは夢ではありません。設置コストだけでも百兆円規模になる市場が国内に転がっているのです。再生エネルギーの分野は成長市場で、新たな雇用が期待できるというものです。放射性物質と違って廃棄などの後始末や作業場も被曝の心配もなく、きわめて健全な雇用の誕生です。

原発、基地依存からの脱却を

「原発」と「米軍基地」、どちらも国策に基づく立地・推進政策、良く似ています。基地についても、基地維持派は基地の存在は雇用には欠かせない、現実には雇用を守るために基地は必要不可欠、という意見。しかし本当にそれは宿命的なものなのでしょうか。フィリピンの米軍基地も撤退前は、基地維持派の人たちは基地の無くなることで雇用不安を訴えていました。しかし結果はどうなったでしょう。今では基地の跡地に民間企業が続々進出し、基地時代以上の賑わいと雇用を生み経済的効果を獲得しています。同じように沖縄県でも1部、基地返還のあった跡地では、新たな産業地帯として経済発展を遂げています。当然、雇用も基地時代以上に十分創出されています。先見の明を持つ沖縄の有力経営者が基地依存から脱却しつつあるのもこれらの実証を目にしたためでしょう。

脱原発によって新たな雇用が創出します。しかもそれは健全でクリーンなかたちで。保革を問わず脱原発の世論とそれを主張する議員が増えることを願っています。

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「原発なしでも電力足りてる」 小出裕章(京都大・助教)  

 

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3 コメント

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原発強迫観念 (バーチー)
2014-12-30 03:18:47
原発がなければ雇用が減るなんて、随分脅迫じみたヤクザないいかたですね。

再生エネルギーの買い取り制限かけて、原発ノイロゼーにしようとして。
今度は経済効果のために戦争すると、いいだしますよ。
何が積極的平和主義だよ。
おかしいだろ。
積極的平和主義だったら、9条守って、脱米、脱原発だろ。
日本は自然災害が多いのですから、雇用だって色んな所にあるはずです。
これも原発有利の制度が良くないですね。
実際は原発がある近くには企業は近寄らず、雇用は減少しているのが現状です。


経団連はヤクザなものの言い方して、原発強迫観念を植え付け、読売、電通の力をかりてマインドコントロールしているのさ。


騙される我々にも責任があります。


テレビなんかみないほうがいい。
返信する
追記 (バーチー)
2014-12-30 03:22:04
小出先生の言葉には重味がありますな。



色々考えたら寝れなくなりました。
夜中3時のセンチメタル。
返信する
Re: 原発強迫観念 (popolo)
2014-12-30 13:21:29
>今度は経済効果のために戦争すると、いいだしますよ。
そういうことに帰結しかねませんね。景気回復のためには戦争が起こることを期待しているような。参戦することが「積極的平和主義」という論法も同じですね。

コメントありがとうございました。

どうぞご健康のためにお早めにご就寝ください。
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