ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

新ビバヒルの魅力

2010年07月17日 | 映画・芸能
NHK教育テレビで毎土曜放映中の海外ドラマ「新ビバリーヒルズ青春白書」がおもしろい。

旧「ビバリーヒルズ」(略してビバヒル)は1990-2000年にも及ぶ長期間ドラマで、日本の若者たちに与えた影響も少なくないと思います。
わが家では、子供たちが同番組を熱心に見ていました。当初、なんだか性的なシーンが過剰なへんなドラマだなと思っていました。しかし良く考えますと、中学生の下宿時代、濃厚なキッス場面連発の米国ドラマが茶の間に現れたのを横で見ていた大人たちが「いやだね、向こうの映画は」と呆れていたように、私も子供たちに、同じようなセリフを言っていました。ところがそのうち私もすっかりビバヒルファンに(笑)

今年から再スタートした、新ビバヒルは、大袈裟に言いうと人種問題を越えた米国の成長をみるようで興味深い。

ウィルソン家の養子、ディクソン君と小悪魔的な女の子シルバーのストレートな恋愛が好感がもてます。二人ともウエスト・ビバリーヒルズ高校生。二人の間にはキッスも抱擁もあります=写真。

私が学生の頃に見た映画「招かれざる客」を思い出します。
黒人男優シドニー・ポアチエが好演したこの映画。日ごろ進歩的な新聞社の経営者の家の娘が、ある晩、ボーイフレンドの青年医師を家族に紹介するため招く。やがて現れた彼の肌の色に両親は驚愕する・・という内容。
この映画には、愛する二人の男女の抱擁シーン、キッスシーンが不自然なほど無かったことが記憶に残っています。確か当時の映画雑誌にもその指摘がありました。

新ビバヒルでは、シルバーとディクソンの二人が人種の偏見を一切感じさせない愛情表現で満ち溢れています。アメリカも人種問題では進歩したな、とつくづく感じさせられます。

【PHOTO:Sil Vicious】

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コメント
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