ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

【中学下宿記】(30) “下宿道”を指南

2010年01月21日 | 中学生下宿放浪記
ちょうど時が3年経過して・・
高校3年の時、前橋一中の友人、離れた別のクラスでしたが、ハンサムで
学校一の美男と言われた“ミスター・一中”ことM君のお母さんが、前橋
から、わざわざ私の下宿先(大泉町坂田S家)までやって来られました。
主に母親同士で親密に話しをして帰りました。当のM君は現れていません。

M君については、こんな思い出があります。
彼とは時々一緒に下校しました。あるとき、校舎2階の窓から女子下級生達が
身を乗り出すようにてキャーキャー叫けびこちらを見て、さかんに手を振って
いるのです。最初、不覚にも私は、まけずに愛想良く手を振り返していました。
横のM君は、はにかんでうつむきかげん。すぐに気がつきました!
彼女たちの視線は横にいる美男M君に対してであって中学下宿人の方ではない。
なんとも気恥ずかしい限りの一場面でした。

その美男M君のお母さんの突然の来訪目的は、春から理科大に入学するM君が
初めて親元を離れて下宿をすることになるという。そこで事前に下宿の探し方、
下宿人の心得、ノウハウ?など下宿全般に関して当方から聞いて参考にしたい
ということでした。

母も最初びっくりしましたが、これまでのつたなくも豊かな?苦い経験の数々を
M君のお母さんに語っていました。

こうしてみますと3学年15クラスあった前橋一中の校内で、私の下宿珍生活は
けっこう“有名”になっていたのかもしれません。卒業後も、こうして未経験者の
方が訪ねて来られ、下宿道を指南するまでに至った私とは・・果たして何者・・
下宿スペシャリスト?下宿マニア?下宿道の達人??
そう思いますと、なんだか顔におヒゲがはえてきそうな気分になりました。(つづく)


【写真】下宿人の必須アイテム、お引越しの“友”、リアカー。

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コメント (1)
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