魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

カイワリ

2010年07月05日 23時25分08秒 | 魚紹介

土曜日に市場へと出かけてみました。何匹か魚が入って250円のパックがあったのでそれを購入。

アジ科のカイワリKaiwarinus equula (Temminck and Schlegel)が2匹入ってました。そのほかマダイのちっこいのが3匹と、ウシノシタの類が1ぴきという内訳。

さて、このカイワリの口に注目してみましょう。

じゃーん!

これは口腔に潜む等脚類と呼ばれるグループの節足動物です。魚類の口腔内に寄生するものは「ウオノエ」と総称されますが、本種もその一つ。「日本の海水魚」では、口腔内にシマアジノエが付着することが多い、としています。これもシマアジノエなのでしょう。

仲良く?記念写真の図です。カイワリは2匹入っていましたが、いたのはこの個体のみ、もっと大きな個体には付いていませんでした。口腔内にウオノエ類が寄生してると、魚が餌をとりにくそうです。この個体は宇和島市の下波産です。過去にはクロトガリザメなどが獲れていたことがあります。

この個体は、後にフライにして美味しく頂きました。ウオノエはさすがに食べませんでした。

コメント (7)
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