魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

シーズンを総括する Vol.3

2006年12月29日 19時43分00秒 | シーズン総括

今回でシーズンを総括するのは最後。今回は印象深かった出会いと、来年への期待を語ります。 印象深かった出会いはやっぱりホンソメワケベラやハシナガウバウオとの出会いでしょう。ホンソメワケベラは2回採集しましたが、非常に丈夫で飼いやすいことが分かりました。他にもナンヨウツバメウオやワカウツボ、採集はできませんでしたがアブラヤッコやマダラトラギスなどにも出会えました。 そして極めつけはクエの稚魚でしょうか!

最後に、来年への期待を。今年は怪我(笑)などもあって行けないときもあったりしましたが、来年はそんなことないように過ごしたいものです。 そしてヤッコの仲間(アブラヤッコやキンチャクダイ)を捕まえたりしたい。 

この写真は潜水中の撮影。濁りがあってすみません。 来年に向けて、この冬は大型水槽の準備などを行いたいと思います。では、皆様、良いお年を!!

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シーズンを総括する Vol.2

2006年12月22日 09時37分54秒 | シーズン総括

 

前回は単に採集した種類について言及したのみでしたが、今回はさらに突っ込んでみました。

高知方面は12回行き、14日間採集していました(2泊採集が1回)。日本海側は7~8月に5回行きました。採集回数は行った回数と同様。河川はかなり行きましたので、カウントしませんでした。採集に同行者といったのは2回でした。

アカオニナマコ

同行者のいる場合は何故か自分のバケツがさびしくなります。まず7月は同行者がオオスジイシモチ、オトメベラ、カゴカキダイなどを採集していましたが、私は・・・。

9月。仲間のバケツ

こんな感じです。キンチャクダイやミツボシ、ネズスズメなどが見えます。他にもクロホシフエダイ、マツダイ、クラカケモンガラ等々・・・ちなみに私はナンヨウツバメウオ、テンス等前回よりはましでした(笑)

しかし8月と10月には充実した結果を得られました。サザナミフグ、ハナキンチャクフグ、キンセンイシモチ、キリンミノ。10月にはツマジロオコゼ、イシヨウジ、ホンソメワケベラ、ワカウツボ、ハシナガウバウオ等。12月には良い大きさのクマノミを採集できました。採集は偶数月が良いのでしょうか。


 

「採集場所」について。

ここでは採集場所を具体的には明かしません。採集場所の環境(磯か、砂底か等)です。

まず大きな岩がごろごろした場所では採集は難しいです。ベラやヤッコなど、追いかけてもすぐ逃げられてしまうでしょう。逆に小さな岩が多数ある場所では、大きな岩があるようなところよりも採集は容易です。岩ノ下に隠れるので、その岩ごとタモで包囲すれば、簡単に捕らえられます。←シマハギに失敗したくせに

テグリなど縄張りの範囲が小さいものは採集がさらに容易になります。これらは大きな岩がある場所でも採集可能です。片手に網で、片手で追い込み、捕まえます。ホンソメワケベラやキリンミノなども似た方法で採集可能です。

ミノカサゴ類は動きがのろく、容易に採集可能。

砂底では隠れる場所が無く、採集は難しくなります。ゆらゆら泳ぐテンス幼魚、カミソリウオなどが採集できる程度でしょう。しかし砂底でも堤防脇では非常に採集しやすいのです。というのは、魚を堤防に追い込んで採集できるからです。

動きのすばやいベラも堤防追い込み法には敵わず。

初めて採集したコバンヒメジ。

堤防では、長い網でなければ話になりません。しかし私にはチョウチョウウオやツノダシ等をとるテクニックがありませんので、採集できるのは常にふぐ類、ツバメウオなど動きの遅い魚ばかりです(笑)夜間採集がいいのかも。

 

Vol.3は印象深かった出会いを振り返ります。

 

 

 

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今日の魚 2006.12.14

2006年12月14日 22時57分08秒 | 今日の魚(不定期更新)

 

今日の魚No.16 2006年12月14日

ロクセンスズメダイ Abudefduf sexfasciatus   (Lacepède)

2006年12月11日採集。

今回は「今日の魚 2006年7月28日」にて紹介したオヤビッチャによく似た種類の魚、ロクセンスズメダイです。写真の個体はちょっと大きめ(全長9cm)です。

●分布

分布域は主として沖縄などの熱帯域ですが、幼魚はやはり黒潮の流れ着く関東や紀伊半島、四国などで見ることができます。ただし、本州ではオヤビッチャよりも少ないようです。

●採集

幼魚は早い年では6月ごろから沿岸につながれたブイや磯の潮溜まりなどで見ることができます。このころは主に網で採集します。秋になるとやや大きくなったものが見られます。このくらいのものは小さな針で釣るのが一般的です。

釣りで採集したロクセンスズメダイ。2006年12月11日採集。

●飼育

飼育に関してはオヤビッチャと同じく、丈夫で病気にも強いです。餌はフレーク、顆粒餌などさまざまなものを食べます。

●混泳

他の魚との同居も大概は問題ありません。オヤビッチャに比べて性格も温和なようです。でも中には気が強い個体もいるので注意したほうが良いと思います。幼魚を群れで泳がせるととてもきれいでしょう。

2006年8月に採集したロクセンスズメダイ幼魚。幼魚と成魚の色彩は変わらない。オヤビッチャとは尾鰭の黒色線の有無で見分けられる。

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クマノミに再度挑戦!

2006年12月12日 23時17分07秒 | 魚介類飼育(海水)

今回の採集遠征ではクマノミの成魚を採集しました。かつてこの魚は6月にも採集しましたが、なぜか餌付かずに死んでしまいました・・・しかし今回のは元気で調子もよさそう。実際に自家製フードや配合飼料を食べてくれました。

 

現在ではクマノミはオヤビッチャと一緒に飼育しています。オヤビッチャのほうも調子がよさそうで良かったです。

 

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採集小旅行

2006年12月11日 22時09分21秒 | 魚介類採集(海水)

 

12月9、10、11日の3日間で高知を1ヶ月ぶりに訪問しました。今は冬なのであまり過度な期待はしませんでした。今回は日帰りではなく、お泊りの予定。当初は野宿の予定でしたが、宿がみつかり、そこにお泊りすることにしました。

1日目

初日は小さな防波堤で魚釣り。極小サイズの針を使用しました。覗き込むと、オヤビッチャやキンギョハナダイ、テンジクスズメダイ、ソラスズメダイなどの群れがいました。私はキンギョハナダイを狙いましたが、結局釣れたのはオヤビッチャ、スズメダイ、ナガサキスズメダイのみ。オヤビッチャ以外はリリース。

夜にも防波堤を訪問。お爺さんが網でキビナゴを捕まえていました。みるとキビナゴの大群!私も網で数匹掬いました。生きている個体はブルーに光る。

夕食で宿のおかあさんが出してくれたお魚は非常に美味しかった。他のお客さんと少々お話をして、就寝。しかし、風が強く、余り眠ることができず。

2日目

朝から潜る予定でしたが強風のせいで午前中は潜れず。防波堤で釣りをした。漣がたち、水中をなかなか見ることができない。アカササノハベラ、オヤビッチャが釣れた。オヤビッチャはすでにキープしているのでリリース。

その後、サビキでクマノミが釣れる。尾鰭が黄色で、たぶん雄だろう。少しして風がおさまる。そのため潜るが、魚の採集には厳しい状況。波が激しく、いつもの場所はすごい荒れよう。なんとかホンソメワケベラを採集し、グロッキーモードで採集終了。

ストック中のクマノミ

夕食はまたも魚。鯖はあまり好きではないのだがここで食べた鯖寿司は旨かった!風が吹かないので、楽に眠ることができた。

3日目

3日目は朝7時から釣りに行く。途中郵便局でちょっとしたことがあり時間をロスする。餌がなくなったため、宿のおかあさんからむきえびをもらい、それを短冊状にして餌にする。するとオヤビッチャやロクセンスズメダイ、等が良く釣れた。この他ベラ類やキンギョハナダイ、タカサゴ科のササムロなども群れていた。ササムロはタカベにそっくりで、タカベの群れに混ざっていた。

採集はこれで終了。帰りは宿毛駅まで送って貰いました。ありがとうございました。

また行きたい!

オヤビッチャも元気。ベラ水槽に。

多くの方のご好意により、魚はみな元気な状態で自宅まで持ち帰ることができた。皆様、ありがとうございました。

p.s.帰ってみると水槽の水が白っぽい・・・魚は元気。何故?
ヤクシマダカラが精子を放出しておられたのでした。
魚に付着した精子は、ホンソメワケベラによって食われました。
ホンソメ釣りの餌にいいかも(笑)
 

おまけ 今回発見できた魚種の一覧

ニシン科 キビナゴ
ボラ科 ボラ ボラ科の1種
ヤガラ科 アオヤガラ
ヘラヤガラ科 ヘラヤガラ
フサカサゴ科 カサゴ ハナミノカサゴ
ハタ科 キンギョハナダイ
テンジクダイ科 オオスジイシモチ クロホシイシモチ
アジ科 マアジ 
クロサギ科 クロサギ
ハタンポ科 ミナミハタンポ
タカサゴ科 ササムロ タカサゴ
タカベ科 タカベ
イスズミ科 イスズミ属の1種(未同定)
メジナ科 メジナ
チョウチョウウオ科 フウライチョウチョウウオ チョウチョウウオ
キンチャクダイ科 アブラヤッコ
ゴンベ科 ミナミゴンベ
スズメダイ科 スズメダイ ミツボシクロスズメダイ ロクセンスズメダイ オヤビッチャ 
         テンジクスズメダイ マツバスズメダイ クマノミ ナガサキスズメダイ
ベラ科 クギベラ ヤマブキベラ オトメベラ コガシラベラ セナスジベラ ハコベラ 
     アカササノハベラ カミナリベラ スジベラ モンツキベラ ホンベラ
ブダイ科 ブダイ ヒブダイ
イソギンポ科 ニジギンポ クロスジギンポ カモハラギンポ
クロユリハゼ科 クロユリハゼ
ニザダイ科 クロハギ シマハギ
ツノダシ科 ツノダシ
カワハギ科 ソウシハギ カワハギ
フグ科 コモンフグ キタマクラ
ハコフグ科 ハコフグ
ハリセンボン科 ハリセンボン

爬虫類

コブラ科 ウミヘビの仲間(エラブウミヘビ)



 

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