ナガコバンRemora remora (Linnaeus)は、世界中の暖かい海域に広く分布するコバンザメの仲間です。
本種は生物の分類学をあみだし分類学の父とも呼ばれるかのカール フォン リンネにより、記載された魚種です。リンネはコバンザメ科は本種のほかにコバンザメも記載しています(Linnaeusは、Linnéのラテン表記)。
ナガコバン属魚種は世界で5種が知られ、日本には全ての種が分布します。体側に暗色縦帯がなく、臀鰭軟条が28軟条以下と少なく、脊椎骨数が27である、などの点で他のコバンザメ科魚類と区別できます。
その中でナガコバンは尾鰭が湾入し、鰓耙数が27以上と多く、吸盤板状体が16-20であること、などで他のナガコバン属魚類と区別できます。
さて、コバンザメ科と言ったら、これ!
頭部の吸盤です。宿主は種によってことなり、本種では、カジキやサメにつくことが知られています。この個体は愛媛県西海町の定置網において、ジンベエザメに付着していたようです。
背中を下にしてトレイの上に置くと、吸盤でひっつきます。冷凍してそれを解凍したものですが、それでも他のものに付着することができます。
吸盤を頭からはずしても、このように吸着させられます。かなり機能性の高い接着パーツとして、宇宙工学とかで応用できないでしょうか・・・?
今日は七夕、ワールドカップのドイツ対スペインですが、私はスペインが勝つんじゃないかと思います。ドイツは前戦、アルゼンチン戦で全力を出しつくした感が・・・?絶対的中するといわれるタコのパウル君も予想しているので、後だしじゃんけんではあるのですが。