魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

ヨメゴチ

2012年10月30日 22時31分38秒 | 魚紹介


 
今日はヨメゴチCalliurichthys japonicus (Houttuyn,1782)を。ネズッポ科、ヨメゴチ属の魚。どっちが雄か、わかりますか??
 
なんすか、この超手抜き記事は・・・と思われそうですが・・・。実は今回はかなり手抜きです(笑)
 
答えは上が雄、下が雌。
 
背鰭に注目しますと、雄は背鰭第1・2棘が伸びていますが雌は伸びません。背鰭の大きな目玉模様については、雌雄どちらにもあるようですね。魚類検索には「雌と幼魚の第1背鰭には第3棘と第4棘の間に1黒斑がある」とありまして、雄にないのかと思いましたがそのうえに「雄の第1背鰭には第3棘と第4棘の間に1黒斑がある」とありました。どうやらよく似たイズヌメリと区別するようにこんな書き方になってるのかもしれません。イズヌメリの雄は第2棘付近に小さな黒色斑があり、雌は第3棘のうえに1黒色斑があります。
 
 
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フィリピン魚83.ブラックバンデッドデムワーゼル

2012年10月29日 22時02分46秒 | 魚紹介
今回のフィリピン魚は、ブラバン。
 
といっても、盗賊奴ではなくブラックバンデッドデムワーゼルAmblypomacentrus breviceps (Schlegel and Müller)です。ブラックバンデッドデムワーゼルは、スズメダイ科の魚です。
 
体色はルリスズメダイの仲間のミスジスズメダイや、ミスジリュウキュウスズメダイによく似ていますが、体は細く、大き目の個体は鰭がやや伸びています。スズメダイの仲間は成魚と幼魚で異なっているのが多いのですが、本種ではあまり大きな差があるようには見えません・・・。最近でたスズメダイ図鑑では、体側の2本の黒色帯が背鰭でつながるのが本種で、つながっていないのは別種であるとされているのです。この別種はインドネシア周辺海域にのみ分布するという種類だそうですが、この個体はさらに尾の基部の黒色斑も目立ちます。この特徴はFishbaseにもアップされている、フィリピン・セブ島産の個体にも見られます。ちなみに今回の個体は標準体長(SL)で、約4cmでした。この属のものはこの2種類のみが知られていまして、日本には分布しません。
 
 
 
 
サンゴ礁域よりも、砂地などに多く見られる種類です。実際に、フィリピンの砂地で引く地曳網のような漁業が行われる場所では本種も採集されます。ただあまり食用価値がないのか、オオヒレテンスモドキや、オニベラ、キスジキュウセンの幼魚などとともに山になってつまれていました。礫や岩、あるいはヤシの実の片などの周りに見られるそうです。
 
 
英語名のうちDemoiselleは、「デムワーゼル」とされたり、あるいは「デモイゼル」とされたり、「ドゥモワゼル」という表記がされたりします。これはフランス語のmademoiselleからきているようで、お嬢さん、あるいは、貴婦人、そんな感じだそう。たしかにこの美しい小魚にはふさわしい名前でしょうか。
 
ただし、スズメダイの仲間には成魚になると気が強くなる、というものも多く、ある種の英名に「デビル」なんていうのもあったりします。お嬢さんも、大きくなれば気が強く、デビルになる。魔女、ということでしょうかねぇ。
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今日の日記 タブレット端末とソウシハギ

2012年10月28日 14時40分06秒 | Fish news

今日、タブレット端末を買いました。今日からはこの端末でもブログ更新しますのでお楽しみに。 端末はドコモのクロッシィ。名前がえらいかっこいいですが、平べったくて持ち運びにもあまり苦労せず楽そうです。そしてなんと写真も撮れるし、インターネットはPCと同じ感じで見ることはできるしで、とても面白そうです。釣り場にこれをもっていけば、魚図鑑と接続して、これは食える魚だ、これは食っても美味しくない、などわかるかもしれませんし、磯採集の時には、これは協調性があるから大丈夫とか、これは他の魚の鱗を食うとか、これは皮膚から毒をだすので採集したミゾレチョウチョウウオとは別の容器で運搬するべき、といったことも簡単にわかるかもしれませんね。

 
さて、それで書かないといけないことがあった。ソウシハギ。
 
 
Yahoo!ニュースの記事のリンク(J-Cast)ですが、これの編集内容はちょっと疑問です。タイトルは、「食べたら半日で死にいたる猛毒魚 ソウシハギ 全国で目撃情報」で、サブタイトルは「フグの70倍のパリトキシンで6人が犠牲に」というもの。 これでは、ソウシハギを食べたら半日で死にこれまでに6人がソウシハギのパリトキシンで亡くなってると捉えられるかもしれません。
 
もしパリトキシンを内臓にもつ魚が危険であれば、沖縄の市場にでるブダイ科の魚、サザナミヤッコ、ロクセンヤッコなど、パリトキシンを含むといわれるある種の無脊椎動物を食う可能性があるものはすべて流通ができなくなってしまいます。
 
ソウシハギは基本的に毒は消化器系にあり、筋肉には毒はないとされています。
 
最近日本は、石垣市の尖閣諸島をめぐる問題で中国と対立状態にありますが、このリンク先のコメント欄でも「中国人に食わせてやれ」というコメントがありますが、たぶん中国の方は喜んでいただくでしょう。これは中国やフィリピン、日本でも沖縄地方で食用とされているのです。
 
釣れたらまずは同定。ソウシハギは尾鰭が長く体に青い斑紋があり、他のカワハギの仲間と区別できます。そしてクロッシィ端末の出番。ソウシハギが釣れた場合の処理法などを検索することができますでしょう。具体的には、内臓を捨てて、筋肉をよく洗って食するべきです。内臓はなるべく早く処理しましょう。
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お買い物

2012年10月27日 22時52分34秒 | 魚介類飼育(海水)

 

今日はリミックス名東店の閉店セールに出撃。淡水のハゼが狙い目でしたが、ハゼどころか、サイトでの入荷リストにあった魚がいないような・・・。まあ土曜日なので、売れてしまったのでしょうかね。パステルガジョンなど欲しかったですが。
 
ということで海水魚業界では有名なウォーレン・バージェス氏の本を購入。1970年代のチョウチョウウオ本なのですが、すごいです。マルセラバタフライフィッシュや、チョコレートカラーの美しいヘッジホッグバタフライフィッシュの画像もありました。
 

 
その後はラパスへ移動。ラパスでは砂を購入。今度のプチリセットのときに使います。
 
 
さらには添加剤2種も購入。右はいつもの添加剤エクストリームシリーズで、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどを添加します。名古屋の観賞魚業界はイマイチなようで、こういう面白い添加剤も入手できるところが限られてしまいました。左の添加剤はコーラルライフの海藻用添加剤。これも添加します。海藻にどんな変化があるか、楽しみです。
 
 
最後は上州屋でオモリを購入。
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2012年10月26日 21時47分43秒 | 魚介類飼育(海水)
 
今日水槽から出現した、緑色の毛のような物体。これはいったい??

これは実は我が家のメイン水槽にはいっているサンゴ岩についていた、茶褐色の髭状のコケを掃除し、その髭状のコケを40倍くらいの倍率で覗いたものです。この手のコケは水中で、ライトに照らされてる中では茶色や灰色に見えるのですが緑色が綺麗です。まるでカビの生えた素麺みたい。
 
水槽の魚のほうはロクセンスズメダイが少し減ってしまいました。キンセンイシモチが咥えてしまっていました。おなかがすいたのでしょうね。餌をたくさんあげているのに・・・。それ以外はおおむね問題なさそうですが、こけが少し樹になるようになったので、宮崎に出かける前にはメイン水槽をいったんリセットしようと思っております。底砂は少し増やしたいところ。
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