魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

アカカサゴ

2024年06月13日 14時55分33秒 | 魚紹介

忙しくてぶろぐの更新間隔があいてしまいました。もうしわけありません。最近購入した魚の一種。鹿児島県からやって来たスズキ目・シロカサゴ科・アカカサゴ属のアカカサゴ。

アカカサゴや、それによく似たシロカサゴなどはスズキ目・フサカサゴ科のシロカサゴ亜科に含められてきたが、フサカサゴ科からシロカサゴ科として独立したものである。また属もアカカサゴ属が復活するなどしている。さらにアカカサゴは従来はシロカサゴ属に含められてきたが、アカカサゴ属として分けられた。学名もLythrichthys longimanus (Alcock,1894)とされていたが、現在はLythrichthys eulabes Jordan and Starks 1904という学名になったりしている。なお、前者にはスミクイアカカサゴという標準和名が提唱された。

アカカサゴ属は胸部と腹部の鱗が埋没しているが、シロカサゴでは露出するということや脊椎骨数などでシロカサゴとは異なるようである。しかしながら属を分ける違いは微妙なところである。

アカカサゴの下鰓蓋骨棘

アカカサゴの口腔

アカカサゴは下鰓蓋骨棘が同属のスミクイアカカサゴと比べると長く、鰓蓋骨を超えている。一方スミクイアカカサゴはよりこの棘が短く、鰓蓋骨にわずかに達する程度だという。ただし、小型個体においてはこの特徴は同定には使えない。またスミクイアカカサゴは口腔内が真っ黒であるが、アカカサゴは灰色である。しかしこれも幼魚のうちは同定に使えない特徴らしい。成魚でさえこのように同定が難しいアカカサゴ属魚種であるが、幼魚はさらに同定が難しいのではないだろうか。そうなるともう分子分類しかないのかもしれない。

アカカサゴとシロカサゴとおもって作成したシロカサゴ科魚類2種を並べた画像・・・なのだが、どうも下の個体はスミクイアカカサゴのような気もする。下鰓蓋棘も短かったし。これだけだともうどうしても同定は難しいものになってしまう。やはり普通種とおもっていても色々な角度から写真を残すべきものなのである。とくにこのシロカサゴ科だと、下鰓蓋棘やら胸部、腹部の鱗などもしっかりと撮影したほうがよさそうだ。このシロカサゴ?は長崎で採集したもの。今度某氏にお伺いしてみたいと思っている。

アカカサゴは底曳網で漁獲されている。鹿児島市内では「うんまか深海魚」と称して、積極的に食用魚として利用しており、本種やマルヒウチダイ、スミクイウオなどが市内の飲食店で食されている。我が家でもアカカサゴを煮つけにしてたべたが極めて美味であった。今回のアカカサゴも鹿児島県産。鹿児島県 丸万 田中水産の田中積さんより。いつも、ありがとうございます。

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モンシロチョウ

2024年06月06日 16時35分57秒 | 昆虫・クモ

昨年のキタテハ以来(だったっけ?)のチョウの仲間。モンシロチョウがやってきました。いつのまにか生えてきて放置している花の蜜を吸っています。茶色い薄い点が特徴的。

触角は黒くて長く、白い水玉模様があり可愛い。翅に細い筋があり、これが黒いと別種スジグロシロチョウになるようである。モンシロチョウはキャベツやアブラナなどに卵を産み付け、幼虫はその葉を食べる。このあたりにはキャベツ畑もアブラナ畑もあるため、よく見られる普通種である。

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ラミーカミキリ

2024年06月04日 23時09分47秒 | 昆虫・クモ

6月になってようやく本格的なこん活スタート。今日は庭にいたカミキリムシ、ラミーカミキリ。

ラミーカミキリはその変わった色彩と、ユニークな名前から会いたかった昆虫の一種。全身が青みをおびて美しい色彩である。このラミーカミキリは長らく会えていなかった昆虫であったが、2022年に家の網戸に張り付いていたものを撮影した。

ただし問題なのはムクゲの葉についていたところ。このラミーカミキリはムクゲの葉を食べてしまうようなのだ。あまり食べないでねー、お願いだから。少ししたら翅を広げてどこかへ飛んで行った。

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ギバチ属の餌の話

2024年06月01日 17時05分05秒 | 魚介類飼育(淡水)

今日から6月です。元AKB48 高橋チームA 前田亜美さん29歳ってマ??

我が家にはギギ科の魚が2種類いる。ことし採集したギバチたちと、昨年のアリアケギバチである。そんな彼らの腹を満足させるのには河川で捕まえたエビやらザリガニやら昆虫やらを与えたいところだが、ガソリン代の高騰により頻繁には行けない。

幸いにもギバチもアリアケギバチも、生き餌だけでなく死んだ餌でもよく食べてくれる。ドンコとかとは違うのだよ、ドンコとは。

今回は冷凍の淡水エビの入手。「チャーム」でも売ってるじゃないかと突っ込まれそうだが、これは国産(霞ヶ浦)のものでかつ、ちょうどいいサイズ。もともとは大きなブロックで販売されていたものであり、その分単価は安い。このおかげであと半年は我が家のギバチ属たちは食うに困らないはずである。なお、現在はジップロックなどに小分け保存している。エビだけでは栄養価が偏りそうなので、ワカサギなども与えたりしている。本当はひかりの「キャット」とか、食べてほしいんですが。

餌として与えるときはエビの額角の棘(矢印)を取り除き、そのまま水槽に投入するだけであるので簡単。ただしギバチは昼間は餌を追わない。照明の消えた夜間に投入する。だいたい、翌朝にはエビはきえていて、ギバチのお腹は少しばかり膨らんでいる。

一方アリアケギバチは採集してから半年以上たち、もう慣れたようで昼でも水槽内を泳ぎまわり餌を探している。もうだいぶ大きくなったので、水槽はサイズアップしなければならないだろう。

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