土曜日に市場へと出かけてみました。何匹か魚が入って250円のパックがあったのでそれを購入。
アジ科のカイワリKaiwarinus equula (Temminck and Schlegel)が2匹入ってました。そのほかマダイのちっこいのが3匹と、ウシノシタの類が1ぴきという内訳。
さて、このカイワリの口に注目してみましょう。
じゃーん!
これは口腔に潜む等脚類と呼ばれるグループの節足動物です。魚類の口腔内に寄生するものは「ウオノエ」と総称されますが、本種もその一つ。「日本の海水魚」では、口腔内にシマアジノエが付着することが多い、としています。これもシマアジノエなのでしょう。
仲良く?記念写真の図です。カイワリは2匹入っていましたが、いたのはこの個体のみ、もっと大きな個体には付いていませんでした。口腔内にウオノエ類が寄生してると、魚が餌をとりにくそうです。この個体は宇和島市の下波産です。過去にはクロトガリザメなどが獲れていたことがあります。
この個体は、後にフライにして美味しく頂きました。ウオノエはさすがに食べませんでした。
かなり苦手です^^;
初めて見たのはサッパの口の中で、
指を入れた時に噛まれ、かなり驚き
(というかビビリった)ました。
アカムツの口の中には必ずといっていいほど、
ペアで入ってますね。
アカムツにも付いているというのですが、トロールのアカムツでは未だ見たことがありません。イシガキフグには巨大なウオノエがいますよ。
場所にもよるんですかね。
イシガキフグにもいるとは驚きです。
「シマアジノエ」っていうんですか?!
このような寄生虫が居るとは、はじめて知りました。とても興味深いです。
私、カイワリ大好きですが 口の中に
このような物が入っているのを見つけると
きっとビックリして飛び上がることでしょうね
カイワリに限らず 海水魚なら他の魚にも
入ってる可能性 あるということですよね?
入りやすい魚の特性、とかあるんですか??
。。いや 避けようとしてるわけではないんですよ。教養、教養(^-^)
ミトさん
種類によって異なりますよ。見たことがあるのは、このカイワリの他は、マルアジ(アオアジ)、ハリセンボン、イシガキフグ、サヨリ(鰓についています)、オキザヨリ(ダツの仲間)、マダイ・チダイ(タイノエ)、くらいですね。アカムツにも付いているそうです。それ以外では全くと言っていいほど見ません。カイワリは結構高い確率で付いてるようですね。
養殖のスジアラの口腔内にも見られましたよ。スジアラノエでしょうか。。
ハタ科の魚は私はまだウオノエを見たことないですね。