魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

今年最初の川遊び

2014年01月24日 18時49分08秒 | 魚介類採集(淡水・汽水)
 

昨日は今年最初の川遊びに出かけました。河川は非常に冷たいですが、魚は大丈夫なよう。オイカワやカワムツなどがみられました。 

ハヤの仲間で大きいのは、みなカワムツのほうでした。カワムツは関東平野から九州の河川までに分布するようですが、静岡では自然分布の東限にあるようです。この個体はやややせ気味で腹部が充血?していて、もしかしたら病気なのかもしれません。コイ科の魚はカワムツとオイカワの他、スゴモロコのようなのが1匹いましたが、これは採集できませんでした。
 
 
 
 
ボウズハゼは、今回4個体を目視しました。本州太平洋岸の河川から、台湾まで分布するハゼですが、寒いのは苦手ではないのでしょうか。沖縄や奄美ではたくさん見ることができます。
 
 
こちらはカワヨシノボリ。このほかに頭部にミミズ状斑紋があるシマヨシノボリも採集することが出来ました。
 
今回採集した魚はすべてリリースしてます。
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海の狼

2014年01月12日 15時36分30秒 | 魚紹介
 
 
F1でオオカミ、といえばキミ・ライコネンと決まっている。クール、物静か、そして謎の行動、2008年のインテルラゴス 地上波実況ではアナウンサーは「前門の虎後門の狼」と発言したあと、「前がライコネンですから前門の狼・・」とわざわざ言い直していたのが妙に記憶に残っている。
 
では魚の世界で「オオカミ」といえば・・・
 
それはなんといっても、今回紹介する「オオカミウオ」であろう。

オオカミウオはスズキ目・ゲンゲ亜目・オオカミウオ科にふくまれる魚類。身体を真っ黒にしシルエットだけにするとまるでナベカのようにも見えるが、腹鰭がないのが特徴。本種の顎にはとても大きく、強い犬歯がある。

 
私が手にしている魚図鑑「東北フィールド魚類図鑑」(東海大学出版会, 2008)には、「日本では食用にしないが、ヨーロッパでは近縁種が食用にされる」とある。しかし日本でも刺網などで漁獲され、食用となっている。その主産地は北海道近海で、カレイなどをとる刺し網にかかるらしい。
 
この個体はかなり大きく全長も80cm近くあったと思う。だから写真におさめるのが大変であった。二つの発泡スチロールのふたをあわせて、住まいのマンションの1階で撮影した。勿論さばくのも大変であった。今年は大型魚もさばけるように、木製の巨大まな板が欲しいところである。今回は築地の魚市場で販売されていたので、お友達の宮内さんに送っていただいたもの。
 
 
刺身。普通にしょうゆで食べても美味しいし、今の季節であれば、この魚の肉をしゃぶしゃぶにしてもよい。肉は結構脂が多い。
 
 
皮の湯びき。これはネギとあえてポン酢でいただくと美味しい。皮はコラーゲンが豊富
 
 
肝。オオカミウオの肝臓をつぶしたもの。刺身と一緒に食べると美味。
 
今回のオオカミウオは雌であったが、同じゲンゲ亜目の魚では卵に毒があるものもおり、卵を食するのは今回は自粛。
 
 
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オオウミウマ

2014年01月11日 23時13分40秒 | 魚紹介

 
新年早々ブログ更新をさぼっていてましたが・・・。
 
オオウミウマです。オオウミウマはトゲウオ目・ヨウジウオ科・タツノオトシゴ亜科・タツノオトシゴ属の魚です。オオウミウマはその中でも大型種で、体長30cm位になります。タツノオトシゴは色彩のバリエーションが豊富で、オオウミウマも色彩は色々あるようなのですが、写真の個体は白っぽいです。
 
この個体だけでなく、底曳網で漁獲された他の個体の写真も見てみたのですが、その個体も同じような色彩をしていました。フォルマリンやアルコールで固定・保存しておいて脱色したというわけでなく、生鮮時からこの真っ白な色彩の個体、すてきです。
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トウゴロウイワシの仲間2種

2014年01月05日 21時54分12秒 | 魚紹介

 
魚の写真をうまく撮るには、頭を左に置き、魚の全体像がうつるようにするのが一番良い。しかし、どうしてもそれだけでは、種類がわからないものも出てくる。それがトウゴロウイワシの仲間たち。

トウゴロウイワシの仲間 (ギンイソイワシ属) は、日本にはトウゴロウイワシ、ギンイソイワシ、オキナワトウゴロウ、標準和名がないHypoaterina woodwardi の4種が分布しているとされる。しかし、日本など北西太平洋のものはまだ分類学的な検討が必要らしく、種類はさらに増えるかもしれない。この4種のうち本州の沿岸で見るのは、ほぼ前2種なので、とりあえずはこの2種の見分け方を紹介したい。

 
トウゴロウイワシ
 
ギンイソイワシ
 
トウゴロウイワシとギンイソイワシも並べてみたが、写真からは明瞭な違いは見いだせない。魚類検索で示された計数による形質によると、この2種は、形質的にもかなりよく似ており(背鰭棘数のみ若干異なるが、この仲間は細くて小さいので背鰭をたてにくい)、横からの写真からでは同定は困難なのだ。
 
そこで、腹面を見る必要がある。
 
トウゴロウイワシ
 
ギンイソイワシ
 
トウゴロウイワシの肛門は、腹鰭の後端より前に開孔するが、ギンイソイワシでは腹鰭の後端より後方に開くのが特徴。この仲間は2種とも日本の磯ではよく見られるものなので、ぜひチェックしてみてほしい。今回は、同じトウゴロウイワシ科の別属、ムギイワシを紹介できなかったので、これが採集できれば、また改めて書きたいと思う。ムギイワシの場合、頭部に小棘列があるのが特徴だ。
 
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謹賀新年。

2014年01月03日 16時50分42秒 | 魚介類飼育(海水)

皆様年末年始は忙しかったりかぜをひいて寝込んでて大変でした。あけましておめでとうございます。

久しぶりにブログ更新します
 
 
昨年11月に、2012年の末にお亡くなりになってしまった、アケボノハゼを再び入れました。アケボノハゼは紫と赤い色彩で、派手な種類ですが、あまりきついくらいの派手さはないので、すごく好きな種類です。遊泳性のハゼは、私は全般的に大好きです。
 
 
今回の個体はセブ産、ということでした。前の個体はやや臆病でしたが今回の個体は大胆、カエルウオ相手でもあまりヒキません。
 
 
 
背鰭をぴんと立てた状態。この時が一番キレイです。前に飼っていたときは鰭が若干かけてしまっていたのですが、今回はそういうこともなくぴーんです。
では本年もよろしく^^
 
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