魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

馬関観光1

2012年09月30日 19時23分48秒 | 

下関の観光地もいろいろと楽しみました。

 

まずは関門橋。本州と九州をつなぐ路線としては唯一海上にあるものです。中国自動車道と九州自動車道を結ぶ路線。橋の長さでは本州と四国をつなぐ瀬戸大橋のほうが長いですが、交通の要所として知られています。自動車で本州と九州を結ぶルートは他に関門国道トンネルがありますが、これはまた後ほど述べます。

 
 
関門海峡は交通の要所。この写真は亀山宮(詳細はのちほど)で撮影したものです。タンカー、でかい。
 
 
唐戸市場。下関の市場で一般観光客向けにも開放されています。中にはお店が多数並んでおり、「ふく」やクジラ、マグロ類などを味わうことができます。もちろん沖合底曳網の魚も多数取り扱います。
 
 
入口ではこんな巨大なトラフグ像に出会えます。
 
 
フグの科や属の学名の由来である四枚の歯もちゃんと再現されております。でも、よく見るととてもかわいらしい。このときは見学だけでしたが最終日にはお土産をたくさん購入しました。フグやアンコウは他の場所でもそろいますが、クジラだけはここで購入したほうがよいかと・・・。
 
唐戸市場の外のワーフ内でもこんなものが・・・
 
 
養殖業者ならおなじみ「歯抜き」をしたトラフグです。でも、すごくかわいい・・・
 
次は亀山八幡宮の「神域」へ・・・。もちろん、お清めをしてから、神域へと入ります。神社参拝は、やっぱり、良いですね・・・。
 
 
 
「世界一のふく像」です。雲が多い中、わずかに現れた光に照らされています。
 
歯や、体側の小棘も再現されています。下関のシンボルにふさわしいものです。これはあかがねの像で、戦時中は金属の供出で姿を消しながらも、この関門海峡を見下ろす神域に戻ってきたそうです。水産業界・トロール漁業・そして私にふくがありますように・・・
 
 
としていましたがこの後自転車のいすの部分が壊れてしまい、帰りにかなりの時間を失いました。しかしそのおかげで美味しい魚やくじらを扱うスーパーに出会えました。やはり、福は来ていました・・・。
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しものせき水族館(1)

2012年09月29日 23時17分34秒 | 水族館・博物館

月曜日に、下関市内の観光を楽しみました。

目玉はしものせき水族館。通称「海響館」という名称のほうが通りがよいかもしれません。今回は、1.「普通・マニアな魚好き」、2.「アクアリスト」という2つの視点からみた水族館の記事を書いていきます。今回は1回目となりますので普通・マニアな魚好きの視点からみたものです。
 

まず入って眼につくのは、水族館のすぐそばにある関門海峡を再現した水槽です。水槽の中にはマダイやマアジ、キジハタ、カゴカキダイ、コブダイなどの魚たち。

 
マダイはおそらく天然もののように見えますが。
 
 
イサキも水槽の中で群れをつくっています。このイサキは標準的なスタイルですが、たまにメタボなイサキも見られます。そうやって水槽をみていると・・・現れました。
 
 
シロメバルの群れをかきわけて、黄金のイサキが姿を現しました。黄金ですが、アルビノではなく、眼は黒い。体側にはしみもないとてもきれいな個体。
 
 
隣の水槽。トビハタは地味な色や姿からかあまり水族館では見られないように思います。
 
沖合底曳網漁業でおなじみのエビスダイもいました。
 
そして、下関水族館のもうひとつ、そして最重要のテーマ。世界中のフグの展示は見ものです。
 
まずは定番トラフグ。
 
モンガラカワハギもフグの仲間
 
ワモンフグもあまり飼育されている水族館は多くないのでは、という種類です。
 
 
オーストラリア南部にすむイトマキフグ科のホワイトバードボックスフィッシュ。赤い地色に白い横帯のきれいなフグ。この水槽にはほかにもこの海域特有の低水温をこのむフグの仲間が多数。さらにハコフグ類にこだわった展示や、淡水フグの水槽もあります。
 
 
ほかの魚を飼育している水槽にも変わったフグが・・・。マフグは日本海や北海道などに多いフグでまだ実物は見たことがない種類。
 
 
イトヒキテンジクダイなど、熱帯・亜熱帯のサンゴ礁の魚も飼育されています。この水槽にはマニアックなスズメダイもいました(また次回にでも)。フグのほかにも、楽しめる水族館です。
 
 
海獣はこのゴマフアザラシや、イルカなど。生体の展示ではありませんが、ホールにはシロナガスクジラの骨がありました。下関には南極海の捕鯨の基地もあったのです。
 
特にフグ・マニアにはお勧めの水族館ですが、フグ以外の魚をこのむ方でも十分に楽しめる水族館です。日本の温帯魚がずらりとそろう水族館ですので、欧米や、下関と国際フェリー航路でつながっている中国・韓国の魚好きにも喜ばれるでしょう。一方、ふく・くじら、とならぶ下関の3大名物のひとつ「アンコウ」が揃わないことや、沖合底曳網漁業で見られるような魚が多くないのが少し残念・・・。アクアリストにもお勧めの水族館ですが、それについてはまた次の機会にのべます。
 
●おまけ
 
メバルについてはちゃんと「シロメバル」となっています。驚き!!
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下関 その2

2012年09月29日 20時17分09秒 | 魚介類を食べる

 

下関といえば、なんといってもフグでしょう。下関ではフグを「ふく」とよび、シンボルとしてきました。ほかにもクジラ類(調査捕鯨)、エイやアンコウ(沖合底曳網漁業)などありますが、やっぱり下関では、フグを食べなければならないでしょうね!

 
今回の魚類学会 懇親会は駅前の大型ショッピングセンター「シーモール」の中にある「シーモールパレス」なる場所で行われました。シーモールパレスは、結婚式などのパーティ会場などに使われる施設です。
 
 
今回も大人数が懇親会場に集まりました。
 
たくさんフグが用意されたため、予算が・・・というお話もありました。
 
 
上のフグの刺身とは別に、剥き身のフグをふぐ刺しにするというアトラクションもありました。昔から「ふく」とともに歩んだ下関が生んだ芸術品ともいえましょう。私は辛いものは苦手なので紅葉おろしを使わず、そのまま、醤油で「いただきます」
 
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下関

2012年09月25日 22時39分06秒 | 魚類関係の集まり

 
べ、別にぶろぐ更新をさぼってたわけじゃないんだからね!!
 
ネタはたくさん仕入れていたのですが、今回からゆっくり公開していきます。

今回の旅行は山口県下関。下関は、山口県・・・いえ、本州のもっとも西の端に位置します。関門海峡の向かいにある九州への玄関口、さらに韓国釜山との間にフェリーが運航しており、ユーラシア大陸への玄関口でもあります。「日本魚類学会 下関大会」という立派な目的があるのですが、観光なども楽しんでいますので、それについてもご紹介します。

 

会場は下関の町から少し離れた場所にある水産大学校。立派な校舎です。

 「学会飯」。前回の弘前大学は二日間カツカレーでしたが、今回は唐揚げポン酢と、丼定食をいただきました。これは日替わりのようで、この日はサーモンと卵の丼でした。味噌汁と小鉢がつきます。今回は紫色のきれいなレアチーズケーキを選択。

学会の発表内容は、詳しくはかけません。論文未公開内容なども多く含み、公開すると不都合が発生する場合もあります。しかし、私にとっても非常に有意義な学会の研究発表デーとなりました。

水産大学校の最寄り駅は山陰本線の「吉見」駅。毛並みが妙によいにゃんこが2匹寝ていてこのにゃんこは寝息をたてていました。なかなかかわいいです。まだまだ続きます。

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フィリピン魚79.カメンタマガシラ

2012年09月22日 22時19分03秒 | 魚紹介
 
今回のフィリピン魚はイトヨリダイ科のカメンタマガシラです。

カメンタマガシラは高知県以南、インド洋・西部太平洋に生息するヨコシマタマガシラ属の魚です。水深50m以浅の海底に生息する種類です。

 
 
カメンタマガシラの体側前方には、暗色の縁取りがある斜めの帯があります。その後方には小さな黒色斑があり、さらにその広報に白っぽい斑があります。このような独特な色彩や模様から成魚は他のヨコシマタマガシラ属魚類と見間違えることはほとんどないように思います。これらは水中で光り輝いて見え、とてもきれいな魚です。
 
幼魚はこのような模様ではなく、体側後方は黄色っぽく、青白い色と暗色の縦帯が数本体側に入ります。そして水中ではそれらはやはり光り輝き、美しいものです。フィリピンでは食用となりますが、観賞魚として日本にも輸入されています。英語名はOblique-Barred monocle breamで、体側前方の斜帯にちなみのでしょう。
 
 
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