魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

沖縄の魚 そのほか

2007年08月22日 00時10分05秒 | 2007夏期沖縄旅行レポート


沖縄の魚もこれが最後です。

ナンヨウブダイChlorurus microrhinos   (Bleeker)写真無し
ナンヨウブダイはブダイの仲間で「イラブチャー」と呼ばれるものの一種です。ブダイ類はかつては「・・・イラブチャー」と呼ばれていましたが、現在では「青ブダイ」で統一されている感があります。高知県以南の分布ですが、高知県では見たことありません。

オオモンハゲブダイ Chlorurus bowersi   (Snyder)
頭部から鰓蓋後方までのびる大きな橙色の模様が特徴ですが、この模様がないものもいるようです。牧志の公設市場で購入しました。分布は琉球列島以南です。色が美しく、余り大きくならない種で、観賞魚にもなっています。

ミゾレブダイ Leptoscarus vaigiensis   (Quoy and Gaimard)
ブダイ類では地味な魚です。この種はブイに付着していた海藻ごと掬って捕まえました。ブダイ類では珍しく、雌雄異体だそうです(つまり性転換をしない、ということです)。分布は和歌山県以南で、高知からも記録されています。

ミツボシキュウセンHalichoeres trimaculatus   (Quoy and Gaimard)
沖縄の浅瀬には多いベラです。これは本島中部で採集しました。この写真の個体は雄だと思います。分布は和歌山県以南で、高知柏島でも見たことがあります。ただし浅瀬では同属のイナズマベラやホンベラのほうが圧倒的に多いです。

ハコベラ Thalassoma quinquevittatum   (Lay and Bennett)
これは那覇の港で採集した個体です。体に白い帯が数本あり、これは雌の特徴だそうです。

ノコギリダイ Gnathodentex aureolineatus   (Lacepède)
沖縄ではフエフキダイ類は高級魚ですが、今回つれたフエフキダイ科魚種は本種のみでした。和歌山県以南に分布しますが、稀種です。沖縄や小笠原では沢山見られます。

ニセクロホシフエダイ Lutjanus fulviflamma   (Forsskål)
この魚は沖縄県沖縄市で採集したものです。水槽では黄色っぽくなり、背中の目玉模様も合わさってまるでチョウチョウウオのような雰囲気です。でも大食漢です。

ニジエビス Sargocentron diadema   (Lacepède)
この個体は那覇新港で釣りにより採集されました。赤い地色がまぶしいです。背鰭棘の鰭膜がなかなかかっこいいです。から揚げにして食べましたが美味しかったです。

カワスズメ(モザンビークティラピア)Oreochromis mossambicus   (Peters)
国外移入種であるこの魚の生命力はすさまじく、海水の2倍の塩分に耐えられるのだそうです。波打ち際に見られました。

ハタタテダイHeniochus acuminatus   (Linnaeus)
アクアリストの憧れであるのがチョウチョウウオ類です。今回はあまり多くの種類が見られませんでした。チョウハン、フウライチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオの3種を見ました。

沖縄の魚は以上です。

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沖縄の浅瀬は、テンジクダイ類の宝庫だった。

2007年08月19日 00時39分41秒 | 2007夏期沖縄旅行レポート


僕はテンジクダイの仲間が結構好きです。一般的な観賞魚として流通されるのはイトヒキテンジクダイ、キンセンイシモチ、レッドストライプドカーディナルフィッシュApogon margaritophorus 、アマノガワテンジクダイ Pterapogon kauderni、マンジュウイシモチSphaeramia nematoptera ぐらいですが、他にも魅力的なテンジクダイはまだまだ沢山います。沖縄では、そんな魅力的なテンジクダイが沢山見られました。

ヒラテンジクダイApogon compressus   (Smith and Radcliffe)
このテンジクダイは那覇港で採集できたものです。からだにある黒い縦縞のなかでもっとも上の一本は肩部で分岐します。眼が青いくて、とても綺麗です。

オオスジイシモチApogon doederleini   Jordan and Snyder

太平洋側の中城で採集しました。これは今回、中城で採集された唯一のテンジクダイ科魚類です。体を通る縦縞の数などで他の近縁種と区別できます。千葉県以南に広く分布しており、関東では釣りの外道です。

ミヤコイシモチApogon ishigakiensis   Ida and Moyer
琉球列島とフィリピンの磯・サンゴ礁域に生息する普通種です。ですが記載されたのは1974年と比較的新しいです。この個体は糸満で採集したものですが、この後那覇でも採集しています。糸満で採集できた唯一の魚です。口に見えるのはオキアミの殻です。

リュウキュウヤライイシモチCheilodipterus macrodon   (Lacepède)
これも那覇で釣りました。「WEB魚図鑑」内のBBSでお話したところ、この仲間の分類については混乱があるようです。高知で見られるものに比べると、やや小さいです。


ヤライイシモチ Cheilodipterus quinquelineatus   Cuvier
これも那覇で釣った個体です。体には黒色の縞模様が5本あります。この縦縞の数で他のヤライイシモチ属との区別が容易です。この魚を釣ったのは日没後でしたが、このころになると他のテンジクダイ科魚種もよくつれます。高知でも稀に見られます。(写真はブレています)

今回はこれらのテンジクダイ類に会うことができました。他にも沢山のテンジクダイ類が沖縄に住むそうですが、これは次回のお楽しみ、ということで。次はスズメダイでも。

 

 

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昨日かえって来ました。

2007年08月17日 22時11分50秒 | 2007夏期沖縄旅行レポート

昨日沖縄から帰ってきました。結構色々な魚介類を採集してきたのですが、帰りに重大事故が起きてしまい、・・・です。

しかしのこった魚達は元気。フエダイやベラ、ブダイ類なども採集してきました。

写真は沖縄の公設市場で購入したブダイ科のお魚、オオモンハゲブダイです。頭部・鰓蓋付近にある大きなオレンジ色の斑紋が目立ちます。ブダイ類は多くの種類が水揚げされていました。しかし全部イラブチャー、または青ブダイで統一されていました。見ただけでもイロブダイ、ハゲブダイ、オオモンハゲブダイ、ナンヨウブダイ、ヒメブダイ、スジブダイ、ヒブダイ、イチモンジブダイがいました。その中では一番イチモンジブダイが多かったです。

オオモンハゲブダイChlorurus bowersi   (Snyder)

このほか、生まれて初めてハタタテダイをつることができました。

ハタタテダイはサヨリ用の針+オキアミで釣り上げました。小さな竿+針の項で紹介した竿で釣ったもので、強烈なアタリでした。ミーバイ(ハタ)でもつれたのかと思った(汗

ミツボシキュウセンHalichoeres trimaculatus   (Quoy and Gaimard)

再度見直したいのがベラの仲間です。写真のベラは本島海岸には多く見られる(多分)ベラの「ミツボシキュウセン」なのですが、この魚はとても美味しかったです。から揚げにして食べましたが、刺身でもイケルのではないか、とおもっています。オトメベラとは違って(笑)でも今回乙女は1匹しか釣れませんでした。高知にはすごく沢山いるのですがね。

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与論島

2007年08月09日 14時08分18秒 | 2007夏期沖縄旅行レポート


船は鹿児島最南端の与論島につきました。風は強いですがうみはとても綺麗です。

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沖縄へ向けて出発!

2007年08月08日 18時15分24秒 | 2007夏期沖縄旅行レポート


18時13分船が出航、桜島ともお別れです

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