魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

淡水魚水槽

2013年04月27日 22時11分45秒 | 魚介類採集(淡水・汽水)
引越してからいちども淡水魚水槽の記事を書いていなかったのですが、久しぶりに書きます。魚はナイジェリア産のカワアナゴを失ったのですが、ほかの種類は概ね元気です。
 
 
カワアナゴの仲間は、中性から、アルカリ性の水を好むものが多いです。今回は観賞魚店で販売されていた「サンゴの化石」なるものを使用し、水質安定を試みます。
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健やかに・・・

2013年04月24日 20時32分07秒 | 魚介類飼育(海水)
 
水槽の様子は、前回までとほとんど変わらないのですが、ウミウシの食害を受けたコモンサンゴは完全にお亡くなりになってしまい水槽から出しました。今はもらいもののウスコモンサンゴが残っていますが、これは守らないといけません。
 
今日は水槽内に健やかに育つ「ある生物」を発見しました。
 

 
ライブロックの中に潜んでいた多毛類、文字通り多数の毒毛があるウミケムシの仲間。タテジマウミケムシという種類が近いようにも見えましたが、よくわかりません。以前、ウミケムシに触った時はかぶれました。
 
 
小さなケースに入れて観察しましたが、翌日見たときにはなぜかお亡くなりになってしまっていました。ウミケムシの仲間はほかの生物を襲う場合もあるようなので、注意するべき生き物です。
 
 
コモンサンゴはあまり好調ではないのですが、魚のほうは順調です。スミゾメハナハゼは、ほかの遊泳性ハゼと同じく協調性があり飼いやすい種類。
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イッテンアカタチ

2013年04月22日 20時49分18秒 | 魚紹介

 

 
イッテンアカタチはブログに登場するのは2回目ですが、前回はインドアカタチのついで的な感じでしたので・・・。今回は改めてご紹介します。

 
イッテンアカタチは背鰭に黒色斑があります。この黒色斑は明瞭であることでインドアカタチと区別できます。また、インドアカタチおよびアカタチと異なるもう一つの特徴として、体側には模様はありません。釣りで採集された個体は、背鰭や臀鰭、尾鰭などがぼろぼろになっておらず、とても美しいのですが、この個体は残念ながら結構ぼろぼろになってしまっています。アカタチの仲間は大陸棚の砂泥底に生息し、釣りや底曳網などによって漁獲されます。この個体は沖合底曳網で漁獲されているのですが、沿岸の小型底曳網でも漁獲されます。
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ゴテンアナゴ

2013年04月21日 20時52分31秒 | 魚紹介

 
アナゴ科のゴテンアナゴAriosoma meeki (Jordan and Snyder, 1990)です。アナゴの仲間は体が細長いのが多いのですが、この種類はなんというか、「太くて短い」??
 
ゴテンアナゴは、マアナゴなどの仲間と異なりホンメダマアナゴ亜科と呼ばれる亜科に含まれています。ホンメダマアナゴ亜科の魚は6属からなり、本種をふくむゴテンアナゴ属が最大の属です。
 
日本には2属5種がしられ、メダマアナゴを除きすべてゴテンアナゴ属の種です。
 
ゴテンアナゴは、眼の後縁に2つの暗色斑点があること、後頭部に感覚孔がないことなどが特徴としてあげられます。臀鰭の色彩は縁辺が暗色になります。
 
マアナゴなどと比べて産業上の価値はあまり高いものではないのですが、産地では食用となっています。肉は焼いたり煮て食べると美味、卵も煮て食べられます。
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初めて見たよ

2013年04月19日 21時39分53秒 | 魚紹介
昨日届いた魚を今朝写真に撮りました。初めて見る魚が入っていて、びっくり。
 
アマダイ科のキアマダイBranchiostegus auratus (Kishinouye, 1907)です。

日本産アマダイ科魚類は1属、5種が知られており、本州~九州沿岸ではアカアマダイ、シロアマダイ、そしてこのキアマダイが見られます。スミツキアマダイは山口県でも採集されているようですが、普通は東シナ海に分布、昨年新種記載されたハナアマダイは琉球列島周辺の泥底の海に分布します。

キアマダイは背中線が黒く、シロアマダイやハナアマダイと見分けることができます。アカアマダイやスミツキアマダイとは、以下の特徴によって区別されます。
 
アカアマダイ
 
キアマダイは、日本の広域に分布し、もっともよく消費されているであろうアカアマダイBranchiostegus japonicus (Houttuyn, 1782)に似ています。この2種は頭部の特徴により区別できます。
 
キアマダイBranchiostegus auratus (Kishinouye, 1907)の頭部。キアマダイの眼のやや前方下には白色線が1本あります。頬の鱗は明瞭です。
 
 
アカアマダイBranchiostegus japonicus (Houttuyn, 1782)の頭部、眼の下には白色線がなく、眼後下縁には三角形の斑があります。頬の鱗はその多くが皮下に埋没し、不明瞭です。ちなみにこのアカアマダイの眼の周りに白い輪のようなものがあるように見えますが、これは目玉が飛び出ていた状態だったのでした。
 
アカアマダイはキアマダイ同様、沖合底曳網漁業などによって漁獲されるのですが、キアマダイよりもやや浅い場所に多く生息しています。
 
スミツキアマダイBranchiostegus argentatus (Cuvier, 1830)は東シナ海では漁獲されるのですがそれ以外では少なく、東日本ではなかなか出会う機会のないアマダイです。したがって、スミツキアマダイの写真はなし。キアマダイBranchiostegus auratus (Kishinouye, 1907)の背鰭、前のほうに黄色域があるのですが、それ以外には目立つ斑紋はなし。スミツキアマダイは背鰭に黒色斑が並んでいるようです。また、頭部眼の下には2本の白色線がありキアマダイと区別できます。
 
いずれの種類も食用として重要です。シロアマダイは日本産アマダイでは最も美味とされ、お値段も張りますが、アカアマダイはシロアマダイよりも安価、白身で塩焼き、刺身などに向いています。
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