魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

アカホシキツネベラ

2014年07月24日 21時28分24秒 | 魚紹介

ベラ科は世界中の熱帯~温帯、一部亜寒帯の海から500種あまりが知られており、海水魚の中でもハゼの仲間に次ぎ種類が多いグループとされています。鮮やかな色彩のものが多く、イトヒキベラやニセモチノウオ、ホンソメワケベラなどは観賞魚として人気がありますが、中型のホンベラ属、キュウセン、ササノハベラの類のように食用として重要なものもあり。シロクラベラやイラ等のイラ属魚類や、メガネモチノウオやヤシャベラなどのモチノウオ属など大きくなるものは釣り魚としても人気です。

タキベラ属の魚も食用として人気があります。今回和歌山から来たのは、タキベラ属のアカホシキツネベラBodianus rubrisos Gomon, 2006です。

写真の上の魚が「アカホシキツネベラBodianus rubrisos Gomon, 2006」下が「キツネダイBodianus oxycephalus (Bleeker, 1862)」です。2種類ともよく似ているのですが、上のアカホシキツネベラは赤い線が細めで、そのほかに小さな赤色斑が多数あるのが特徴です。キツネダイにはこの小さな赤色斑が見られません。

キツネダイは関東以南の太平洋側ではよくあがるのですが、このアカホシキツネベラはやや珍しいのか、分布域もよくわかっていないようです。幼魚は伊豆半島などにも出現しますが、主に琉球列島以南にすみます。海外では台湾とインドネシアに分布するようです。

学名は従来から変更があります。Bodianus leucostictus (Benett, 1832)というのがあてられていましたが、この学名は現在、別種のスジキツネベラという種類に適用されております。従来はスジキツネベラの老成個体ともされ混同されたようです。スジキツネベラはまだお目にかかっていませんが、スジキツネベラも和歌山に生息するようなので、お目にかかる日を楽しみに待つことにしましょう。

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ハチマキダテハゼも美しい

2014年07月21日 18時40分47秒 | 魚介類飼育(海水)

我が家の水槽に来て長い(といってもまだ8か月ほどですが)ハチマキダテハゼAmblyeleotris diagonalis Polumin and Lubbock, 1979。ダテハゼの仲間も種類は豊富で、殆どの種が体側に有色の横帯をもちます。体に黄色の美しい斑点があるヤマブキハゼや、横帯が薄く尾鰭の模様が派手なヤノダテハゼ、赤いバンドが派手なクビアカハゼなど、色彩が綺麗なものの人気が高いのですが、この種類も負けじと美しいものです。

腹鰭が薄い黄色で青い縞模様が目立ちます。上の写真を見るとわかりますように尾鰭にもアルファベットのCの文字のような斑紋。第1背鰭には小さな斑点があります。臀鰭には縦縞模様が。最近イエロータイルフィッシュを入れたその時当たりから、自分の「縄張り」を主張するため大きく口をひろげ、各鰭も思いっきり広げてアピールをします。

魚は概ね問題なし、問題はサンゴで5月に水槽に入れた紫色のハナガタサンゴの色が薄くなってしまいました。他のサンゴには何も問題なく寄生虫や水温に問題があるようには見えません、光が問題でしょうか。赤い円形のハナガタサンゴも同じような現象が起こっており、照明については見直しが必要かもしれません。

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海水水槽周り

2014年07月08日 18時29分02秒 | 魚介類飼育(海水)

海水の水槽はベラを隔離しイエロータイルフィッシュも水槽になれたのか、よく泳ぎ回るようになりました。現在の寝床はタバネサンゴと岩の隙間で、夜間に水槽を覗くとかならずそこにいます。餌も元気によく食べます。青色LED照明の下でもまぶしい黄色が美しいです(写真ではうまく再現できませんが)。

この種類は温和・・・と思いきや、ゼブラハゼやアケボノハゼとは若干争うようになりました。とはいっても、餌を独占しようとしたりする程度です。この種は頭を下にしてふっ、と一息ふいて砂を舞い上げる習性があるようです。砂の中に生息する餌を探しているのでしょうか。結構頭のほうもよいものです。

サンゴ水槽の硝酸塩

サンゴ水槽の硝酸塩。0。

金曜日には水質検査もしました。硝酸塩の検査ですが、色がかわらず「おかしいな」とおもい、ウツボ水槽でも同じようにやってみると、あっというまに赤ワインのような美しい色彩に。といっても、ワインのような色ではないのが本当はよいのです、念のため。ウツボ水槽のろ過は「水作エイト」をドボンと沈めているだけ。今年の頭に入れたと思うのでそろそろろ材の交換の時期でしょうか。イカなども一週間から10日に1、2回という間隔であたえているので、それが水を汚す原因になっているのかとも思います。

ウツボ水槽の硝酸塩濃度。フラッシュをあてないとこんな感じ

サンゴ水槽で硝酸塩が少なくなったのはやはり海藻の力でしょうか。個人的には海水の水槽にも緑があったほうがいいな、ということでクビレズタやヨレズタなどの海藻類をよくいれているのですが、この海藻は硝酸塩を吸収し、吸収した海藻を水槽の外に出すことで硝酸塩を排除する、というシステムもあります。現在は24時間エアコンで温度上昇を防いでいますが、近いうちに水槽用クーラーをつけます。

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