魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

イズカサゴ

2011年11月29日 19時48分11秒 | 魚紹介

イズカサゴScorpaena neglecta   Temminck and Schlegelは、おそらく2回目の登場です。前回同様沖合底曳網船で獲れたものですが、前回よりもひと回りほど大きく、体長20cmほどあります。

カサゴの仲間は長寿な魚としても知られ、数十年生きるといわれており、また深海性のメバル属の大型種、俗に「メヌケ」と呼ばれるものの中には100年も生きるといわれております。イズカサゴも、数十年生きるといわれますが、残念ながらその生態はいまだによくわかっていないようです。メバル属の魚は仔魚を産むのですが、このイズカサゴは卵生とされます。

イズカサゴという名前はあまりなじみがないかもしれませんが、それもそのはず、一般に釣り人の間や、市場関係者、レストランの間では「オニカサゴ」と呼ばれています。しかし、実際にはオニカサゴという標準和名をもつフサカサゴ科の魚がありますので注意が必要です。近縁のフサカサゴも同様にオニカサゴと呼ばれており、いわゆる「混称」なのでしょう。

さて、味のほうですが肉は白身で、刺身、塩焼き、唐揚げ、煮つけ、ブイヤベース、鍋、まで様々な料理に使うことができます。美味しい魚です。さばくときの注意としては、背鰭の棘があげられます。この背鰭棘は大変に強く刺されるといたいのです。あらかじめこの棘をよく切れるはさみやニッパーでとってしまうのもよいでしょう。

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シマゾイの刺身

2011年11月27日 23時35分16秒 | 魚介類を食べる

本日の夕食のおかずは、シマゾイのお刺身でした。体長26cmとやや大きめで、刺身で食べてみましたところ甘味も適度にあり、脂ものり美味でした。

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ホヤの給餌

2011年11月26日 23時13分20秒 | 魚介類飼育(海水)

現在水槽には「ベニボヤ」という」ホヤの仲間がいます。この種は赤い体が大変美しいです。一見サンゴの仲間に見えますが、まったく別のグループです。脊索動物と呼ばれるグループで、この中にはナメクジウオのグループ、ホヤのグループ、脊椎動物のグループの3つに分けられています。

しかし、目に見えた動きには乏しくなかなか、それらと近縁とは気づきにくいでしょう。

餌をスポイトで与えますと・・・

入水・出水孔を閉じました。餌を捕食するのです。ホヤの仲間はこの「餌」がないと飼育は難しいそう。餌がないと泳いでどこかへ行ってしまうこともあるのだとか・・・わが家では冷凍のワムシと呼ばれる餌を溶かして、スポイトで直接ホヤの上に吹きかけてあたえます。

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カマツカ

2011年11月25日 19時21分51秒 | 魚紹介

淡水の底生魚、カマツカPseudogobio esocinus (Temminck and Schlegel)です。カマツカは、名前だけは2度ほど登場していますが、写真をアップするのは今回が初めてです。日本においては、北海道や沖縄などを除く、ほぼ各地の河川、あるいは湖沼に生息するコイ科の魚です。

現在、標準和名で「カマツカ」と呼ばれるものには、DNAを使った解析によると3つの分類群に分けることができるようで、これらはそれぞれに独立した別種という考えが最近受け入れられています、ただし形態にはわずかな差異がみられるものの酷似しています。この個体は神奈川県で獲れたもので、「はこ」さんからのいただきものなのですが、なかなか難しいですね。

カマツカは底釣りや、手網、などで簡単に漁獲することができます。場合によっては、「手づかみ」でとることさえ可能です。美味しい魚とされていますが、今回は写真のようにフォルマリンを使って鰭たてをしてしまったので、食してはおりません。このあとは耳石を採取しました。はこさん、ありがとうございました。

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アメフラシ登場

2011年11月23日 21時41分42秒 | 魚介類飼育(海水)

我が家の水槽に突如出現した生物、おそらく「アメフラシ」の仲間です。アメフラシは巻貝などの仲間で、腹足を使って水槽内を縦横に歩き回ります。そのスピードは、案外と速いものです。同じ水槽にいるハナビラダカラガイよりも速いです。

一見、不気味ではありますが、よく見ると赤茶色と淡色の模様があり、青い斑点もあったりして大変美しい生物です。今のところ、サンゴや、各種無脊椎に無害なので、放置しています。藻類食とも言われており、コケを食べることもあるかもしれませんが・・・

我が家の水槽にはほかにも貝類が数種あり、これらも近日公開したいと思っております。

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