魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

年度終了

2013年03月31日 21時01分07秒 | 魚介類飼育(海水)

今日で平成24年度も終わりました。今年度はあまり海に行けず、引越しや、魚類検索の新版が販売されたこともありあまり海に行ったりすることはできませんでした・・・。

 
これは今月11日に水槽に入れましたシコロサンゴ。一見地味なサンゴなのですが、ポリプが青白くてきれいなサンゴです。造礁サンゴの一種で、あまり飼育されていないのですが、高知や愛媛の海にはこれが沢山あり、個人的には好きなサンゴです。
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チンアナゴ

2013年03月30日 19時20分05秒 | 魚紹介

アナゴ科の魚は日本から25種が知られていますが、このブログではギンアナゴくらいしか記事がありませんでした。
今回はアナゴのなかでも奇妙な種類、チンアナゴHeteroconger hassi (Klausewitz and Eibl-Eibesfeldt, 1959)をご紹介します。
チンアナゴはアナゴ科の中で、チンアナゴ亜科に含まれています。この仲間は胸鰭が小さく、体がほかのアナゴ科魚類よりも明らかに細長いという特徴があります。チンアナゴ亜科にはシンジュアナゴ属と、チンアナゴ属の2属からなり、いずれの属も日本に分布します。チンアナゴはチンアナゴ属で、同属の日本産種にはほかにゼブラアナゴHeteroconger polyzona Bleeker, 1868が知られます。ほか、マスクドガーデンイールHeteroconger lentiginosus Böhlke and Randall, 1981ではないかと考えられるものが和歌山や沖縄、愛媛などで写真撮影されています。
 
独特の生態は、サンゴ礁の水族の紹介にはほぼ確実といっていいほど取り上げられます。サンゴ礁域の近辺の砂底に多数生息し、砂の中から頭だけだしてプランクトンを捕食するのです。その生態から水族館でも人気の生物の一つです。観賞魚としても流通します。
 
 
チンアナゴの和名の由来は犬の「チン」ににている顔だから・・・だそうですがあまりピンと来ないような。英名はスポッテッド・ガーデンイールといいます。砂の中に頭だけだして何匹もいる様子は庭の草木を連想させるからでしょうか。スポッテッドは、体側の模様でしょう。体側の小さな斑紋のほか、大きな楕円形の黒色斑が二つ。
 
 
もうひとつある黒色斑は、肛門です。肛門はウナギ目魚類の同定には欠かせないポイントの一つ。シギウナギや、ホラアナゴ科のアサバホラアナゴなどのように、頭部のすぐ後ろにあるものもいます。
 
鰭はうまく立てられなかったのですが、低いけどちゃんと鰭があります。チンアナゴでは胸鰭はあるのですが、胸鰭を欠く種類もいます。
 
 
チンアナゴの生殖腺。卵のようです。同じアナゴ科のマアナゴは沖ノ鳥島などの産卵場まで回遊するといわれていますが、本種はどこで産卵するのでしょうか。
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ありがとう

2013年03月29日 16時51分46秒 | 魚介類飼育(海水)
 
今日、水槽を見ますと、宮崎で採集したツムギハゼYongeichthys criniger (Valenciennes, 1837)のご遺体が目に入ってしまいました。ハゼの寿命はほかの魚に比べて短く、たまに尺を超えるというマハゼも寿命は1または2年、ということで、あまり長生きはしないと知ってはいたのですが・・・。
 
 
結構シャイなわりにはどん欲で、同居していたアゴハゼもばりばり食ってしまうほどに元気そうだったのですが・・・。
 
結局、空っぽの水槽だけがのこされました。
 
ありがとう。。。
 
コメント (2)
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アカマツカサ属幼魚

2013年03月28日 15時37分13秒 | 魚紹介

 
魚の稚魚や幼魚は面白いです。同定困難のものも多いですが・・・。
 
写真は三重県の方から頂いたイットウダイ科アカマツカサ属の魚の幼魚です。

アカマツカサ属の魚は、日本から15種が報告されていますが、多くの種類が琉球列島以南や種子島・屋久島、あるいは小笠原諸島に生息し、本州の沿岸ではあまり種類を見ることができません。

 
 
上の個体のアップ。側線有孔鱗数が下の個体よりも、なんとなく多いように見えますが、キチンと標本を見て計数する必要がありそうです。側線有孔鱗数が30枚以下のグループにはアカマツカサやナミマツカサ、ウロコマツカサなどが、32枚以上のグループにはコガネマツカサやキビレマツカサ、クロオビマツカサなどがあります。
 
 
頭部の骨が少し前方に露出しているユニークな形です。
 
 
イットウダイ科アカマツカサ亜科の日本産のものは4属からなり、そのうちアカマツカサ属のもののみは背鰭棘数が11、あとの3属は12であるので区別できます。この個体は背鰭棘のうち1本が折れてしまっており、12棘と勘違いしました。
 
リンク修正しています、「日本淡水魚類愛護会」「宇和海の魚」URL変更されていましたので修正してます。私にはトウヨシノボリをクロダハゼに修正する力はまだなし、過去記事をなるべく修正しないのが私のポリシー?
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タバネサンゴ

2013年03月26日 22時15分35秒 | 魚介類飼育(海水)

 

もう1年前に購入したタバネサンゴ、おそらくネジレタバネサンゴのほうだと思われるもの。ですが、水槽での成長している様子がよくわかるサンゴです。

タバネサンゴは1年前に購入した時は細い枝ぶりで、特売品のなかにあったものですが、今はかなり状態も良くなってきています。サンゴの肉の部分もぷりぷりとしてきて美味しそう・・・ではなく元気そう。1枚目の写真は朝に撮影したもので、朝と、餌をまいた時はこういう面をみせます。

こちらが通常の状態。ですが昨年の記事にくらべて大きくなってきていることがわかると思います。円形のやつは、ハチの字になって、そしてそこから二つに分かれていってるような感じがします。白っぽい「しもふり」もあり派手ではないのですがとてもきれいでお気に入り。
 
 
 
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