魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

当店の唐揚げは国産(五島列島産)を100%使用しております。

2014年09月04日 19時34分40秒 | 魚介類を食べる

昨日このブログでご紹介いたしました鶏肉・・・ではなくオオモンカエルアンコウ肉Antennarius commerson (Latreille, 1804)の唐揚げになります。食べた感じはやはり同じアンコウ目魚類であるアンコウに近い感じできわめてよい感じ。内臓は念のため食しておりません。カエルアンコウは何でも食います。フグとか食ってたらイヤじゃないですか・・・。まとまって漁獲されるのであれば食用に良いのでしょうけど、なかなかそうはいきませんね。

続きましてこちらは前々回のブログでご紹介したヌタウナギEptatretus burgeri (Girard, 1845)のにんにく炒めとなります。日本海側の地域ではよく食されておりますが、韓国からの密漁もあったようです。食べた感じは歯ごたえがあります。焼き肉のたれ風味でいただきました。にんにくを使ったこともあり臭みもなし。しかしながら次は新鮮で生きてるときに食べたいとは思います。
あまりにも簡単なものになりますがとりあえずこの2種を食した感想でした。
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オオモンカエルアンコウ

2014年09月03日 21時07分47秒 | 魚紹介

先月はほとんどウェブログを更新しませんでしたが、今月は頻繁に更新したいと思います。カエルアンコウ科のオオモンカエルアンコウです。

オオモンカエルアンコウは全長45cmに達することもあるようで、最大級の種類といえそうです。分布域は広域に及び、インドー太平洋および東部太平洋に分布しています。

最余はこの個体を見たとき、この種類によく似ているソウシカエルアンコウという種類かと思ったのですが、届いて胸鰭を見るとソウシカエルアンコウではないことがわかりました。

この分厚いのは上写真のオオモンカエルアンコウの胸鰭です。胸鰭軟条も1本1本が分厚いです。まあ私が見てきたアンコウ目の魚の胸鰭は分厚いものが多かったですが。ソウシカエルアンコウは胸鰭の先端が分岐しているのですが、このオオモンカエルアンコウでは分岐していません。また胸鰭軟条数もソウシカエルアンコウの13軟条よりも少ない11軟条のものが多いようです。この胸鰭の裏には...。

鰓孔があります。白い矢印の先のがそれ。とても小さい鰓孔です。カエルアンコウ属の魚は胸鰭基部に鰓孔があるのが多いのですが、日本国内では加計呂麻島と沖縄県から知られているロケットカエルアンコウという種は、臀鰭付近に鰓孔があるという特徴があります。

オオモンカエルアンコウは伊豆や高知県、九州南岸、沖縄、小笠原諸島など太平洋岸でよく見られる種類ですが、日本海や玄界灘の沿岸にも生息しています。この個体は長崎県の五島列島で採集された個体です。ダイバーに人気のある種類で、近年は観賞魚としての流通も見られますが、餌に難ありで初心者向きの魚、とは言いにくいものです。

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