魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

ウツボの蒲焼

2012年07月31日 23時06分27秒 | 魚介類を食べる

今年は土用の丑の日、夏には欠かせない食材のウナギの価格が高騰し、なかなか手に入らなくなりました。私はウナギはあまり好物ではないのですが、高知でこんなものを買ってきました。

ウツボGymnothorax kidako (Temminck and Schlegel)です。

ウツボといえば、黄色と黒の、関西地方でおなじみのカラー、を想像されますが、今回のは真っ黒。これは実はあぶってあるのでした。裏側を見ますと、串を刺した跡や、焦げがついているのが確認できます。

ちなみに購入した場所は、魚はかなり安価なのですが、ウツボだけは高い値段がついていました。あとイスズミもかなり高いように思いました。高知ではウツボは重要な食材となっています。他、千葉、和歌山、南九州ではよく食べられるようです。

タレは若干甘目に仕立てました。これをご飯の上に載せて美味しくいただきました。

ウツボは細長い体で、中々個人宅で綺麗にさばくのは難しい魚、私は前にアミメウツボで失敗しておりますので、こういうすでにさばいてあったものを食するのもよいでしょう。肉はウナギよりも量がありますが、魚というよりも肉という感じが奇妙、皮はコラーゲンの摂取ができそうで、女性に人気がでるかも。かなり美味でした。

ごちそうさま!

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磯遊び

2012年07月30日 19時24分07秒 | 魚介類採集(海水)

土日は高知県へ磯遊びに出かけていました。天気は曇りまたは晴れでしたが、帰路では一部地域で大粒の雨に見舞われました。

到着してからはまず荷物をおろし、キンセンイシモチなどを採集しました。その後、汽水域のポイントに移動。初日は気温もやや低めで涼しくいい気持ち。

港にはテングヨウジMicrophis brachyurus brachyurus (Bleeker)と思われるヨウジウオ科の魚がたくさんいました。障害物を掬うと、いつもはクロホシマンジュウダイやサザナミフグの幼・稚魚が入るポイントなのですが、今回はクロホシマンジュウダイの小さいのは全く見かけませんでした。ヒメツバメウオは、複数個体見ることができましたが、何れも大きい・・・大きいと素早いので採集は大変難しいです。その後は上流方面へも行ってみました。縞々模様のきれいなボウズハゼなども見ました。ボウズハゼはなぜかあまり縁がない魚で、見られてうれしいものでした。テングヨウジは、ユニークで面白いのですが、輸送が難しく、過去あまり長生きしていないので、リリースしました

ポイントを移動し、少年の釣り師たちと遊んでいました。

少年たちは大きな網を動かし、イシガキフグや、ハリセンボン、ソラスズメダイなどを追いかけていました。少年から、このイシガキフグChilomycterus reticulatus (Linnaeus)をもらいました^^

翌日は朝は起きて釣り、その後魚市場を徘徊した後、浅い潮溜まりで、遊ぶ。というスケジュール。朝の釣りではスズメダイ科のオヤビッチャを2匹釣り、その後オキゴンベを発見。警戒されるかと思いきや案外簡単につれてしまいました。市場では昨日の少年釣り師と再会。アカエイや巨大なオキザヨリ、カマスサワラに大興奮。

浅い潮溜まりにはたくさんの魚がいました。

我が家で飼育しているのと似ているキクメイシ。決してここで採集したわけではありませんが、本当にそっくり。間からは白っぽいイバラカンザシ?が、姿を見せます

こういう生物は造礁サンゴを壊さず採集するのが困難、ということで野外で遊ぶのが楽しいのです。手をかざすと、すぐに引っ込んでしまいます。

浅いところにもう1個体、見つけました。こちらはオレンジというか、赤というか、とても派手なものでした。

魚はここでは写真のクモギンポOmobranchus loxozonus (Jordan and Snyder)や、カエルウオ、クモハゼ、スジクモハゼ、ヤハズハゼ、ヘビギンポといった底魚のほか、シマスズメダイを多数、ボラの仲間の幼魚、ミヤコキセンスズメダイ、オヤビッチャ、テンジクスズメダイ、チョウチョウウオ、などの魚を見つけました。しかしおそらく40度を超える中、魚を追いかけるのは容易ではなく。結局クモギンポを1匹採集しただけでした。

そのあとは別のポイントへいったりするもこの暑さで魚はばて気味。でも久しぶりに魚と遊んでもらえて、満足して帰路につきました。

最初のバケツの中の魚は、またブログに書きます。

コメント (2)
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謎の連絡

2012年07月27日 14時04分52秒 | 魚介類採集(海水)

きのうはブログのネタも思いつかないので、お休みしました。明日から海に行ってきます。今シーズン初の釣りです。こうご期待。

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アマエビをいただきました。

2012年07月25日 22時53分38秒 | 魚介類を食べる

ありがとうございました!ご馳走様です。

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フィリピン魚74.ユメウメイロ

2012年07月24日 20時57分15秒 | 魚紹介

今日のフィリピン魚は、タカサゴ科のユメウメイロCaesio cuning (Bloch)です。

タカサゴ科の魚はインド・太平洋域、紅海沿岸に生息する魚たちです。本種は体の色がくすんだ青色で、背鰭は薄い黄色です。よくにたウメイロモドキCaesio teres Sealeの色彩は鮮やかな青色、背鰭は鮮やかな黄色となります。

しかし確実に見分けるのであれば、頭部背面の鱗を見るのが確実。本種の場合頭部背面の中央部の鱗域がつながりますが、ウメイロモドキの場合はその中心に鱗がないようです。

このほか臀鰭でも見分けられます。棘数は他の同科魚類も3棘(たまに見えにくい場合があり)ですが、軟条数はウメイロモドキは12に対し、本種では11と少ないです。

タカサゴ科の魚はフエダイ科に近いようで、かつてはフエダイ科のなかに入れられていました。本種は、近縁のウメイロモドキとともに、フエダイ科のウメイロとそっくりです。色、形、名前、すべてそっくり。本種はタカサゴ属に含まれる種類です。しかし、標準和名タカサゴは、別属のクマササハナムロ属のものです。タカサゴ属はやや体高があり (クマササハナムロ属ではやや低い) 、前上顎骨の後方に突起が1つある (クマササハナムロ属では2つある) ことで区別されます。

ウメイロParacaesio xanthura (Bleeker)はフエダイ科の魚です。やや体高があり、頭部の形状もちがって見えます。ウメイロは、またどうしても書きたいネタがあり、今度改めて書こうと思っています。ウメイロの写真はミトさんからお借りしました。ありがとう。 

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