魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

ウニ2種

2008年06月26日 21時19分03秒 | 魚介類採集(海水)

ウニの仲間は「棘皮動物」と呼ばれ、小さな棘が体を覆います。この仲間のものはナマコやヒトデ、ウミシダなどが含まれ、ムラサキウニ、バフンウニ、マナマコ、キヒトデなど食用になるものも知られています。

この写真のウニ2種は「ツマジロナガウニ(上)」「ナガウニ(下)」と呼ばれるもので、何れも食用になりません。でも魚が釣れないときに網を振り回せばよく入っている、暇人釣り人の「親友」であるともいえます。

ウニの仲間はコケもとってくれるようですが、水槽壁などを傷つけますし、飼育も難しいところもあります。私はリリースします。

「磯やけ」の原因で、漁師さんには嫌われてます。(ガンガゼほどでない)

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マアジ

2008年06月21日 00時00分21秒 | 

今日(というか昨日)は本当に大雨+異常なまでの湿気による蒸し暑さですごしにくい1日でした。

憂鬱なので描いてみた絵(というかイラスト)を張り。

スズキ目アジ科のマアジTrachurus japonicus です。食卓に並ぶアジの中では最もポピュラーなものといえるでしょう。日本各地~東シナ海に生息するものです。

マアジは日本産は1属1種ですが、世界にはミナミマアジ、ニシマアジ、ニュージーランドマアジ、チリマアジ、タイセイヨウマアジなどよく似たものがいて同定が厄介です。世界中では約15種が知られ、以上にあげた5種の海外産種は日本にも輸入された実績があります。

 

マアジは宇和海でもおなじみの食用魚で、刺身をはじめ、塩焼き、唐揚げにして食べたり、養魚用の飼料にもなったり、アオリイカ(モイカ)釣りのえさにも使われます。

とりあえず今は外に出られそうもないので、このような絵が続くかもしれません。

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貝のお話

2008年06月17日 22時36分29秒 | 軟体動物(貝類・頭足類)

今日は雨は降りませんでしたが、湿度が高く、余計にすごしにくい一日でした。

さて、ここで貝の名前についてですが、

この貝、前々回の記事ネタの貝なのですが、「コモンダカラ」ではなく、「ナシジダカラ」という名前だそうです。「和名」としていないのは、貝の標準和名には様々な混乱があるためです。たとえば「ハナビラダカラ」という和名をつけている本と「ハナビラダカラガイ」という和名をつけている本があるなど・・・

ちなみにコモンダカラというのはこういう貝のようです。他にカモンダカラとかいうのもいたりして、ややこしい。

ようやくナシジダカラの外套膜を撮影しました。画質は相当悪いですが。現物ははっきり言ってすごいです。

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続・隠れた美魚「ヒメイチ」

2008年06月13日 19時13分26秒 | 魚紹介

宇和島は本日は晴天なり。曇りも朝までなり。昼過ぎてからは暑くて大変。

帰宅前に市場によって見ますと真っ赤な魚がいました。この魚は「ヒメイチ」の一種なのですが前に紹介したウミヒゴイとは違う種類のヒメイチです。

「沖ひめいち」という名前です。標準和名はオキナヒメジ、もちろんスズキ目ヒメジ科、ウミヒゴイ属の魚です。

この美女も、おいしそう!

美女を味わうためには、ちゃんとした手順を踏まなければなりません。これは人間でもおんなじ(笑)。まずはこの大きな鱗を落としてあげるのがいいです。包丁についた鱗から見ても分かるように、この仲間の鱗は大きいですので、簡単におとせます。

 

3枚におろした後、熱湯をかけ、丸まった身を氷水にさっとつけます。

小さく切ってできあがり。

そしてこれをしょうゆに漬けて口に運びます。おいしい!ちょっともちっとした脚・・・いや、身がちょっと独特です。薬味はおろし大蒜で、これが「引き立て役」になっているようですね。

今年の夏休みは沖縄にも行く予定です。現地でしか味わえない「インドヒメジ」「マルクチヒメジ」なども味わいたいですね。

あと、クビサおめでとう!

コメント (2)
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タカラガイ科「コモンダカラ」

2008年06月12日 23時59分30秒 | 軟体動物(貝類・頭足類)

 

今日はパイプが外れて水槽がえらい目にあいました。

おかげで部屋はびしょぬれ。大家さんに怒られないかが心配です。(死魚などはなし。ほっ)

今日紹介するのはタカラガイ科の「コモンダカラ」という貝です。5月に採集しました。

 

タカラガイの仲間はカイメンなどの付着生物を食べるものが多いのですが、本種はどうでしょうか。水槽内の藻類を好んで食べていると思われます。ちなみに今の水槽には採集してもう1年以上たつハナビラダカラガイもいます。

コモンダカラの外套膜はまだ撮影していないのですが、ソフトコーラルの「トサカ」の類のような皮弁があります。そしてこの種が歩いているとトサカが付着した岩が歩いているように見え、すごいです。外套膜の写真も近いうちにアップしたいです。

※写真紛失

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