Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

iPod 2002 Model を引っ張り出してみたら… 10月3日 2016年

2016-10-12 | Weblog
iPhone 7 の記事を書いていてふと、apple のデザインが頭を過ぎりました。

アップルの製品を購入したのはこの iPod が初めてでした。(*2002年第2世代)

Windows ユーザーで VAIO 505 好きだったオジサンは、出来ればS社のミュージック・プレーヤーを購入したかったのですが、残念ながら製品としての魅力に乏しく購入には至りませんでした。

そんな時に手にしたのがこの“iPod”でした。

デザインも機能も衝撃的でした。

S社の製品とは全く話にならないくらいの違いを感じました。

iPhone 7 の記事にも書かせていただきましたが、この頃の apple の製品にはデザインに力がありました。

デザインが製品の全てを物語っているのを感じさせました。

今見ても惚れ惚れするくらい素敵なデザインです。



暫く振りに iPod を出してみましたら、写真のような状態になっていました。

バッテリーがパンパンに膨れてパネル部を押し出しています。

ビックリしました。

いま、海外メーカーのアンドロイド・スマートフォンが発火事故で販売中止に追い込まれました。

別にその事故に絡めて記事を書くつもりではありませんでしたが、ゾっとしました。




思い切り膨れ上がっています。

持つのもちょっと怖かったです。

破裂でもされたら大変ですので、用心深いオジサンは、作業用ゴーグルを着用しました。



このバッテリーは、サードパーティー製の交換用をネットで購入したものです。



iPod の“ふた”を開けるためのツールがセットされているものでした。

中のバッテリーは、本来 iPod に装着されていたオリジナル・バッテリーです。

驚いたことに、製品では競合する“ソニー製”のバッテリーが使われていたことに当時驚きました。



製品では競合している間柄でもパーツメーカーとしては普通に取引をしているのですね。

「SONY FUKUSHIMA」という印字が読み取れます。

右の正常な状態が左のようになってしまうなんて…



赤矢印の部分、フロント・パネルのフックは5箇所とも欠損しています。

凄い力で押し出されたのが分かります。



こちらが、正常な状態のフック。

iPhone 7 の記事の準備と同時にこの画像を用意していました。

その時はリチウム・イオン・バッテリーの事故がこんな大事になるとは思っていませんでした。

そう言えば、思い出されるのはボーイング787のバッテリー出火事故です。

あのバッテリーも“リチウム・イオン・バッテリー”でした。

PCメーカー国内・海外数社がノートPC のバッテリーの不具合でリコールしたことがあったと思います。

携帯電話のバッテリーが内部で膨張しケースが閉じなくなるようなこともありました。

リチウム・イオン・バッテリーは製造に非常に高度の技術を要求される製品のようです。

製造過程で電池内部に極僅かな不純物が混入してそれが発火事故の原因となったり、急速充電などの取り扱いが原因の事故もあるようです。

昔は二次電池といえば「ニッカド」と言われるニッケル・カドミウムやニッケル・水素電池を指しましたが、その頃からすると「リチウム・イオン・バッテリー」は夢のような充電池です。

小さくて軽く、出力の大きなこのバッテリーがあっという間に身の回りの製品に使われるようになりました。

充電池特有の“メモリー効果”などもなく扱いやすいのも特徴です。

ユーザーの要求は、「もっと軽く」「もっと小さく」「もっとパワフルに」と、とどまることがありません。

メーカーはその要求に応えるために更なる性能アップに注力します。

そんな中、起こった事故の数々。

いずれこの問題は克服される時が来ると思いますが、それまではユーザーサイドも充電時の取り扱い(夜中や誰も居ない時に充電したまま放置するなど…)に注意する必要があるようです。

いま気になっているのは、ハイブリッド・カーやプラグイン・ハイブリッドに積載されているリチウム・イオン・バッテリーです。

大丈夫なのでしょうか?
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