まず、熊本城を観賞します。
ハチ君はホテルの駐車場に預け徒歩で向かいます。
*11時頃までは駐車スペースに置かせてもらえます。
素晴らしい晴天で暑くなりそうです。
日焼け止めを塗り、日よけの帽子をかぶり出発です。
青空をバックに大天守の白と黒が建物を引き締めます。
見学回廊入り口で入場料を支払います。
65歳以上の熊本市民は無料だそうです。
復興一口城主ではありますが…割引の対象ではなさそうで「正規料金」を支払います。
一度この回廊を歩いてみたかったので満足です。
8時半からの開城です。
まだ観光客も少なく気持ちよく鑑賞できました。
城内には様々な展示が行われていましたが、特にこの写真展?が気に入りました。
1958年天守再建時の写真はとても興味深いです。
「復興城主デジタル芳名板」というコーナーがありました。
自身のデータを入力すると復興城主として名前が表示されます。
「おぉ…本当に登録されているんだ…」などと感動してしまいました。
美しく復興された熊本城大天守・小天守をのんびりと観賞し、ホテルに戻りハチ君と鹿児島へ向けて出発です。
やってきたのは「大畑駅」です。
2017年大畑駅の記事はこちらから。
NAVIに乗っかり順調に「大畑駅」に向かっていると思っていたのですが…
あと僅か…という地点で「通行止め」に遭遇。
「マジか?」と迂回路を探しますが近付けそうにありません。
以前訪れた際には簡単なルートでしたが、今回は手強いです。
半ば諦めて引き返す途中、地元のご婦人に「大畑駅には通行止めでアクセスできないのですか?」と訊ねました。
すると最初は道順を説明してくださったのですが、私があまり理解していない様子を見て「私のクルマについてきて!」と先導してくださいました。
「なるほど…」こういう道順では地元の人しか分からないだろうな…と感心しました。
大畑駅のすぐ近くまで案内していただき後はもう間違えようのない処でお別れしました。
クルマから降りてお礼を述べました。
本当に親切な方でした。
「大畑駅」は以前と変わらない佇まいでひっそりとしていました。
駅待合室の壁にはびっしりと貼られた「カード」
まるで「千社札」のようです。
旧国鉄広尾線 「幸福駅」のようです。
訪れた想いをこのカードに託しているのでしょうね。
「大畑駅」から「矢岳駅」へ向かいます。
「大畑駅」のループを俯瞰できる丘を越えていきます。
懐かしさもありますが今回はそのビューポイントはスルーします。
初めて訪れた時のことを思い出します。
かなりハードな山道で「果たしてこの道で辿り着けるのだろうか?」と心配しながら走行しました。
途中、牧場があり大型トラックが走行していて、運悪く遭遇してしまうと退避場所までバックしないとなりません。
今回も2回、大型トラックと遭遇しました。
「よくこんな場所まで大型トラックが入ってこられるなぁ~」と感心しました。
先の「大畑駅」と比べると…じつにさっぱりとした外観です。
しっかりとメンテナンスが行われているのが分かります。
駅舎に掲げられた駅名標。
じつに趣のある歴史を感じさせるものです。
大畑駅のと同じデザインです。
ガラス製で周囲の景色が映りこんでいるのもそれなりの「味」です。
ホームのピカピカ駅名標
ここだけバランスが変わっています。
「矢岳駅」には「人吉市SL展示館」が併設されています。
初めて矢岳駅に訪れたのは、この「SL展示館」の蒸機を観賞するのが目的でした。
まだレールファン超初心者の頃でした。
肥薩線が運行されていた頃は「特急いさぶろう・しんぺい」が停車すると多くの観光客がこのSL展示館を観賞し、蒸機の前で記念写真を撮影していました。
今はそれもなく「油っけ」が抜けてうっすらと埃が積もっている蒸機の姿が寂しげでした。
「矢岳駅」観賞の次は…山道を走行して次駅「真幸駅」へ行こうかと思いました。
矢岳駅には営林署の職員の方がいました。
「真幸駅」への道路状況を尋ねましたが、道路工事中とのことで通行できないそうです。
今来た道を人吉まで下らないとなりません。
さすがにそれは面倒になり中止です。
「真幸駅」はパスしてお手軽な「嘉例川駅」にやってきました。
雰囲気は最高の駅ですが「矢岳駅」のようなアクセスに超ハードなハードルはありません。
割と新し目の駅名標。
やっぱ、「矢岳駅」や「大畑駅」のクラッシック・タイプが恰好良いです。
ホームにある駅名標。
JR九州のデザインではなく…国鉄時代のものなのでしょうか…
ネコ駅長さんがお昼寝中でした。
次は…「大隅横川駅」です。
こちらもアクセスは楽チンです。
嘉例川駅舎とほぼ同じデザインです。
明治時代、国鉄九州の標準デザインだったのでしょう。
「嘉例川駅」と同じ昭和の香りのする駅名標
「矢岳駅」や「大畑駅」の超クラッシックな駅名標を見た後ではモダーンな印象を受けます。
駅名標はJR九州タイプのものでした。
駅舎入り口に掲出されている「建物財産標」
「明治 36.1」と読めます。
あまり鮮明に撮影できていません。
実は…今回の九州取材、いつも使用している撮影機材を一切持ってこなかったのです。
iPhone の動画撮影だけでなんとかならないかとテストしてみました。
普段使用している撮影機材はスーツケース一個分 大荷物です。
それが今回は無いのでホテルのチェックイン・チェックアウトはものすごく楽です。
しかし…こうした近接撮影は「まだまだ」な感じですね。
今回のブログ画像は iPhone の動画から切り出した画像を使用しています。
ちょっと早めにホテルにチェックイン。
本日は鹿児島中央駅の隣、ホテル・アービック鹿児島です。
本日の走行は 252Km 平均燃費は 13.6Km/L と表示されています。
「矢岳駅」など山登りが多くて時間の割には距離は伸びませんでした。
ハチ君をホテルの駐車場に預け…シャワーをしてから向かった先は…
鹿児島中央駅のアミュープラザ5階にある「素敵庵」です。
初めてこのお店を知るきっかけは…霧島のホテル京セラに宿泊した際に、近くにあった「遊食豚彩 いちにいさん」というお店。
カウンターで板前さんと話していてお決まりの「どこからいらしたのですか?」という問いに「東京からです。」と答えたら「今度うちのお店が東京銀座に進出するんです」という話。
「それなら今度ぜひ伺います」ということになりました。
銀座の「遊食豚彩 いちにいさん」で同じ系列店の「素敵庵」を知りました。
私的には「素敵庵」の方が好みで幾度となく飲みに伺いました。
しかし2020年8月突然閉店となってしまいました。
お気に入りのお店がまた一つ閉店しまい残念でした。
そして2021年 偶然、鹿児島中央駅アミュープラザ5階にある「素敵庵」に立ち寄ったところ、なんと!
銀座店で接客していただいた顔見知りのスタッフの方がいらっしゃいました。
という訳で、今年もそのスタッフさんにも会いたくて再び「素敵庵」にお邪魔しました。
こちらでは「スペアリブ」を注文します。
写真のは「ハーフサイズ」です。
独りでビールのおつまみにはこれくらいで充分です。
私は「スペアリブ」はあまり好きなメニューではありませんでした。
手や口が油で汚れるのが苦手です。
しかし「素敵庵」のスペアリブは大好きになりました。
鹿児島の黒豚は食べやすく、その味がたまりません。
ホテル・アービック鹿児島の客室です。
ごく普通のシングル・ルームです。
オジサン独りの宿泊には何の不足もありません。
本日のGPS Log です。
熊本から鹿児島へまっすぐ下ってきただけに見えますが、「大畑駅」や「矢岳駅」の訪問は結構大変でした。
人吉の辺りでラインが太く錯綜しているのがそれを表しています。