世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日も皆さんと御一緒に聖書を開いてまいりましょう。
今日は創世記の5章24節です。
「エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。」
創世記5章には、人類最初の人アダムから生まれた子孫の系図が記されています。たくさんの子孫の名前が出て来ますが、その書き方には一つの特徴があります。例えば5節。「アダムは全部で九百三十年生きた。こうして彼は死んだ。」とあります。また8節。アダムの子セツは九百十二年生きてそして彼は死んだ、とあります。こんな調子で、誰それは何百年生きてそして死んだと繰り返されるのです。九百三十年、九百十二年。考えられない長生きと思われますが、大事な点は、どんなに長生きをしても、みんな「死んだ」と語られている点です。
聖書の中の伝道者の書にはこんなことばがあります。「人間も動物も、同じ空気を吸い、死んでいきます。ですから、人間が獣より優れている点などないのです。なんとばかげたことでしょう。どちらも同じ所へ行くのです。土から出て土に帰るのです。」(リビング・バイブル訳 ソロモンの人生論/伝道者の書 3章19、20節) 人間はどんなに健康食を食べ適度な運動をして健康に気をつかっても決められた寿命以上にいのちを伸ばすことはできず、やがて同じように死んでいきます。人生ははかないというべきでしょうか。
しかし聖書はエノクについてはこう語るのです。
「エノクは三百六十五年生きた。」(創世記 5章23節 新共同訳) 「エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。」(創世記 5章24節 新改訳) エノクの一生は三百六十五年。他の人に比べて約三分の一の短さです。しかしエノクに死はありませんでした。エノクは神と共に歩んだので、そのまま神のもとに帰ったからです。
クリスチャンである私の祖母の墓には『死は永遠に至る門である』という文字が刻まれています。神と共に歩んだ祖母にとって死は終わりではありませんでした。それは通過点であり、神のもとに帰る入り口にすぎなかったのです。
聖書を読み、教会に通い、神と共に歩む人生を歩むことによって本当の永遠のいのちを見い出していただきたいと思います。
( PBA制作「世の光」2007.11.08放送でのお話しより)
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