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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■前科の持ち主 / 黒木昭江

2024年09月20日 | Weblog

2024/06/14放送

 「世の光」の時間です。名古屋市の富田キリスト教会・金山キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。

 今週は、キリストと出会って人生が変えられた人のエピソードを聖書の中からご紹介します。
 今日金曜日は、罪を犯した過去を持つ人のエピソードです。

 彼の名前はパウロ。この人はユダヤの宗教原理主義者で多くの人を殺害しました。組織の一員としてクリスチャンたちを憎み、次々と牢に入れ、殺したのです。ある日パウロはもっと多くのクリスチャンを殺そうと思い立ち、別の町へと移動しました。そしてその途上でイエス・キリストに出会ったのです。

 劇的な出会いでした。突然、天から光が差し、その光の中からキリストは彼に語りました。
  「なぜわたしを迫害するのか」。
 その瞬間、パウロは目が見えなくなります。

 キリストはパウロを罰したかったのではなく、罪の生活から救い出したかったのでした。そして、一人のクリスチャンをパウロの元へ遣わし、その人が祈りをささげると、パウロの目からうろこのようなものが落ちて、見えるようになります。この時彼は、自分がこれまでしてきたことの罪深さを悟ったのです。

 パウロはクリスチャンになります。しかし、キリスト教会には、パウロによって殺された者たちの遺族がいました。パウロは加害者でした。パウロは信仰生活を送りながら、繰り返し繰り返し、自分の過去と向き合わされました。

 しかし苦しくなる度、キリストはパウロに十字架の恵みを語ってくださったのです。

 キリスト教会には十字架がかかっています。それは、神が人の罪を赦してくださったしるしです。後に使徒と呼ばれる伝道者となったパウロは、教会宛てにこんな手紙を書いています。
 「私は使徒の中では最も小さい者であり、神の教会を迫害したのですから、使徒と呼ばれるに値しない者です。ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました」(コリント人への手紙第一15章9節10節)

 神は私たちの罪も赦してくださいます。そして新しい人生をくださいます。
 ぜひお近くの教会をお訪ねください。イエス様はあなたが来られるのを待っておられます。


 ( PBA制作「世の光」 2024.6.14放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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