♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人生に迷う高齢者 / 黒木昭江

2024年09月17日 | Weblog

2024/06/11放送

 「世の光」の時間です。今週は名古屋市の富田キリスト教会・金山キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。

 大切な人との出会いが人生のターニングポイントとなることがあります。
 今週は、キリストと出会って人生が変えられた人のエピソードを聖書の中からご紹介します。

 今日火曜日は、人生の真理を求めていた高齢者のエピソードです。
 「四十にして惑わず」などと言いますが、今日ご紹介するニコデモという人は、歳を重ねても人生の答えを見出していませんでした。この人は宗教学者でしたが、宗教を教えながらも自分自身は救われている実感がなかったのです。

 ニコデモはある日イエスと出会い、この人こそ神がともにおられる本物の教師だ、と確信しました。彼はイエスのもとを訪れます。

 するとイエスは彼にこんなことばを語りました。

 「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません」(ヨハネの福音書3章3節)

 「神の国を見る」とは、神の救いをリアルに体験して生きていく、という意味です。まさにそれこそニコデモが求めていたものでした。けれどもその手段としてイエスが語ったのは、「新しく生まれる」。

 ニコデモは想定外のことばを聞かされて混乱します。彼はイエスに聞きます。「年を取った者がどうやってもう一度生まれることができるんですか?」。

 実はイエスが語った「新しく生まれる」ということばの意味は、クリスチャンとして人生を再スタートさせる、ということです。ですから、クリスチャンたちには誕生日が二度ある、とよく言われます。一度目は母親から生まれた日、そして二度目は神を信じてクリスチャンとなった日です。二度目の誕生日の後、クリスチャンは赤ちゃんがすくすく育つように、神の愛のもと、心が成長していきます。

 イエスはニコデモに、そして私たちに、何歳になっても人生を新しくすることは可能だ、と宣言されます。教会では、80代、90代でキリスト教の洗礼を受ける方々が大勢います。そして喜びに満ちて歩んでいらっしゃいます。

 番組をお聞きくださる皆様も、神の愛のもと、二度目の誕生日を迎えませんか?


 ( PBA制作「世の光」 2024.6.11放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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