2024/06/05放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
今から約二千年前、多くの人がイエス・キリストの語ることばに耳を傾けていました。場所はゲネサレ湖という湖の岸辺。その近くで網を洗う漁師たちがいました。シモン・ペテロと仲間たちです。彼らは夜通し働いても全く魚が捕れず、心身とも疲れて仕事を終えようとしていたのでした。
ところがその時、イエス様はシモンに言われたのです。
「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい。」(ルカの福音書5章4節)
これは冷静に考えてみると、漁を熟知しているプロに向かって素人が指図をしたということです。私がペテロの立場だったら、ちょっとイラッとして、「え? 今からまた?」と思いそうなのですが、聖書にはこう書かれています。
「すると、シモンが答えた。『先生。私たちは夜通し働きましたが、何一つ捕れませんでした。でも、おことばですので、網を下ろしてみましょう。』
そして、そのとおりにすると、おびただしい数の魚が入り、網が破れそうになった。」
ああ、これが祝福の原則なんだなぁ、と教えられます。それは、神のことばにシンプルに従っていくことです。
私たちにはそれぞれ自分の考えや経験、知識があります。いろんな苦労や辛かった気持ちもあります。だから、岸から離れようとしない。なかなかシンプルに従えないのです。
けれどもイエス様はそういう私たちのことをちゃんと分かってくださっています。その上で、「わたしのことばの通りにやってみなさい。深みに漕ぎ出して網を下ろしてみなさい。」と招いてくださるのです。
優先するのは自分の方法か、それとも神様の方法か。「無理です、やりません」と答えるか。「でも、おことばですから」とやってみるか。これは人生を大きく変える違いです。
今日、神様があなたの現実の中で問いかけていることは何だと思いますか? それは、あなたが諦めかけていることや、やっても無理だと思うことかもしれません。しかし、そこに神様からのチャレンジがあるのです。
( PBA制作「世の光」 2024.6.5放送でのお話しより )
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