♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■三つの自分 / 関根弘興

2024年05月20日 | Weblog

2024/02/05放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今週は聖書の創世記の中からご一緒に人生を考えていきましょう。

 創世記1章1節には、「はじめに神が天と地を創造された」と書かれています。天地創造の主人公は、神様ご自身です。この世界のあらゆるものは神様によってその種類に従って創造され、最後に人が造られたことが記されています。

 さて、私たちには三つの自分があると言われています。
 第一は、自分が考えている自分です。「あなたは、どんな人ですか?」と問われたら、あなたは何と答えますか? いやぁ、私の性格は明るいとか、暗いとか、ま自分が考えている自分の姿がありますね。

 二番目には、他人が思っている自分です。自分ではあまりそのように思っていなくても、人に何か言われると、「ああそうなのかなぁ」と思ってしまう自分があるわけです。
 例えば、いつもいつも「あなたは駄目な人間だ。愛される価値がない」と言われ続けたら、どうして自信を持つことが出来るでしょう。
 つまり、人の言葉や態度によって作られていく自分というものがそこにあるわけです。
 
 そして三番目は、「人が私のことをこう思っているに違いない」と勝手に思い込んでいる自分があるのです。本当は誰もそう思っていないかも知れないのに、「みんなそう思っているに違いない」と勝手に思い込んでしまうわけですね。

 自分が考えている自分、他人が考えている自分、そして他人がこう考えているに違いないと勝手に思い込んでいる自分、このように自分とはどんな存在かと考えると、何が本当なのかよく分からなくなってしまうことがあるわけです。

 聖書を読み、発見することの出来る素晴らしさの一つは、実はもう一つの大切な自分があるということです。それは「神様があなたをどう見ておられるのか、神様が考えておられるあなた」が存在するということです。神様が私をどう見ているのか、私をどのような意味や役割をもった存在として考えておられるのか、ということです。
 それを知るとき、自分の存在に対してはっきりとした確信を持つことが出来るようになるのです。

 神様はあなたをどう見ているのでしょう。神様はあなたに対して「わたしの目にはあなたは高価で尊い、あなたを愛している」(イザヤ書43:4参照)という眼差しを向けてくださっているのです。

 このことを今週、聖書の創世記から見ていくことにいたしましょう。


 ( PBA制作「世の光」 2024.2.5放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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