♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■理由なしに呪いは来ない / 福井 誠

2024年05月13日 | Weblog

2024/01/29放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? お久しぶりです。今週は福井誠が担当します。新しい年も早いもので、もう一か月。皆さんのスタートはどのようなものであったでしょうか。聖書のことばに励まされ押し出された歩みであったでしょうか。「継続は力なり」、今日からまた聖書の箴言を読んでまいりましょう。

 今日は「理由なしに呪いは来ない」と題してお話しします。旧約聖書 箴言26章2節をお読みします。

 「逃げる雀のように、飛び去る燕のように、理由なしに、のろいが来ることはない」

 逃げる雀、はたと脇を見れば猫がいる。あるいは、飛び去る燕、はたと脇を見れば棒で巣にいたずらしている子どもがいる。そんな光景でしょうか。物事が起こるにはそれなりの理由があるものだ、ということでしょう。

 このように語る著者が読者の注意を向けるのは人です。人も様々です。もちろん色眼鏡をつけて人を決めつけて見るのはよくないことでしょうが、箴言の著者はある程度、人を見極めてお付き合いすべきであると教えているようです。それによってさまざまな結果が生じるからです。

 例えば、箴言の著者が今日読んだ箇所のあとで取り上げているのは「愚か者」です。愚か者は議論が通じないので、馬にむち打つように打ちたたいて教える以外に道のない人だ、と言い切ります。
 けれども、その愚か者に輪をかけて始末の悪い存在は「自惚れ屋」です。自信過剰の人間はもう矯正不可能だ、と言うのです。もしこのような愚か者とどうしても関わらざるを得なくなったのなら、その愚かさに巻き込まれないように努めることだ、と言います。

 また著者は「怠け者」を挙げます。怠け者はあれこれ言い訳をして仕事や責任から逃れようとします。面倒くさいことをしたがらない人です。このような人には最初から物を頼まない、関わらないことでしょう。

 どうでしょう、これまでの歩みを振り返って、自分はどうだったかなと考えてみたいところです。どういうわけか苦労したなと思う人間関係、実は自分の問題だったのかなと考えてみる。少し、聖書を読みながら自分の新しい年の歩みを点検してみたいところです。

 では今日も良き一日となるように祈ります。


 ( PBA制作「世の光」 2024.1.29放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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