2024/01/26放送
「世の光」の時間です。私は山形県山形市にある山形南部教会の牧師の岡 好美です。
マタイによる福音書7章7節を聖書協会共同訳でお読みします。
「求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見つかる。
叩きなさい。そうすれば、開かれる」
ある日、高校の宿題の中に、Ask, and it shall be given to you. 「求めよさらば与えられん」がありました。友人に誘われて教会に通うようになった私は、聖書を読み進めるうちに、このことばを見つけました。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる」 鳥肌がたちました。
教会である祈祷会にも参加するようになりました。自分のためにも教会のためにも、他の人たちのためにも祈ります。集会の最後に一言ずつ書いて葉書を送ります。「うちの教会は新会堂のためにお祈りしています。そちらは20世紀梨が名産ですね。私の好きなみことばは『求めよさらば与えられん』です」
次の週、教会宛に会堂建築の献金と、私宛に20世紀梨が二箱届きました。なぜ会ったこともない人のために、こんなことができるのだろうと思いました。私は、これからの人生、何のため生きていくのか考えはじめました。
祈る中で、両親の離婚のことで傷つき、父に対して赦せない心を抱いている自分を隠して生きてきたことに気づきました。
夏の中高生会で、キリストの生涯について聖書から辿りました。まるでその聖書のことばが映像と共に浮き上がってくるようでした。あざ笑う人々の前で十字架の苦しみを受けながら、「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」とイエス様は祈られました。そしてその祈りはこの私のためであったと分かりました。赦せない心を持っている私の代わりにイエス様は十字架で死なれました。三日の後に復活して、今も生きて愛していてくださることを知りました。
「求めよ、そうすれば与えられる」 変わらない永遠の愛を私は求め、それが与えられたのです。
17歳の秋、キリストを信じた私は聖書をワクワクしながら読むようになりました。今も聖書を読む度に、朝ごとに力が与えられます。
聖書を通して神様は語ってくださいます。あなたもぜひ神様を求めて聖書を読んでください。祝福をお祈りいたします。
( PBA制作「世の光」 2024.1.26放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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