2022/8/19放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。鳩ヶ谷福音自由教会牧師の大嶋重徳です。
ルカ福音書5章には、取税人レビを弟子に加えられた時のイエス様のことばが記されています。
「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」
イエス様は魂の医者としてこの世に来られました。医者は診断するときに触って診断します。
以前、私の足の裏に大きなしこりが出来たことがありました。もう歩くだけで痛くなっている。ある病院の皮膚科に行くと、触ることもなく見るだけで、「はいはい。じゃあ、この薬を飲んで」と言われました。言うことを聞いて薬を飲みましたが、一向に良くなりませんでした。ずうっと痛い。そこで他の皮膚科に行きました。すると、そこのお医者さんは私の足の裏を丁寧に触って、「ああ痛かったでしょう。よく頑張りましたね。」と言ってくれたんです。そのことばを聞きながら泣きそうになりました。「ああ先生、分かってくれますか。本当に私、痛かったんです。」 そしてすぐに手術をしてくださって、そのしこりを取り除いてくださいました。
イエス様は私たちの病んでいるところを触れていくださる魂の医者です。この姿を見て裁いていたパリサイ人たちは、取税人、罪人たちと距離をとっていました。裁いていたんです。しかし、分離をし距離をとっていては神の愛は伝わらない。医者は触って初めてその病気の原因が分かるんだ。「パリサイ人たち、あなたは神のことば、魂を治すことばを持っているんだろう。どうして彼らの中に入って福音を語らないのか。触れ合って時間を過ごして初めて、神のことばは人に癒しをもたらすのだ。あなたがたのその距離のとり方は何のためだ。」とイエス様は言われたんです。
イエス様はレビの準備した宴会を受け入れてくださいました。ごちそうが並んで、高価なぶどう酒が並びました。イエス様はレビが用意したぶどう酒を「飲んではいけない」と言われませんでした。一緒にそのぶどう酒を飲み、大いに食べられたんです。自分をじいーっと見ている裁いている律法学者、パリサイ人の目線など気にもなさらずに、ご飯を彼らと一緒に食べられました。
今日も、魂の医者のイエス様は、私たちの魂の病んでいるところに触れてくださいます。どんなに汚(よご)れていても触ってくださる。そして私たちがイエス様のために、この宴会に来る誰かのために準備した食事を「美味しいね」と一緒に食べてくださるんです。
( PBA制作「世の光」 2022.8.19放送でのお話しより )
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