goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書-112 悔い改め-向きを変えて / 大嶋重徳

2023年02月18日 | Weblog

2022/8/20放送

「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。

 聖書のルカ福音書5章には、取税人レビを弟子に招かれたイエス様が、「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です」と言われ、魂の医者としてレビの人生を救い出されました。

 そこでさらにイエス様は、「私が来たのは罪人を招いて悔い改めさせるためだ」と仰いました。

 この箇所の強調点は「悔い改めさせる」ということです。イエス様は医者として、病人である罪人を治療なさいます。その治療とは人が悔い改めることです。悔い改めるためには自分の罪を知る必要があります。さらに自分がその罪を赦していただかなければならない者であることを認め、罪と訣別して新しくなることを求めていくところに悔い改めが起ります。そして罪を神様の前に告白し、十字架によって赦されて、新しくされることへ、イエス様は私たちを導かれるんです。悔い改めによって私たちの生き方は確かに変わるからです。

 イエス様の招き、イエス様の魂の治療は、「あなたはそのままでいいよ」というものではありません。イエス様は神についていかなかったレビの過ちを示され、「わたしについて来なさい」と仰いました。「あなたが今ついていっているものは間違っている」と。そして取税人レビの人生をその場所から立ち上がらせ、それまでの生き方を止めさせ、ご自分に従う人生に招かれるのです。

 罪を赦されるイエス様は、罪に開き直ったままにされることはありません。悔改めを軽んじたりはされません。

 イエス様は宴会の始まる前でしょうか、途中でしょうか。罪を告白するレビの祈りを聞いてくださったでしょう。そして弟子となっていくレビの姿を見守ってくださっていたでしょう。イエス様はあの時のレビだけを見ておられるのではありませんでした。やがて神に従っていく将来のレビの姿をじいっと目を留めてくださっているのです。

 このレビはやがてマタイと知られていき、マタイの福音書を記すこととなります。

 「わたしについてきなさい」と言われるイエス様は、今日も悔い改めに導かれます。悔い改めても悔い改めても罪を犯す私たちです。しかし、確実に時間をかけ私たちの人生を変えてくださいます。「自分は変わらない」と座り込んでしまう私たちに、「わたしについてきなさい」と。

 今朝の私たちもイエス様のこのことばについていきたいと思います。


    ( PBA制作「世の光」 2022.8.20放送でのお話しより )


******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■ルカの福音書-110 イエスに出会ってほしい / 大嶋重徳

2023年02月18日 | Weblog

2022/8/18放送

「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。5章の続きです。

 取税人をしていたレビは、イエス様に「わたしについて来なさい」と声をかけられ、すぐに従いました。今までの生き方を捨てたんです。こんなことばを聞けるとは思わなかった。嬉しかった。何もかも捨てても惜しくはないほどの喜びの人生がそこに待っていました。新しい人生へと踏み出しました。

 そして彼が一番最初にやったことは、イエス様のために盛大な宴会を催しました。

 取税人は税金を集める仕事で、その税金からいくらでも自分の懐へ抜き取ることができました。多くは金持ちだったんです。これまで同じ取税人仲間と一緒に宴会をしたでしょう。他の人を招いても誰も来てはくれません。軽蔑されている取税人仲間どうしで互いに慰め合い、酒の力で憂さ晴らしをするような宴会を彼は催していたのです。

 しかし今、彼はそれまでとは全く違う宴会を準備しました。それまでのやけ酒によって憂さ晴らしをするような宴会とは全く違う、本当の喜びに満ちた宴会です。そしてその宴会に取税人たちや、ほかの大勢の人たちを招きました。この宴会はもはや、お互いに傷をなめ合い、愚痴をこぼし合い、酒によって憂さを晴らすためのものではありませんでした。

 なぜなら、ここにはイエス様がいてくださるんです。レビは自分の仲間たちにこのイエス様を紹介しようとしたんです。「イエス様に会って欲しい」 自分の仲間とイエス様との出会いの場を作ろうとしました。取税人のみではありませんでした。ほかの人々も大勢いた、とあります。当然「ほかの人々」もレビが呼んで来れるレビの仲間です。「あんな罪人と食事を出来るか」と言われ、嫌われ軽蔑されていた人々でした。

 イエス様はこのレビの願いに応えてくださったんです。「イエス様に出会って欲しい」「ご飯を一緒に食べて欲しい」と願う食事会。そこでレビは話したことでしょう。「自分はイエスとの出会いによって、それまでの生き方を抜け出して全く新しく歩み出すことができた。みんなもどうだ?」 その喜びを今までの仲間にも分かち合ったでしょう。

 ここに彼の悔い改めがあります。「悔い改め」 それは、生き方の方向転換という意味です。自分のために憂さを晴らしていた人生からイエス様のことを伝えたいという人生に向きが変わりました。

 今日も私たちの人生に向きが変えられるチャンスがあります。あなたがキリストと出会うのであれば、あなたは誰と一緒にイエス様に出会いたいでしょうか。


    ( PBA制作「世の光」 2022.8.18放送でのお話しより )


******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする