♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■力から力へと進み / 福井 誠

2020年02月19日 | Weblog

2020/1/8放送

  世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。

 継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。詩篇84篇7節から「力から力へと進み」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「彼らは力から力へと進み シオンで神の御前に現れます。
 
 1節を読むと、こうあります。

 「万軍の【主】よ あなたの住まいは なんと慕わしいことでしょう。
 詩人は歓喜に溢れて神をたたえていますね。神がおられる神殿に住み、いつも神をたたえることができる人は幸いである、と。

 しかし神様を喜ぶなど、信仰を持っていればこそのことであって、信仰を持っていない人からすれば実に不思議なことではないでしょうか。なぜ神の存在がそんなに喜ばしいことなのか、何を思ってそんなに詩人は神に感謝しているのか、考えさせられるところですね。

 詩人は言います。

 「なんと幸いなことでしょう。その力があなたにあり 心の中に シオンへの大路のある人は。」(5節) 
 言ってみれば、神を力のよりどころとし心から神とともに歩んでいる人は幸いだ、ということでしょう。

 そして6節。

 「彼らは涙の谷を過ぎるときも そこを泉の湧く所とします。」とあります。
 大事な部分ですね。「涙の谷」 詩人は社会には厳しい現実があることをよく分っています。ただ社会は厳しいのだと社会の悲惨な事柄や悲しいことばかりに目を向けていたら、その負のエネルギーによって押し潰される思いになるのではないでしょうか。そんな経験はないでしょうか。社会の闇に心揺さぶられて暗く沈んだ思いになってしまう。・・・私もよく経験することです。

 しかし世の中がどうであれ、そのような希望を失わせる世から目を転じて神に心を向けるなら、そこには違う世界が開けます。何の祝福もないと思われる状況にあっても、平安と恵みを約束してくださる神に目を注ぐなら、私たちの心は晴れやかになることでしょう。そのような状況を克服するのみならず、さらに祝福の場とすることができる希望すら与えられるのです。だからこそ、神に目を注ぐことは素晴らしい、とたたえるんですね。

 では良き一週を祈ります。

 (PBA制作「世の光」2020.1.8放送でのお話より )

 ****** 

  さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。 
  
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 このサイトは URL名として  
 http://yonohikari.biblica.info  
 が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。 

 


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