♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書7 -あなたにとってのルカがいる/大嶋重徳

2020年02月27日 | Weblog

2020/1/16放送

  世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。

 ルカ福音書を読み始めました。ルカ福音書はテオフィロという人に向けて記されたものです。この膨大な文章をルカはたった一人の人に向けて記したのです。ルカは誰かのそばに寄り添う人でした。テオフィロが誰であったのか詳しく分りません。おそらく身分の相当高い人です。しかし偉い人だから遠慮するのではなく、「はっきりと良く分かっていただきたい」と伝えるルカ福音書に続けて『使徒の働き』もテオフィロに書き送ります。一度の手紙で終わることはない、継続してテオフィロの傍らで福音を伝え続けるのです。

 テオフィロはどこかでルカに信仰の悩みを相談したことがあったのかもしれません。ルカはその相談を聞いた時、面倒だな、と思わなかったのです。自分じゃない誰かが福音を伝えてくれるだろう、とも思わなかったのです。「テオフィロ閣下、あなたが今迷っていることは信じるに足るべきことです。私も確信している素晴らしい出来事です。」と彼はテオフィロのそばでこの膨大な手紙を書き続けたのです。

 ラジオをお聴きになっている皆さんにはクリスチャンの人もいらっしゃるでしょう。その人たちはルカのようにすでに確信している事柄を持っています。その確信されている事柄を伝えたいと願っているのです。教会には、聖書を知りたいと願う人にイエス様のことを伝えたい、という情熱を持っている人がいます。あなたが、自分一人のために学びをしてくれるなんて申しわけないなあ、ラジオを聴いているだけでいいや、と思うかもしれません。しかしそんなことを思う必要はありません。なぜなら、クリスチャンになった人は全員、その人のために傍らに立って聖書が分るように寄り添ってくれた人がいたからクリスチャンになれたのです。今日、私がここで聖書のお話をしているのも私の傍らに立って聖書のことを紹介してくれ、どれだけ時間がかかっても、どれだけ疑問を感じていても祈り続けてくれた人がいてくれたからこそ、私はここにいることができるのです。

 あなたが今、人生に悩みを抱え、友達関係に悩み、親子関係で悩んでいる。聖書を学ぼうとまでは思っていないかもしれない。しかしその悩みを話しにあなたの近くの教会に来てくださいませんか。電話をかけたり、メールで連絡をして欲しいと思います。ルカのような存在があなたを教会でお待ちしています。ぜひぜひ教会にお越しください。そしてあなたのルカとなる存在にあなたもそこで出会っていただきたいと思います

    ( PBA制作「世の光」2020.1.16放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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 このサイトは URL名として http://yonohikari.biblica.info が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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