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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■新しいぶどう酒は新しい皮袋に / 福井 誠

2011年11月17日 | Weblog
2011/11/17放送
 

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「新しいぶどう酒は新しい皮袋に」です。それではマタイの福音書9章17節から読んでみましょう。

 「また、人は新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんなことをすれば、皮袋は裂けて、ぶどう酒が流れ出てしまい、皮袋もだめになってしまいます。新しいぶどう酒を新しい皮袋に入れれば、両方とも保ちます。

 聖書のことばというのは以外にも身近なところに沢山ある者で、私達も知らずに使っていることがあるものですねえ。たとえば、「目には目を、歯には歯を。」(出エジプト記 21章24節参照)「人はパンだけで生きるのではない。」(申命記8章3節、マタイ4章4節、ルカ4章4節参照) 他にもいろいろあると思いますね。しかし意外ともともとの意味は分かられていない。もともとの意味と違って用いられていることもある、ということもありますねえ。

 今日読みました「新しいぶどう酒には新しい皮袋を」というのもよく知られていることばだと思います。けれどもその聖書が語っている意味を正確に捉えているかというと、よく分からないという人も多いと思いますね。当時は山羊の皮を用いて皮袋を作りました。胴体の中身を取り除いたあと、首の部分を除いて全部を縫い合わせるのです。そこで新しいぶどう酒は長く入れておくと醗酵して膨張しますので、皮が伸びやすい新しい皮袋に入れます。古い皮袋は乾いて伸びきっていますから、醗酵して膨張すると皮袋の一部分が裂けて皮袋もぶどう酒もだめになってしまう、というわけですねえ。

 イエスはこのたとえをキリスト教の新しい真理をユダヤ教の古い制度ん中に入れることはできないのだということを教えるために用いられました。確かに新しい真理というのは、古い制度には合わないものです。真理が新しくなれば制度も新しくする必要があります。新しい真理である神のことばも新しい心でもって聞く必要があるものです。古い偏見や先入観を捨てて新しい思いで神のことばに耳を傾けていきたいものですね。

  ( PBA制作「世の光」2011.11.17放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 


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