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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■災害の中にもともしび

2007年06月29日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
 
 先日再びインドネシア・スマトラ島のアチェ州とニアス島に行ってきました。あの恐ろしい津波・大地震から二年以上経ちましたが、まあ見かけは随分復興している部分もありますが、まだまだという所もたくさんありました。現地の教会の指導者たちをお励ましするっていう集会でお話しをするために行ったのですが、現地の人たちにお話しを伺って、いろいろかえって励まされたり、考えさせることがありました。

 ニアス島は離島の僻地でしたので大変インフラが遅れた地域だったんですが、大地震で島中が崩壊してしまったようなそんな災害を通して全国から、いいえ全世界から支援が来て、かえって今インフラが整備されて道路も交通も便利になった、そんな面もあるそうです。

 またアチェ州の方は、津波で20万人もの人が犠牲になった地ですけれども、しかし今そんな災害の中から復興しつつ、多くの人たちが、それまでになかった真剣な思いで神様を信じ教会に出席している。また、他者への愛、困った人々への援助にとても熱心になった、そんな報告を牧師の人から聞きました。

 新約聖書のルカによる福音書13章には、災難にあった人たちの報告を聞いたイエス・キリストがこのように言ったと書かれています。

 「そのような災難を受けたから、(その人たちが)ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い人たちだったとでも思うのですか。そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。」(ルカによる福音書 13章2節 )

 災難や、こんな大きな被害のことを見たり聞いたりしますと、どうして?と原因追求をしたり、その起こったことに心をとらわれますけど、イエス・キリストは、私たち今健在な者にとっても必ず終わりが来るんだ、だから自分の罪を自覚して神に立ち返って悔い改める、そして永遠のいのちの備えをする、それが大切だ、と言うのです。

 私たち、多くの思わぬこと、とんでもない事が世の中に起こりますけど、今、生かされていること、今、健康であること、でも必ず終わりが来ることを思って、そんな災害の事を通して、自分の永遠への備えをする。そんな深い意味があるっていうことを考えさせられます。

  (PBA制作「世の光」2007.06.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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この文字版「世の光」ブログは URL名として
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