28日(日)、午前は庭の掃除に汗を流した。実は、長い間おいしい実をつけていたぶどうの木が枯れてしまい、その始末と草引き、掃除を行った。気にはなりながら時間が取れず、新緑の季節になっているのに落葉や枯れ枝、一気に伸びてきた草で荒れていた庭を何とか気にならない程度に掃除することができた。
午後は、気ままなドライブに出かけた。中国道から、播但道で但馬のまほろば道の駅へ。生野ダム(銀山湖)や生野銀山社宅跡の志村喬生誕の地などを巡った。生野鉱山職員宿舎には、懐かしい昭和時代の生活を思い出させるものがそろっていた。また、黒沢映画作品はビデオで何度も見てきた。「七人の侍」や「生きる」の志村喬は目に焼き付いている。そんな志村喬が生まれた職員宿舎跡に立ち感慨無量だった。詳しい説明をして下さった記念館のガイドの方々に感謝したい。
加東市にも、釣針産業の祖である小寺彦兵衛翁、孝女ふさ、赤穂四十七義士の墓碑、酒米の王様山田錦の産みの親の藤川禎治さんはじめ、全国に知られる事柄に縁の深い先人が少なくない。加東を訪れる人々が、そうした先人を知ったり、偲ぶ場所や遺品をじっくり見学することができればという思いがある。