ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

豪雨!

2015-09-01 18:22:20 | よもやま話

 今、中浦和周辺は豪雨です。
 すっごいいきおいの雨が気持ちいいよ。このところしとしとと降ってんだか降ってないんだかわかりにくい雨だったからねえ。


多数決は、民主主義の理念を実現するための制度の一つにすぎない

2015-09-01 16:50:56 | まじめな話

 8月30日に「安保関連法案反対のデモが国会前の道路を埋め尽くし、全国三百か所近くで集会が開かれた」けれど、デモなんかないことになってる新聞があるのねえ。
 昨日(8月31日)たまたま、“自分は最後の独裁者”だと自称していて、政界にも顔が広いトップがいるという新聞の朝刊を読んだら、8月30日のデモにふれていなかったことにびっくりしたのよ。ふーん、“オロカな民衆がオカミに逆らうなどというフラチなことなどあるはずがない”のねえ……うーん、新聞は複数紙を読んだほうがいいねえ。
 さて、今朝の東京新聞に、そのデモに関連した記事があったので抜粋します。各氏の発言はまとめて紹介しました。

●全国で拡大「安保法案反対」
★高まる懸念は「理解」の証
 30日、安保法案に反対する大勢の人が、各地で声を上げた。
 安保法案について、安倍首相は国会で、「国民の理解は進んでいない」と再三答弁してきたが、問題を理解する人が増えてきたからこそ、デモの参加者が膨れ上がったのではないのか。
 政治評論家の森田実氏は「安倍首相が説明すればするほど、国民は安保法案の危険性を感じる。むしろ、理解の深まりが反対運動につながっている」と指摘した。
★多数決主義と民主主義は違う
 安倍首相は先月25日の参院安全保障法制特別委員で、「議論が熟したときには採決していただきたい。民主主義なので、最終的に決めるときは多数決だ」と述べた。
 だが、民主主義と多数決を同一視するような安倍首相の発言はおかしい。
・坂井豊貴・慶応大学教授(社会的選択理論)の発言
 民主主義は「自分たちのことを、自分たちで決める」という基本理念。多数決は、民主主義の理念を実現するための制度の一つにすぎない。
 「多数決主義」に陥らず、粘り強い議論をして少数意見を採り入れ、より多くの人が納得する案を練り上げていかなければならない。
 民主主義の理念を実現する制度として多数決は多くのケースで適していない。
・川中豪・日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員(政治学)
 欧州の国の多くは、少数・反対意見も政策に反映させる「合意型」民主主義で政治が行われている。だが、発展途上国では、民主主義の国でも「多数決型」の傾向が強い。安倍政権の姿勢はそれに近い。
・中島徹・早稲田大学教授(憲法)
 民主主義とは人それぞれの生き方や考え方を生かし、皆で調整していくことであり、多数決で決めることではない。安倍首相の発言は、そう言わないと、安保法案を成立させることができないと考えているからだろう。だがその実態は憲法と民主主義の破壊そのものだ。