今朝の東京新聞「本音のコラム」の鎌田慧さん(ルポライター)の発言から抜粋します。
●日本は独立国か
また米国の圧力の下で安保法制が強行採決された。「米国の圧力の下で」と書いたのは、訪米した安倍晋三首相が日本の国会で話し合う前に「夏まで」と法案成立を約束。自衛隊統合幕僚長も米軍の責任者に約束していたからだ。
削減された米軍予算と米兵の代わりに、日本のお金と若者の命を差しだすのが「武力攻撃事態法」だ。
藤田さん(※)は、「手先」は命令をきくばかりではなく、率先して迎合するとも書いている。
米国のいうことを聞くしかないなら、独立国とはいえない。ポツダム宣言には、ちゃんとした政府ができれば基地は撤去できる、と書かれているのです。
※藤田さんとは、55年前の安保闘争をまとめた『1960年5月19日』(日高六郎 編、岩波新書)の冒頭の章を書いた思想史家・政治学者の藤田省三氏のこと。
日本の政府はちゃんとした政府じゃないのね。
独立国のちゃんとした政府じゃなくて、アメリカの属国の“政府もどき”なのね。
だから率先してアメリカにしっぽを振るのね。あーあ。