ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

ハルトは肝臓がやられたらしい

2014-05-07 12:12:21 | 犬猫

 血液検査の結果、GOT、GPT、ALPの数値が異常に高い。特にGPTとALPは検査できる数値を超えてしまっている。結果として肝臓に異常があるだろうとのこと。去年2月には正常だったのに、ほぼ1年でこんなになるなんて。でも人間に換算したら5年分かぁ。
 あ、「ぼけも始まってますね」って太鼓判を押されちゃったわ。わかっちゃいるけどちょと哀しい。腎不全じゃなかっただけ良しとしなくちゃ。


 
 検査についてあとで調べてみたら次のようなことでした。
・GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)は心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに多く存在する酵素。特に肝細胞の変性や壊死に鋭敏に反応するので肝臓・胆道系の病気の診断に有効。肝細胞の破壊(障害)が進むと血液中のGOTの値が異常に上昇してくる。
近年、GOTはAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)という名称に変更されつつある。
・GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)は肝臓の細胞の中にある酵素で、肝細胞がこわれると血液の中に漏れ出てくる。
近年、GPTはALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)という名称に変更されつつある。
 で、肝臓のぐあいが悪くなると、GOTとGPTの値がいっしょに上昇する。

・ALP(アルカリフォスファターゼ)は、体内でリン酸化合物を分解する働きのある酵素で、主に胆道から出る。
肝機能が低下し、肝臓内の胆汁の流れが悪くなると、胆汁中に存在するALPが血液中に漏れ出し、数値が上がる。

 とりあえず下痢と嘔吐を改善しようということで、ディアバスター錠を1回2錠/1日2回、プロナミド錠を1回1錠/1日2回が処方された。ディアバスター錠は下痢における症状改善の薬。プロナミド錠は犬の上部消化管運動機能低下に伴う食欲不振および嘔吐の改善、つまり整胃腸剤。
 服薬してまだ1日だけど、胃の調子は良くなったらしく、エサをがっついています。排便はまだなのでちょっと心配。

 肝心の肝臓への対処はどうするのか。「サプリメントを紹介することもできる」とのことだったけど、調べたら薬があることがわかったから、相談しなくちゃ。
 うーん、膀胱結石のうえに肝臓障害でぼけかあ。できるだけ不快感が少ない状態で過ごせるようにしてやりたいのだがねえ。 


犬、病院でまた大暴れ

2014-05-06 10:14:09 | 犬猫

  ちょっとバッチイ話になるのよ、ごめんなさい。
  このところのハルト、下痢したり、ドライドッグフードを食べてかなり時間がたってからおかゆ状になったものを吐いたりすることが目立ってきた。エサを食べる量が減り、尿の色が濃くなって回数が減った。
 採尿して検査しようとしたら、動物病院がお休みだったり、うまく採尿できなかったり。
 とにかくなるべく早く尿検査しなくちゃと気をつけていたら、おしっこを24時間していない
 こりゃ採尿できるまで待つより、とにかく相談して、ハルトを連れて行ってもいい時間を決めてもらおうと病院へ。
 祝日でも午前中やってくれてて感謝感謝
  症状を話したら、腎不全が疑われるとのこと。もしそうなら入院して点滴しながら改善をはかっていくのが普通のやりかただけど、
「ハルト君ではそういう方法は無理でしょうから……。苦痛を少しでも和らげる方法をとるしか……」とのこと。ガックリ。
 とにかく血液検査をしてみようということになったのだけど、

獣医  松井さんが抱きかかえておさえているうちに足から採血しましょう。

松井  それは無理なんです。前にもお話ししましたが、さわるだけで噛みついてくるようになってます。こんな状態だと採血は無理でしょうか。
獣医   (看護師さんに向かって)ハルト君なんだ。うーん……。
看護師 ああ……。

 しばし重い空気が漂った気がしましたよ。いや、確実に漂ってましたわ。
  どうでしょうかとまた聞いてみたら、「大丈夫です。今ちょうどすいていますから連れてきていいです」とお返事いただけたので家にとって返し、寝ていたハルトを連行。もちろん噛まれたわさ。
 病院に着いたらいつものように大暴れ。他に患犬猫さんがいなくてよかった。
 で、獣医さんと看護師さんが二人がかりでホールドして、もう一人の獣医さんが足から採血。
 そのあいだじゅうすごい声で吠え、あろうことか下痢便を連続発射。診察室がひどい状態になってしまった。ガックリの上にガックリ。
 もう本当にごめんなさいですのよ!
  家に連れて帰ったら、朝は見向きもしなかったエサを猛烈な勢いで食べていた。きみゃーストレスを食欲で発散する派だったのね。はじめて知ったわ、まあびっくり。

 このさわぎで、武蔵浦和駅ビルマーレの外の野菜販売に行きそびれてしまったのに気がついたのは、午後2時過ぎでありました。ガックリ3連発じゃ。


治さない精神科医 vs 主張する患者、笑いと涙の本音対話 2/2

2014-05-05 09:19:18 | 本や言葉の紹介

 『ヘンでいい。―「心の病」の患者学』(斎藤学/栗原誠子 大月書店)からの抜粋です。

栗原 さっき細木数子さんとかの話が出たんだけど、私はライターとしてスピリチュアルな世界をいろいろ取材していて、ヒーラーみたいな人の話を聞く機会がずいぶんあったんですね。関心があったし、癒されたいみたいなのがあったから取材したと思うんだけど。 スピリチュアルなことを勉強している人の中には、顔はにこにこしていても心の中では嫉妬とか怒りが渦巻いているような人も多い。

  (ネガティブな感情を誠実に言語化して、ごまかさずに自分の痛みと向き合うのはすごくキツイから)スピリチュアルな世界に逃避したほうが簡単なんですよ。
 占い師だとかに答えを出してもらったり、方向性を決めてもらったほうがずっと早い。
 いま、世の中ってポジティブシンキングっていうか、肯定的にどんどん進むのがいいみたいな風潮があって。悩みを解決してくれるのがセラピーなんだと誤解している人も多いみたいだけど……。

斎藤 悩まなくなったら、ロボットだしね。

栗原  症状で悩んでないで、人生をもっと豊かにする本当の悩みを悩みなさいっていうことですよね。


  そうなんだよねー。
 スピリチュアルという言葉で自分をだましちゃいけないし、スピリチュアルという言葉で人をまどわせちゃいけないのよ。


治さない精神科医 vs 主張する患者、笑いと涙の本音対話 1/2

2014-05-02 09:26:17 | 本や言葉の紹介

 『ヘンでいい。―「心の病」の患者学』(斎藤学/栗原誠子 大月書店)ったら、うかつに紹介できないほど“キケンナホンネ”「そうなんだよねー」がたくさん。

 大月書店の「内容説明」は以下の通り。
「栗原さんってホントおもしろいよねー。絶対治しちゃダメだよ」「斎藤先生だってかなりヘンですよ」……「治さない精神科医」斎藤学に「主張する患者」が挑んだ“こころ”問答。笑いと涙と激論の末に見えてくる、こころの治療の本質とは?当事者と医師の本音のぶつかり合いが心理学の常識を塗り替える、前代未聞の対話録。

 著者を紹介しておきます。
斎藤学(さいとうさとる)
精神科医。過食・拒食やアルコール依存などの嗜癖(依存症)および家族の機能不全に関する研究の第一人者として、日本嗜癖行動学会理事長、日本子ども虐待防止学会顧問などを務める。

栗原誠子(くりはらせいこ)
フリーライターに。98年に患者として斎藤学と出会い、その後自助グループやコミュニティ通貨とかかわる。

 では、誤解をおそれずに抜粋します。

栗原 今、セラピストとかカウンセラーになりたいという人がたくさんいるじゃないですか。それって、なんと言うんだろう……、いいことをやりたいとか、自分は癒す側の人間になりたいとか、問題のない自分がかわいそうな人を何とかしてあげたいっていうようなパターンが多くないですか。斎藤先生は治療者を養成する立場にいるから聞くんだけれど。

斎藤  まず捨てさせるのはそれだよね。治療者養成の第一段階は、治療者の持っている問題に気づかせること。自分がどれだけへんっていうか、おかしいかっていうことが本気でわからないと、治療的作業につかせるのはあぶない。スピリチュアリストとか細木さんとかがあぶないのはそこでしょ。背後霊とか何とかが問題なんじゃなくて。
  (中略)
 まあ、セラピストは金にならないからね。あれだけでやっていたらみんな貧乏なはずで、ならなんでやっているのかって言ったら、結局自分が育っていくっていうか、変わっていくおもしろさでやってるんだよね。

  うっへっへ、本当だわ、これ。
 それと、「自分はこういう苦労をしたからその経験をいかして人を救ってあげたい」って言うセラピスト志望者が多い。そう思っているならセラピストになるなんてことやめてほしいよう。
 (中略)とした部分ですが、セラピストやセラピスト志望のかたにはこの略した部分をぜひ読んでほしいなあと思ったのでした。