ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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福井地裁で「大飯原発 運転認めず」の判決関連 2/2

2014-05-22 09:26:37 | 原発

 さて、今日の東京新聞に、差し止め訴訟で住民側が勝訴した前例の一つ、2006年3月に金沢地裁で北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の運転差し止めを命じる判決を出した井戸謙一弁護士のコメントが出てました。簡単に抜粋します。
・福島第一原発事故後、司法も変わるだろうと思っていた。ようやく判決という形になった。
・過酷事故を目の当たりにし、裁判官も現実がわかった。国が必ずしもしっかり取り組んでいるわけではないと認識するようになった。
・国の基準にとらわれず裁判官が自分で考え、原発の危険性を判断した。

  裁判官ってそんなに意識が低いの?
 裁判官って現実を知らないの? 
 裁判官って“長いもの”に巻かれてるの?
 あ、そんなの常識でしたか、スンマセン。うへえ。
 でもさ、大変なことだよこれは。そういう裁判官がほとんどだってことも、まともな裁判官が出てきたってことも、両方において、ねえ。


福井地裁で「大飯原発 運転認めず」の判決関連 1/2

2014-05-22 09:24:48 | 原発

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)は地震対策が不十分だなどとして、「事故や放射線の被害による不安のない安全な環境を享受する権利を有している」と住民側が人格権と環境権に基づいて運転差し止め訴訟を起こしていた。
  それに対して、福井地裁の樋口英明裁判長は「(住民が)生命を守り生活を維持する人格権の根幹を具体的に侵害する恐れがある」として、21日、定期点検中の2基の再稼働を認めない判決を言い渡した。

 バンザイです、とりあえずでも。
 「とりあえず」ってどういう意味かって? だってさ、ほとんどの差し止め訴訟で、裁判所はこれまで「国基準は妥当で、適合していれば安全」という考え方で電力会社を勝たせてきたのよ。
 住民側が勝訴したのはこれで3例目だけど、前例は2つとも最高裁判所で住民側が敗訴しているのよ。
  今回も、関電は控訴するし、 菅義偉(すがよしひで)官房長官は同日の会見で、規制基準に適合すると判断された原発の再稼働を進める政府方針に変化はないとの認識を示したそうな。あーあ。
 でも今回の判決、内容がかなりいいのでぜひ検索して読んでみてください。