日米原子力協定についての小出さんの対談から 2/3
(ラジオフォーラムのブログhttp://www.rafjp.org/koidejournal/no31/ から、日米原子力協定について小出さんがラジオで対談したものを、自分なりにまとめたものです)
原子力発電所は天然のウランでは動かないため、濃縮という大変厄介なことをしなければいけない。一方、アメリカは原爆をつくるためのウラン濃縮工場をたくさん作りすぎてしまって、そこから出てくる濃縮ウランを処理しなくてはならない状態。
そのためとにかく原子炉を売りつけ、燃料として濃縮ウランを売りつけることで金儲けをしたい。原子炉自体もアメリカがパテント(特許、特許権)を持っているので、売れば売るほど儲かる。
ただし、アメリカ自身はゼネラルエレクトリック(GE)もウエスティングハウスも、すでに生産ラインを失っている。
そのため日本の生産ラインを動かして、危険は日本任せで、利益はアメリカが取ろうとしている。
国家としての思惑、企業としての思惑というのが複雑に絡み合って、日本の企業もすでにつくってしまった生産ラインがあるので、もう抜けることができないということで儲けることに走っている。
「抜けることができない」というのはいいわけだよねえ。
奴隷のいいわけ? 奴隷でいいわけ?
抜け出そうよ。
あたしゃ気が短いから「がたがた言ってんじゃねえや、さっさとやりやがれ。うだうだぬかしてっとケツ蹴り飛ばすぞ」って吠えたいぐらいなんだが、「気は長く、心は丸く、腹立てず」じっくりやってかんといかんか。ふう。