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特定秘密保護法について、今日の(12月8日)東京新聞記事から

2013-12-08 09:59:39 | 特定秘密保護法

 いくつも抜粋します。はい、あたくししつこいんですのよ。ほっほっほ。

●首相「国会の周り騒がしかった」
 安倍晋三首相は七日、自民党の山本有二衆院議員と一緒に座禅を組んだ。
 「公邸で目覚めたら国会の周りが静かで、嵐が過ぎ去った感じだ」と語った。
 「すごく騒がしいのが、一日たつと違うね」
 首相は明るく、すっきりした表情だったという。

         

●「12・6を忘れない」 政治部長 金井辰樹
 法律は成立した。しかし、終わりではない。国会でできた法律は、国会で改正も廃止もできる。
 揺るぎなく声を上げ続けることで、政治を動かすことはできる。
 そして、有権者にとって最も効果のある手段が選挙だ。私たちの一票で選んだ国会議員が、どんな発言をしたか。賛成したか。反対したか。きちんと胸に刻んでおく必要がある。政治家は「国民はしばらくしたら忘れる」と、たかをくくっているかもしれないが、そうはいかない。 

●闘いは続く 山口二郎 北海道大学教授
 秘密保護法の成立くらいでくじけてはならない。来年は、味をしめた安倍政権はかさにかかって憲法改正に向けた政策提起を続けることになるだろう。 その時にわれわれは今回以上に民主主義を守るための意思表示をしなければならない。

●秘密保護法廃止 できること
★ 「明日の自由を守る若手弁護士の会」が示している“私たちに「できること」”を箇条書きします。
・特定秘密保護法案を廃止する法律や、施行を延期する法律をつくるよう議員に働きかける。
・秘密保護法案を事実上、無力化するために、情報公開をより使いやすい仕組みに見直す法律や、国会・裁判所の監視監督権限を強める法律づくりを議員らに求める。
・どんどん情報公開請求して、拒否られたら、公開を求める裁判を起こして、この法律が憲法に違反して無効なんだ、と主張する。
・万が一にも特定秘密とのからみで逮捕されちゃったら、あらゆる段階で法律の違憲無効と無罪を主張して、たたかっていく。

★地方選通じ圧力かける 政治評論家の森田実氏の発言
 秘密保護法は施行まで一年間ある。もし東京都知事選が行われればそこでも争点化する。国民は地方選などを通じて政権に圧力をかけ、秘密保護法を使えなくしたり、方向転換を迫ったりすることが可能だ。

★政治家の行動「記憶と記録」 哲学者・高崎経済大准教授・国分功一郎氏の発言
  市民が政治家に対抗するには、記憶と記録が大切だ。審議や採決で政治家がとった行動を覚えておき、新聞記事などを保管しておく。忘れないでいて、今後の投票行動に反映させればいい。

●社説 官僚制に“鎖”をつけよ
 「反対」の声を無視し、成立した特定秘密保護法は、官僚が情報支配する道具だ。国会議員は目を覚まし、官僚制にこそ“鎖”をつけるべきである。
 <自らの支配者たらんとする人民は、知識が与える力で自らを武装しなければならない>
 米国の第四代大統領のジェームズ・マディソンは、一八二二年に知人宛ての手紙にそう書いた。
 <人民が情報を持たず、または、それを獲得する手段を持たないような人民の政府は、喜劇への序幕か悲劇への序幕にすぎない>
◆善良でも「省益」に走る
 政府には喜劇であり、国民には悲劇である。主権者たる国民は本来、支配者の自覚で、情報がもたらす知識の力で「武装」しなければならない。それゆえ、憲法は「表現の自由」を規定し、国民は「知る権利」を持っている。
◆無力な国会でいいのか
 特定秘密保護法は、さらに官僚制に好都合な装置だ。行政機関の「長」の判断で、重要情報を国民の目から覆い隠せるからだ。「安全保障」のワッペンさえ貼れば、違法秘密でも秘匿できる。
 安倍晋三首相が目指すのは「美しい国」だ。世界中の民主主義国家では、多種多様な意見がひしめき合うのを前提に成り立っている。安倍首相の頭には、整然とした統制国家があるのではないかと思える。
 秘密保護法はまさに情報統制色を帯びている。だから、国民の代表者である国会議員をも処罰する規定を持たせている。特定秘密には国政調査権も及ばない。議員はまるで無力である。国会は政府の言いなりの存在になる。
 国権の最高機関よりも、行政権が優位に立つ不思議な国の姿になろう。三権分立を崩す法律には、議員こそ反対すべきだった。その反省に立ち、議員らは官僚の暴走を食い止める“鎖”となる仕組みを構築するべきだ。
 民主主義を機能させるには、国民は情報がもたらす知識で「武装」せねばならない。
 少なくとも情報公開法と公文書管理法の抜本改正という、トランプのエースのカードを国民に与えるべきである。


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