中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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台風の影響がまだまだ強かったときに月山に登りに行った酔狂な友人が、日本酒とお刺身をおみやげに持ってきてくれました。
お刺身様である。
なんとなーく自分じゃ買えないのである。
なーんかもったいない。
こりゃー、「お刺身は父親だけが食べるもの」と思い込まされていた影響だろうなあ。
食べるようになっても、お刺身っておいしいんだなあと思ったのが30歳過ぎだったし。
おいしさに目覚め、日本酒にお刺身はあうよねと思うようになっても、私みたいなビンボニンが手を出すのはおそれおおいんじゃないかとなんとなーく思い込んでいるらしい。うーん、こういうのを“三つ子の魂百まで”というのか。
だから久しぶりのお刺身、嬉しかったねえ。5種盛りだしねえ。お酒つきだしねえ。
さて幸太くん。
友人が席をはずしたとたん椅子に飛び乗って検分。
もしかしてこれはうわさに聞く刺身とやらいうものではあるまいか
どう見てもそうじゃね
ほかに獲物は……
「あんたにゃやらん」と追い払ったのに、ちょっとパソコンに気をとられたすきにサーモンをやられた!
もちろんつかまえて取り返し、食いかけを水で洗って食べましたとも。
その間、犬は猫のスピードについていけず、横取りすることも思いつかなかったようでぼーっとしていたのがなんとも……。
あ、持ってきてくれた友人は筋肉痛で中腰にもなれず、ましてや猫を追っかけるなんて無理。
一目で筋肉痛とわかる歩き方で、「イテイテ」言いながら、酔っぱらって帰っていったとさ。めでたしめでたし。
フッ、これはぼくをおとしいれる罠です。
善良なあなたはこんなクソネエの言うことを信じてはいけません。
さあ、高貴な僕の姿を見て、癒されてくれたまい。
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