<閑話休題> 前回気になった、図の右下にある“京終”という駅名について
奈良町(ならまち)といえば、歴史的な町並みが残る奈良市の旧市街地のこと。現在、奈良町の北方は「きたまち」と呼ばれ、新たな観光名所となっています。では、奈良町の南方は?そこには「京終」と呼ばれる地域があり、かつては奈良の南の玄関口として賑わいました。しかし、この「京終」、いったい何と読むか、ご存知ですか?正解は「キョウバテ」。その名のとおり、京(平城京)の果て(終わるところ)という意味に由来します。バス停の「北京終町」の読みは、京終が「キョウバテ」ですから「キタキョウバテチョウ」とよみます。北京おわり町ではありません
もう一つ“大仏鉄道”について「関西のお出かけ情報サイト eoお出かけ」より
加茂駅に停車中の磨墨(するすみ)
「大仏鉄道」とは、明治時代の鉄道会社「関西(かんせい)鉄道」の加茂と奈良を最短距離で結んだ、約10キロの路線のこと。明治31年、加茂駅から大仏駅(現在の奈良駅北1.1km)の区間が開通。大仏駅は、奈良の大仏(東大寺大仏殿)の最寄り駅として、すごく賑わった。翌年には奈良駅まで延伸している。しかし、起伏の多い路線だったため、明治40年、平坦なルート(現在の関西本線)の開通とともに廃線に追い込まれた。わずか9年という短い歴史と当時の資料の乏しさから、「幻の大仏鉄道」と呼ばれている。廃線巡りのコースとして有名だそうです。
※ 面白いユーチューブを見つけました。加茂駅に停車の磨墨(するすみ)でなく電光(いなずま)が出発し、大仏駅へ向かって走るCG映像です。途中、赤橋を渡り、緩い坂を上って黒髭トンネルをくぐります。(申し訳ありませんが、例のごとくコピー、貼り付けでご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=eKESrBryJHg