花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

映画「警察日記」

2014年04月23日 | 諏訪商店街振興組合のこと

“松竹キネマへの誘い”の上映会が終わって・・・あれは確か「君の名は」の時だったでしょうか、「“警察日記”はいいですよ」と教えていただいた方がみえました。どこでどうその話になったかは、思い出せません。この度、観る機会が出来たので、早速に鑑賞させていただきました。

村から村へ走るバスの様子は、“ありがたうさん”の世界を思い起こさせます

磐梯山のふもとにある小さな町。駐在所を5軒ほど集めたような警察署に起きる出来事が描かれています。この映画が作られたのが昭和30年。東北の農村が貧困にあえいでいた時代です。娘が売りに出される、捨て子が出る。万引きがあると様々な事件が警察に舞い込みます。しかし事件を受けて立つ署員は、皆心温かく、思いやりに溢れた人ばかりでした。森繁久弥・三島雅夫・十朱久雄・殿山泰司・三国連太郎・宍戸錠(このとき新人)・織田正雄とそうそうたるメンバーです。皆、心優しい人ばかり…

そして、捨て子のユキ子役に二木てるみが出ていますが、これがまた、可愛くて可愛そうでアップで写るたびに、泣けて泣けてたまりませんでした。これはものすごい演技力!ここまで人を泣かせる演技の人物には、そう簡単に巡り合えるものではありません。悲しくも美しい映像でした。


東海道中膝栗毛の四日市宿3

2014年04月20日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

弥次郎は風呂場で買い求めた焼酎を「よしよし。これでくたびれがやすまるだろう」と言って足に吹きかけている。(こんな民間療法があったのだ)

さて、弥次郎、湯につかり、女が来るのを待ちながら足の指を一本一本洗ううちに湯あたりしてしまう。これを見つけた北さんは、水をかけてようよう座敷に連れて帰る。

北「おめえもとんだものだ。いい加減に上がればいいに」弥次「イヤ俺も手めえのいったとおり、大方 女メが来るだろうと、待ったほどほどに、向こうの台所に、かの年増らしいやつが、何かを洗っているから、コレ背中を流して下せえと言ったら、ハイとこいて、60ばかりの婆ァめが、タワシを持ってきやァがって、お背中を洗いましょうかとぬかしやアがる」北「こいつはいい。それからどうした」弥次「聞いてくれ、俺もあんまり業腹だから、いまいましい婆ァめだ、タワシをもってどうしやァがると言ったら、ハイハイとぬかして引っ込んだら、やがてまた包丁の折れたのを持って来やアがって、これでお背中の垢をこそげおとしてあげましょうかと、俺が鍋か釜のように思っていやァがるそうな」

と二人の女談義に花が咲く。やがて夜、相部屋の客が寝たのを幸いに、ふたりは女の処へ夜這いに出かける。なんとまあ始末の悪い客である。廊下は真っ暗。手探りで進むうち壊れかけた棚に手が当たり、大きな音がしないように棚を支えて夜を明かす・・・とこれは落語にも同じシーンがある。

上方落語“口入屋”(桂枝雀爆笑コレクション・ちくま文庫より)

番頭「何したの、これ?棚膳担げたん?何やいこれは。えらいグラグラするやないかい」

杢兵衛「そういう声は杢兵衛どんかい。おい。これ二人で担げてんのかい、膳棚を。一番番頭と二番番頭と。バカなことすんねやないがな、これ。おっと、揺すったらいかん。コトッと何やこけた。醤油差しと違うか、醤油差しと。そんなもんが倒れたら騒動・・・・醤油が流れてきた。背中へ入ったあ。やいとの皮が剥けたんねやがな。ふーん、しみる、しみる」

宿屋での夜這騒動記。これでは教科書にも載せられません。


東海道中膝栗毛の四日市宿2

2014年04月18日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

富田の焼きまぐりを食して、弥次さん北さんは四日市宿へ向かいます。

それより富田を出立、羽津村八幡を通過、七つや(?)阿倉川にいたりし頃、四日市の宿引きでむかいて「これはおはよう(お着きで)ございます。私どものお宿をお頼みもうします」弥次「わっちらア帯や(本陣と脇本陣のこと?)へ行きやす」宿引「イヤ今夕は、お大名様、お二組お泊りで、帯やは両家とも差支えがありますから、私方にお泊り下さいませ」と客引きの嘘に乗せられて、むさ苦しい宿のしかも他の客との相部屋に泊まることとなる。

早々に北さん風呂に入る。このころ、部屋にはこどもの物売りが「おたばこは入りませぬか。楊枝はみがき、お鼻紙はよろしゅうございますか」と言って入って来ています。

物売りへのひやかしが終わって、北さん「サア弥次さん、湯に入らねえか」女「あなたおめしなさりませ」弥次「イヤ大分なまめいた女がちらつくぜ」北さん「今の女をふろ場で、ちょっと約束してきたから」弥次「そりゃ本当か」北さん「俺が湯につかっている所へ、おぬるくはございりませぬかといって、やってきたから、すぐそこで約束した。まだ一人いい年増が居るから、お前湯につかって待っていなせえ。大方そこへ来るには違えねえから、そこで交渉するがいい」

弥次さんが湯に居ると、そこへも物売りが来る。ハイ焼酎は入りませぬか、白酒入りませぬか」                  つづく


東海道中膝栗毛の四日市宿

2014年04月15日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

十返舎一九作の“東海道中膝栗毛”下巻を図書館にて借りてくる。下巻は“桑名から追分まで”で始まる。幼少のころ本で読んだ記憶では、四日市宿でお風呂に入った弥次さん、五右衛門風呂の底板を外して足が熱く、下駄をはいて風呂桶を壊してしまうという、そんな内容ではなかったか?ところが本を読むと、声をかけた女中の適当な返事を真に受けて、風呂で待つ間に伸びてしまうという設定になっている。道中、女性をからかったりして とんだ助平道中記である。

“焼きはまぐり”の店は、桑名から伊勢朝日、富田と点在していたようである。弥次さん北八さんは富田で焼きはまぐりを食べている。

斯うして朝明川の松寺をうちすぎ、富田のたて場にいたりけるに、ここはことに焼きはまぐりの名物、両側に茶屋軒を並べ、往来を呼びたつる声にひかれて、茶屋に立ち寄り、腰を掛けると、女「おはようござりました」弥次郎兵衛、旦那のつもりで草鞋履きのまま茶屋の板の間にあぐらをかき「きた八、したくはいいか?」北八もお供気取りで「よろしゅうござりましょう。コレ女中。お召を二膳出してくんな」女「ハイハイ、蛤でおあがりなされますか?」弥次「イヤ箸で食いやしょう」と洒落ている。

焼きはまぐりは、大皿に積み重ねて盛ってあり、飯が付く。此処で二人は飯盛りの違いに、女が惚れているなどと冗談を交わし、

北八「ハハハハ 蛤をもっとくんなせぇ」女「ハイハイ」又焼きたての蛤を大皿に盛って出す。弥次 女の尻を見つめて「おまえのはまぐりなら、なおうまかろう」女「ヲホホホホ 旦那様はようおふざけじゃ」と弥次さん、女の尻をちょいとあたったりしている。

品が悪いというより、むしろ性に対して開放的だったのだろう。二人は午後四時頃富田をたって、夕刻 四日市宿に到達している。 つづく


政成稲荷大祭

2014年04月09日 | おいらの商店街

4月9日は諏訪神社 政成稲荷大祭の日でした。春の宵。目まぐるしく過ぎたエキサイトバザールが終わり、つかの間の開催日です。

桜がまさに終わらんとする春の宵。その最高の季節に大祭が開かれます。

久方ぶりにお参りに出かけようと声をかけたら、スワ前のIさんとMさんが出席いただくことになりました。出かける直前Yさんも呼びかけ4名で参加させていただきました。

お社の扉を開け、供物を奉げ、祝詞をあげて、参拝。その後供物を下げて扉を閉めます。こうして約30分にわたる神事が終わりました。

Iさん、Yさんともに初めての参加ということで、厳かな雰囲気に感動してみえました。ヨカッタ ヨカッタ!

 

 


バザール開催二日目 デアリマス

2014年04月06日 | 諏訪商店街振興組合のこと

只今 春の日差しがあります。昨日の人出を上回りました。本当に多くの方に支えられて、バザールが運営されていることを心より感謝しています。

恒例となりました午前9時通過の四日市シティマラソン

四日市消防音楽隊さんは、モンスターハンターの曲の演奏があったりして、やわらかでゴザイマシタ。

御昼過ぎには最高の人出となりました。諏訪新道のなちゅらる市場さん。

ご当地キャラ大集合のステージは大成功!

マックスタイルのライブ

スタジオフィックスのステージ

本部席の様子

こうしてお天気にも恵まれた二日間の幕を閉じました。皆様ご協力ありがとうございました

 


エキサイト四日市・バザール2014開催にむけて

2014年04月05日 | 諏訪商店街振興組合のこと

いよいよ第23回エキサイト四日市・バザール2014が開催されます。前日の4日は、午後1時からFM四日市さんへ服部実行委員長と中継放送に出かけ、午後3時から交通規制、その後、“マコモちゃん”をお迎えに外羽理事長と菰野町へ。午後5時30分、大きな体の“マコモちゃん”と格闘している間に、服部実行委員長は、CTYさんのインタビューを受けていました。

寒の戻りの二日間になりそうですが、さくらは最高、お天気もまずまずです。現在、風は収まっている様子。どうかおだやかな二日間でありますように。

会場は例年のごとく準備が進んでいます。アビ・コミの堀木さんはじめスタッフの皆様ご苦労様です。