花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

ヘタな人正論より良寛の生きかた

2008年11月29日 | 諏訪商店街振興組合のこと
          
を思い起こすと昔はもう過ぎ去っており、今を思うと今もまた過ぎ去るのだ。
このように月日は移り変わって、あとかたもなくなる。
だから誰が愚かだとか、また誰が賢いなどといえようか。
だから私は運命にまかせて歳月を過ごし、自分の本分を守って命の終わるのを待っている。「草堂集」より
寛さんは、限りある人生の中で起きる小さな揉め事など、取るに足りないことだということを達観してみえました。
れに続いて、著者である松本市壽さんはこんな事例を挙げていました。
私が乗り降りする駅前に、小さな果物屋さんがある。
場所は良いのだが、店頭は閑散としている。
ある日、うちのかみさんがここでりんごを買った。
ところが腐っていたので、「この前買ったりんご、腐れがありましたよ」と教えた。
ところが返ってきた言葉が「いじめないでヨ~」だった。
腐っていたことに気づかなければ、信用はガタ落ちだ。
「店はお客のためにある」という商売の鉄則を知らない。
なぜ客が来なくなるのか、それは自分に原因があることに気づかない。
お客の得は自分の損としか考えられず、通り過ぎる客をいつも睨み付けて立っている。
客さんと揉めて、打ち負かし、自分が勝ったと思っても、お客さんは二度と来なくなるだけですよネ。
て、12月2日の諏訪商人塾は杉浦貴氏のご指示でお題が「商品回転率」から「在庫管理」になりました。マ、同じことですが・・・
楽しい会になりそうです。お楽しみに。
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諏訪商人塾 商品回転率

2008年11月24日 | 諏訪商店街振興組合のこと
久しぶりです」
懐かしい顔が店を覗いた。
富山県高岡市の金属仏具の問屋さんだ。
こ2~3年は、息子が親父さんに替わって外回りをしていた。
思い切って息子に店を譲ろうとしたが、何時もたいした注文ももらえずに帰ってくるという。業を煮やして再び社長の登場と相成った。
「社員になら、きつい言葉の一つも言えるんですが、息子がやる気をなくしては困るので、小言のひとつも言えないんです」
親父はどこでも息子に甘い。(例外 理事長の店)
れなくなりましたねぇ」「売れなくなりましたなぁ」これが日常の挨拶となった。つまり注文は無いですよというサインだ。
時までたっても帰ろうとしないので話題を変える。
人間はバカだから、金の回っているときはじゃんじゃん使う。おかげで何も残ってないヨ。ハハハ
れている時代は、お客さんへの愛想も何もなかった。それでよかった。しかし、こう売れなくなるとお客さんへの対応が大切になってくる。
親切な応対。親身な接客。これがもう当たり前になった。諏訪商人塾で勉強したことだ。
この店は感じが良いなぁ。安心して相談できるなぁ。そう思っていただけない限り客は大型店へ逃げる。
型店は接客がマニュアル化されている。レジではにっこり笑って手を前に組みお辞儀をする。これではマネキンだ。それでも客は納得する。
ころがこんなチェーン店があった。
先日お歳暮の品を買いに、おっかぁが某店に出かけた。
その店は従業員がニコリともしない。全員である。何度行っても無表情。「たくさんの数を買ったのに」と不満タラタラだ。
商品と店舗内の構成に魅力があるので、それでも売れているのだろう。
「いい勉強になりましたねぇ」と慰めておいた。
や各メーカーは、在庫を持たないように気をつけているそうだ。
しかし注文が入ったときには即座に対応しなければならない。「申し訳ありません品切れです」と答えれば「ああ、良いです、他をあたります」となる。
商品回転率をしっかりつかんでおかないと生き残れないそうだ。
「今、振興組合で勉強会をしていて、次回は商品回転率なんですよ」
いうことで、次回「諏訪商人塾」は12月2日(火)午後7時より、スワパーキング2階で開講であります。

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豊田市商工会議所を訪問して 2

2008年11月21日 | 諏訪商店街振興組合のこと
豊田市街づくり株式会社の活動をご紹介します(パンフレット「中心市街地活性化への歩み」より)
・専門店街T-FACEは、マイ箸利用者に「エコシール」1枚配布 20枚でショッピングチケット100円分進呈
・まちなかクリーンアップ事業 土曜日にボランティアでの駅周辺の清掃 
・桜町本町通り商店街でのファサード整備と「八日朝市」実施
・西町商店街では竹細工の行灯による明かり事業
・チャレンジショップの誘致とサポートシステム事業 コンテナを利用
・まちなか宣伝会議では、イベントの実施やホームページ製作・ガイドブックの発行
・集客プロモーション事業として、とよた緑化まつり・ふれ愛フェスタ・豊田おいでんまつり・産業フェスタ・イルミネーションストーリー・まちパワーフェスタ等のイベントの実施
・フリーパーキング事業では、加盟店でお買い物の方に市内中心部16箇所の共通駐車券3時間分を進呈
・多目的広場(公園や広場)の整備事業
・ショッピングカート共同利用事業は、オリジナルカーを駅周辺の4箇所に配置
・有料駐輪場事業 松坂屋周辺に有料駐輪場配置
・まちなかレンタサイクル事業 3箇所に貸し出しの駐輪場設置
・飲むならパーキング事業 アルコール提供の飲食店で駐車券発行 500円で翌日の正午まで駐車できる
・中心市街地街づくり活動支援事業では、自治会や住民と連携して道路整備や花の植え替えを行っています。
商店街活性化のためにはたくさんの手法があり、できることはすべて取り組んでみえるご努力が伺えます。
ご当地四日市市でも、これに負けないくらい様々な事業が展開されていますが、「まちづくり会社」として統合され、系統的に実施して行っても良いのではないでしょうか イナァ
マ、大変でしょうが・・・
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豊田市商工会議所を訪問して

2008年11月19日 | 諏訪商店街振興組合のこと
          
          
11月18日、四日市商工会議所の「まちづくり活性化特別委員会」のお誘いをいただき豊田市の視察に出かけました。
加者は商工会議所の斉藤会頭をはじめ、商工会議所、県の農水商工部、振興組合の16名でした。
田市は既に平成13年「豊田まちづくり㈱」を立ち上げており、様々な活動の末、平成18年10月に「中心市街地活性化協議会」を設立されました。これから「まちづくり協議会」を作ろうとしている四日市は、そのあたりの組織作りの背景と運営方法を参考にしようと伺ったわけです。
議会設立にご尽力された豊田市商工会議所会頭の渡辺祥二氏は、四日市の諏訪神社あたりのお生まれだそうで、そのお話をお聞きして一度に座は和みました。皆さんの対応も大変親切で、詳しいお話をお聞きすることができました。
の「活性化協議会」は巨大組織で、商業者だけではうまく運営できない、市・商業者・企業・自治体を取り込んだ各委員会がうまく連携を取り合って機能していく必要があると説明していただきました。
もしろいのは、TCCMチーム(豊田シティセンターマネジメント)という実働組織があることで、市と民間、外部からのアドバイザーからなる機関が計画の促進とマネージメントにあたるということでした。
きな組織で、これは時間がかかるというのが正直な感想ですが、四日市としては、緊急課題の火災跡地の建設と協議会設立の二本のレールで進めていく必要があります。
工会議所と市が綿密な連携を取り合い、四振興組合が強く連携を結んでこそ、この大きな事業を動かすことができるのだと、生意気にも感じたしだいでございます。
日市の商工会議所の皆様、参考になりました。ありがとうございました。
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昔のブログから 学校Ⅳ

2008年11月15日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
平成13年6月 商店連合会のホームページでオイラは映画「学校Ⅳ」の感想を書いていました。
久しぶりにこの映画をDVDで観て、再び感動しました。
そのときの文章を紹介します。(懐かしい・・・)

年、山田洋二監督が「学校Ⅳ」という映画を作りました。残念ながら、映画館では見ることが出来なかったのですが、レンタルビデオ屋さんで1週間の貸し出しを待ち、ようやく借りてくることができました。
回は、不登校の15歳の少年「川島大介」君が、七千年の歳月を生きてきた縄文杉に逢いに、東京から屋久島までヒッチハイクをするというお話しでした。
ッチハイクといっても、そんな軽いものではありません。なにしろ、不登校を始めてから初めての旅です。世間は、むしろ家出としか見てくれません。東京から大阪、広島から宮崎へと、トラックに乗り継ぎ、乗り継ぎの旅です。
暴走族だったトラック運転手のおじさん、ひきこもりの息子を持つ長距離運転手のおばさん、特攻隊の生き残りのおじいさん。いろいろな人との出会い、交流を通じて、大介君の精神的成長が描かれています。
ーンとしたのは、大阪から宮崎迄、長距離トラックに乗せてくれたおばさんでした。始めは怒っているように無口でしたが、それは、家出をしてきた子供を心配する両親を、気遣ってのことでした。
の日、大介君の話を聞いたおばさんは、自分の家に大介君を泊めることにしました。家には、痴呆症のおばあさん、中学生の娘、そして、家に閉じこもったきり話もせず、ひたすらジグソーパズルに熱中する息子がいました。
          
ばさんは、人と接することを拒否している息子「登」に、大介君を会わせたかったのでした。二人は、ジグソーパズルの話から、少しずつ打ち溶け合っていきます。夜遅くまでふざけあう二人。そして、夜が明け、出発の時が来ました。
は、あわてて家から駆け出してきて、黙って大介君に詩を贈ります。
          

大介君へ
草原のど真ん中の一本道を
あてもなく浪人が歩いている
ほとんどの奴が馬に乗っても 浪人は歩いて草原を突っ切る
はやく着くことなんか目的じゃないんだ
雲より遅くてじゅうぶんさ
この星が浪人にくれるものを 見落としたくないんだ
葉っぱに残る朝露
流れる雲
小鳥の小さなつぶやきを 聞き逃したくない
だから浪人は立ち止まる
そしてまた歩き始める
    日向国 浪人   大庭 登
          

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公衆電話の必要性

2008年11月14日 | 諏訪商店街振興組合のこと
          
スワセントラルパーキングに公衆電話が設置してある。
採算が取れないので撤去したい旨の通達が、NTTから来ている。十年も前からだろうか。公衆電話はどんどんなくなってきている。
以前、テレビで災害時に携帯電話がつながらなくなったとき、公衆電話が必要になる場合があることを放送していた。
役員会で撤去の件を話し合ったことがあるが、そのときは「頬って置け」という結論になった。
さて、一昨日、二人のNTTさんが事務所にやってきて、撤去の申し入れがあった。私と理事長で対応したが、したたかな理論武装で説得された。
諏訪新道にはもう一台、東京三菱UFJ銀行さんの向かいに公衆電話がある。これは採算が取れているそうだ。近い距離に二台も多すぎるとのこと。
          
ここはボックスになっていて、パーキングの電話は旧態依然としたままだ。
使う身になれば、当然ボックスの電話を使う。
パーキングの電話は撤去の方向ですすんでいるから、機種を変えるなどの努力がなかったものと推測される。使われなくなるのは当然だ、と思う。
結論は役員会で図るというご返事で帰っていただいた。

災害時に公衆電話は本当に役に立つのか?皆様にお尋ねしたい。
コメントをお待ちいたしております。匿名で結構でございます。
コメント (1)
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第1回エキサイト・バザール実行委員会開催

2008年11月12日 | 諏訪商店街振興組合のこと
本日、第1回エキサイトバザールの実行委員会がありました。
いよいよ起動開始です。
開催日は平成21年4月4日(土)・5日(日) 第18回エキサイト四日市・バザール2009となります。
今年は、市制111周年記念事業として盛大に行われ、桜とお天気にも恵まれて大成功であったと喜んでいます。
やはり三滝通りの桜をはずすことができません。それには予算の確保が必要となります。
市からの予算確保のためには、イベント結果として商店街への効果が課題となります。担当委員会に新しく「商店街」部門を設けて、各会長さんにお集まり願い、商店街のイベント内容を検討していきたいと思います。
先日行われた「市・市・市」の百万遍さんの物販ゾーンが好評で、ご招待できれば諏訪新道に賑やかさを作ることができます。一度、京都へ視察に出かけてみようということになりました。
当日の実施に向けていろいろな問い合わせが事務所へ入り、その対応に追われます。今回はポスター等にも掲示して、ご質問はメールまたはファクスに限定して混乱を避けたいと考えています。
二度あることは三度ある。前回のエキサイト、そして市・市・市と好天に恵まれました。今度もお天気は良いと確信いたしております。
担当者一同全力で取り組みますので、どうか皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
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工房型店舗の魅力

2008年11月09日 | おいらの商店街
          
本常一著「イザベラ・バードの日本奥地紀行を読む」
ザベラ・バードは、明治11年から女性一人で日本を訪れ、各地を旅しています。横浜から東北、そしてアイヌ人の生活生態と、貴重な興味ある紀行記録を残しています。
の本は、日本観光文化研究所の所長であった著者の講演会(昭和49年~昭和54年)の記録です。
ここで商店について興味ある文章を見つけました。

後、下駄屋が衰退し、まんじゅう屋が駄目になったりというのは、自分たちで作っているところを見せなくなってしまったからで、見せないことが良いことだと思い始めた。物はウィンドウに並べられて、人間が奥へ入り込んでしまった。そのときに日本の伝統工芸が滅び始めたのだと思うのです。
ころがこれが少し破れ始めています(昭和50年頃)。大きく破れ始めたのはレストランなのです。しかし、日本で古い食べ方を残したのがにぎりずしで、目の前でできるわけです。おそらくこの発想から、近頃みな料理するところを見せるようになったし、そのほうが良く売れるのです。
人ひとりが顔を合わせるというところから、結構売れるわけです。
れから先、もう一度元のような店が復活し始めるのではないか。少なくとも小さな店の場合、こうした日本人の中にある人間関係を抜きにして成り立たないのではないだろうか。

前、商店街の勉強会で、物を作っているところを見せる「工房型店舗」の大切さを学びました。
商品の量と種類には大型店に及ばない。小売店が勝負できるのは、お客様との対話や品物に対する安全・安心ではないでしょうか。
東海道沿いであるここ諏訪前通りでも、昭和の初め頃までは工房型の店舗が並んでいたのです。菓子製造・建具指物・宮大工・仏壇仏具・しみ抜き・櫛製造・割烹料理・カフェ・うどんそば・桶製造等。
ザベラ・バードは、とおりに並ぶ商店を興味深く観察しています。
「店」はいわゆる「見せ」であり、店頭には種類は少ないがすばらしい細工の品が並べてある。そして、店内は人々の生活までも見ることができる。
店街は工房型店舗から、学ばねばならないところがあるのではないでしょうか。と思いますが如何?
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市・市・市バザール開催

2008年11月05日 | 諏訪商店街振興組合のこと
11月1日と2日、市・市・市バザールが諏訪新道と三滝通りで開かれました。
お伺いしたのが2日の午後3時。やや人が引けた頃でした。
お天気に恵まれて、大変な盛況だったことが伺えました。
商工課の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
          
1号線から入るゲート。商店街と会場がここで途切れてしまっていたのは残念。
          
諏訪新道、百万遍さんのゾーン。エキサイトの物販とあまり変わらないと思っていましたが、真面目な販売に好感が持てました。
          
諏訪新道と三滝通り交差点のじばさんブース。例年ステージが組まれるのですが、巨大なテント内は、迷路状のマーケットが配置されていて、魅力あるゾーンとなっておりました。
          
テント内の様子。
          
鈴鹿の墨作りの実演。万古ろくろもありました。
         
おなじみ、三滝通りの飲食ゾーン。
         
ステージは今回三滝通り南に設置。諏訪太鼓の演奏中で大勢の方で賑わっておりました。
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映画「象の背中」

2008年11月03日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
イベントが済んだ表参道スワマエの本日は、恐ろしいほど静かであります。
店の連中はこの現状をどう感じているのか・・・
さて、疲れたときは、癒される映画を観るに限ります。
「象の背中」監督井上聡をDVDで観る。
役所広司はエリートサラリーマン。彼ががんを告知される。余命半年。妻、息子、娘の四人暮らしの幸せな家庭に悲劇が訪れる。
3ヶ月前、彼はホスピスに入り、そして家族に看取られて死へと旅立つお話だ。
奥さんも浮気相手の彼女も、住まいもきれいで立派過ぎる。
マァ 物語だから許されるのでアリマス・・・。
毛羽立ったおしっこくさい畳や、借金などとは程遠いお話・・。
しかしながら、現実的過ぎると映画にならないかもしれない。
海の見える美しい景色のホスピスで、父親は息子に話しかける。
このシーンがよかった。
紹介します
          
小学校のマラソン大会の後、おまえ廊下に立たされたろう。
手を抜いて走ったって。
かあさんから聞いたんだ。
おまえ、体の弱い友達を応援しながら一緒に走ったんだってな。
その話をきいて、オレは鼻が高かった。
誇りに思った。
そのままいけよ、そのまま。
おまえのまんまでいけよ。
自分を押し殺すな。
協調性よりも大事なことがある。
慕われる勇気をもつんだ。

注釈 協調性というのは、競争社会の中でうまく生きていくことだと思います。いいセリフでアリマス
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