花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

溝口健二監督“赤線地帯”感想2

2016年02月29日 | 諏訪商店街振興組合のこと

Kさんからも感想をいただきました。ありがとうございました。

「弱き者(強き者)汝の名は女なり」女性の強い面、弱い面の両方をこの映画は見せてくれました。

三益愛子。嫁ぎ先の両親に対してはガンバリを見せるも、息子に対して弱さが出て精神的に参ってしまう。

京マチコ。ツッパッて強がっていても、実家の家庭的な面で(特に母親か?)非常にもろい面をみせる。

小暮実千代。左派系の旦那を持ち生活面では苦しく弱く見えても、絶対生き抜く強さがみえる。

若尾文子。「傾城の恋はまことの恋ならで金持ってこいが本当(ほん)のこいなり」というざれ唄がピッタリの強さしか自分にはみえませんでした。

最後に音楽ですが、初めは何か半音ずれた様な変な感じがしていたのですが、ラストシーンで初店の女の子の不安にピッタリ合っていて不思議でした。

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フランク・キャプラ監督“ある夜の出来事”

2016年02月28日 | 諏訪商店街振興組合のこと

 次回3月18日の映画鑑賞会も、三重県視聴覚ライブラリー様のご提供で、フランク・キャプラ監督の「或る夜の出来事」を上映させていただきます。

入場無料  ぜひお越しください

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溝口健二監督“赤線地帯”鑑賞

2016年02月27日 | 諏訪商店街振興組合のこと

昨夜は、溝口健二監督の“赤線地帯”を鑑賞いたしました。

Tさんの感想です。

水谷専務から「黛敏郎の変な曲で、この映画は始まります」と前置きがあって、一体どんなに変なのかなと思っていたら、ホントに変でした。

まるで幽霊でも出てきそうな音。スチールギターかな?否違う。アッあれだ きっとそうだ“鋸バイオリン(胡弓)”違いますか?

新進気鋭の作曲家であった黛敏郎。何かそれなりの意図があったのでしょうねェ。

この映画、各々の女たちの心のヒダが実に丁寧に描かれているなあと感心したのも道理で、脚本は女性(芝木好子)の手になるものでした。

作品中、私が一番心引かれたのは浦辺粂子演ずる心優しい“ばあやさん”でした。この商売の表も裏も知りつくし、長年働き続けてきたつつましい心を持った女の人です。

そして、面白くて笑ってしまったのが、この店の名前「夢の里」。現代なら「〇〇の里」というのは老人ホームの名称に多いですよね。

出演者の番付を見ると、ミッキー役の京マチコが一番目に来ていましたが、彼女が主役だったのでしょうか?(誰もが主役となり得る役柄でしたが)

他の女達が皆着物姿でいる中、ミッキー一人がそのグラマラスな身体を生かして始終洋装でした。そして、いつも何かムシャムシャバリバリ食べていて、まさに肉食系女子。頭も良くて人の心の動きや、その成り行きもよく判っていて、自分の運命は自分で切り開いて行こうとする強い意志を持った近代的な女を演じていて、小気味よかったです。

一方、ゆめ子は息子に。ハナエは夫に心もお金も捧げる古いタイプの女。やすみは世の中で信用出来るのは金だけと割り切る実業家タイプの女。

そして新米の少女しず子は、果たしてこれからこの世界でどんなふうに泳いでいくのか。観客に想像させる終わり方は、心憎かったですね。

Mさん、感想をありがとうございました。

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寅さんは進化している

2016年02月24日 | 諏訪商店街振興組合のこと

四日市諏訪商店街振興組合では、これまで「男はつらいよ 純情編」「浪速の恋の寅次郎」「寅次郎夕焼け小焼け」を鑑賞してきました。(まだ3作しか上映していません)まだまだ良い作品があります。

「寅さんは進化している」落語家の立川志らくさんはNHK出版「男はつらいよ パーフェクトガイド」でこう書いています。

1作目から順に観ていると、その変貌ぶりに驚愕する。最初の頃はかなりアウトローで、ヤクザに近い雰囲気がある。それが第8作「寅次郎恋歌」では、博の父親(志村喬)に人間の生活とはどういうものかを教わり、第10作「寅次郎夢枕」では幼なじみ(八千草薫)に惚れられて、寅の方が逃げる。そして第11作「寅次郎忘れな草」と第15作「寅次郎相合傘」でリリー(浅丘ルリ子)との恋で大人になり、第18作「寅次郎純情詩集」で恋する人(京マチコ)に死なれ、第20作「寅次郎頑張れ!」で若い二人(中村雅俊・大竹しのぶ)の恋の指南役を務め、第26作「寅次郎かもめ歌」では若いマドンナ(伊藤 蘭)に父性愛が芽生えている。そしてその後、満男の恋の応援をするポジションに移行していった。

第40作「寅次郎サラダ記念日」で、「何のために勉強するのか?」という満男の問いに、

「勉強したやつは困ったときにきちんと筋道を立てて考えることが出来る」と答えている。

第39作「寅次郎物語」は、賢島と二見浦がロケ地となっており。マドンナの秋吉久美子との爽やかな出会いあり、母親(五月みどり)を探して子供と旅する涙ありの良い作品となっていて、是非、皆さんと鑑賞したい作品です。

「男はつらいよ 寅次郎物語」(第39作)より

「参考書でも買え」と、柴又駅まで見送りに来た満男に小遣いをやる寅次郎、ふと満男が尋ねる。

満男「おじさん」

寅 「なんだ?」

満男「人間ってさ」

寅 「人間?人間がどうした?」

満男「人間は何のために生きてんのかな」

寅 「何だ、難しいこと聞くな」

寅 「なんて言うかな、ほら、あー生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃねえのか」

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左も同い歳だよ

2016年02月22日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

古典落語100席 立川志の舗著 PHP文庫より

まえがきにこうある

突然ですが私の大好きな小噺をひとつ

「先生右足が痛いんですが診ていただけますか?」

「はい、レントゲンの結果からは関節炎や神経痛や痛風じゃありません。あなたの右足は大丈夫ですよ、おじいさん」

「じゃ、何ですこの痛みは?」

「まあ、お歳のせいでしょう」

「先生、いいかげんな診断しないでください」

「どうしてです?」

「歳のせいって、右足も同い歳だよ」

これ読んだ時、笑っちゃいました。皆さんにも公表をしておりましたが、実は、笑えなくなりました。

わたくしの膝が痛くなったからです。病院に行ったら歳のせい、治るので安心してくださいとのこと。ところが、痛い片足をかばって歩くので、反対の足もおかしくなってきた。「歳のせいって、左足も同い歳だよ、せんせい!」

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当店の“まちゼミ”好評デス?

2016年02月19日 | おいらの商店街

第2回の当店の“まちゼミ”は、お客様は一人。お客様曰く「一人でよかった」とおっしゃる。尋ねると、聞きたいことがあったとのこと。お話を聴くうちに、あらぬ疑いをかけられ、それが原因で会社を辞めることとなり、うつ病状態になっているという事だった。

それからせっせと説得にかかる。「あなたは悪くない。他人は自分ほど気にしていないから、自分の気持ちを切り替えるべきだ」気が付いたら話の中にワイフもいた。「今日という仕切りの中で、精一杯生きること。日常に楽しみを持とうよ」

最後は笑顔で帰っていただいたが、「なんか、自分に言い聞かせてるみたいナ。今日はええ事したね」 と二人で話した。

人生相談? マ、こんな“まちゼミ”があってもいいか。

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第4回四日市☆映画祭準備会開催

2016年02月13日 | おいらの商店街

昨夜は、すわ公園交流館で、四日市映画祭準備委員会があった。今回はうれしいことに、三重映画フェスティバルの林氏、中村氏、そして、男の囲炉裏端の森氏の4名が勢ぞろい。高齢者集いの様相となった。そこで中村氏より貴重な情報を得、今後の鑑賞会に望みが出た。

討議内容を水谷さんが送っていただいた 無許可

亀山市が昨年9月23日自主文化事業の一環で映画会を行っている。(会場は亀山市文化会館)主催は公益財団法人亀山市地域社会振興会(亀山市文化会館)

この鑑賞会は、文化庁の東京国立近代美術館フィルムセンター実施の“優秀映画鑑賞推進事業”の一環で、全国194カ所で行われている。作品は、“野火”“おとうと”“東京オリンピック”“おはん”。入場料は通しで1000円、1作品だと500円となっている。三重県では他に、伊勢市生涯学習センター・松坂コミュニティ文化センター・名張のアドバンスコープADSホール等が実施している。四日市もやらない手はない。

作品はプログラム一覧から選ぶ。4作品がそれぞれのテーマでセットされていて、映画鑑賞会の一日イベントとして実施されることになる。

詳細の検索は、東京国立近代美術館フィルムセンター→優秀映画鑑賞推進事業で閲覧できる。

四日市だと“公益財団法人四日市市文化まちづくり財団”が受け皿となるか。これで著作権問題はクリア。会場設営費と広報費だけで実施でき、文化庁も喜び、市にとっても映画文化振興のためになる。こんな良いことはない。問題は会場だ。文化会館よりも、総合会館か本町プラザで上映したい。しかも、四日市☆映画祭のイベント事業の一環として。

平成27年度の事業は実施中だが、次年度の企画には応募できそうだ。

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当方は四日市東宝デス!

2016年02月12日 | 諏訪商店街振興組合のこと

三重劇場のことは、2012年10月10日のブログで紹介した。ご覧いただければ幸いであります。(リンクを貼るといいのですが、面倒デス!)

四日市東宝は、一度も行った記憶がない。おそらく当店横に看板がなく、招待券が手に入らなかったためだと安易に想像できる。

日活映画、赤木圭一郎主演“電光石火の男”のことは2013年9月7日から3回ほどにわたって紹介している。(リンクを貼ろうと思ったが、クサリのアイコンが見つからないので 左のカレンダーで戻ってください スミマセン スマホはどうなるのか分かりません)

四日市東宝のことは、これも2012年9月26日のブログに書いている。(スミマセン)

この頃、三重映画フェスティバルの林氏と中村氏が当方に訪れ、昔日の映画館の事を訪ねてみえたのだ。それが、吉村先生に繋がり今日のご縁になるとは思ってもいなかった。映画が取り持つご縁でゴザイマス。感謝!

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四日市のまちかど

2016年02月09日 | おいらの商店街

本日の中日新聞掲載記事より。現在、四日市市立博物館で開催中の「なつかしいおもちゃと昭和のくらし」の紹介を兼ねて、この展示を機に発行された「四日市のまちかど」写真集が載っていた。

な、なんと、昭和30年代の諏訪前通り(現在の表参道スワマエ)が掲載されているではありませんか!笑ってしまうほど大勢の人が歩いている。ツルヤ洋菓子・太陽堂・木村自転車店・横田洋服店の看板が望める。まっすぐ進んで踏切を右に折れると諏訪駅、写真左へ戻ると諏訪新道、沖ノ島、本町と続き、国鉄四日市駅に繋がっていた。まもなくこの通りにアーケードが造られる。

この、発行部数400部限定の写真集「四日市のまちかど」。私が購入すると残りは399冊!早速、求めに走った。

大収穫だったのは昔の映画館、弥生館・ぼたん劇場・四日市劇場・四日市東映・四日市東宝劇場・三重劇場・四日市シネマ・四日市グランドの写真が載っていた事だった。

三重劇場では、“蒙古の嵐”と“飾り窓の女”を上映中。“蒙古の嵐”は昭和37年2月25日公開でジャック・パランス、アニタ・エグバークが出ているイタリア・フランス映画。そして、併映の“飾り窓の女”は、昭和37年1月20日公開のフランス・イタリア映画で、監督はルチアーノ・エンメル。マガリ・ノエルとリノ・ヴァンチェラが出演している。劇場の写真は4月となっているので、地方劇場では早い方の上映?と思われる。

そして、もう一つの驚き。四日市東宝では、(昭和37年4月)四日市でロケをした赤木圭一郎の“電光石火の男”を上映中だった。

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元気語録!

2016年02月08日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

「元気語録400選」竹内仁著 講談社α文庫より

いやなことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。世の中は汗水流して働いて、頭を目いっぱい使っても、いいことはめったにない。だけど、いやなことはワンサカやってくる。それにかまけていては戦いができない。忘れることだ。・・・田中角栄(元内閣総理大臣)

大きい声を出して。いつも元気にニコニコしていれば、たいていのことはうまくゆく。・・・樋口廣太郎(アサヒビール会長)

戻ってこない過去を悔やむな、将来を案ずるな、後でクヨクヨしないように、毎日、全力を尽くせ。・・・田中精一(中部電力会長)

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