花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

“祇園囃子”感想2

2015年10月28日 | 諏訪商店街振興組合のこと

Kさんからも感想を頂きました。ありがとうございました。

風情ある古都京都(祇園)にふさわしくない生々しい数字が(30万、8000万)飛び交っておりました。今の相場だといくらくらいになるのでしょうか。

この映画は今も昔も変わらぬ役人と商人の癒着。時代劇で言えば代官と越後屋みたいな資本主義の悪い習慣と言えばいいのか。それに翻弄される二人の芸妓。

小暮美千代は、少し年季が入っているので、多少世の中のことに対して納得づくで行動を取っていた。役の上で一度は旦那を取ったことがあるので。若尾文子は、若くて真直ぐな生き方をみせていた。商人が役人から利益を得るためのあの手この手。今でも自分の知らないところでこのようなことが行われているのでしょうね。

観ていてなかなか良かったと思える点は・・・

○  浪速千枝子の京女(女将ぶり)京のぶぶ漬け的対応

○  役人役のいやらしさ

○  番頭役に立ちまわり方

○  小暮実千代のたびの脱ぎ方

※ 小暮実千代の演技力には魅入られます。貴婦人(お茶漬けの味)、芸妓(祇園囃子)、娼婦(赤線地帯)とあらゆる役を見事にこなしています。“祇園囃子”では、Kさんが書いてみえるように足袋を脱ぐしぐさの色気、そして、素麺を食べるところなどに昔の女性の色気を感じます。


カーネギーの“リーダーになるために”

2015年10月27日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

たいそれた本を10年前に買いました。この本も読了しておりません。もっと歳をとったら読もうかとも(充分年寄りですが)思いますが、そのときは読む気も失せているでしょう。積読の一冊。デール・カーネギーさんの“リーダーになるために”より

 いまやわたしたちが取り組むべき最大の課題は、いやむしろ、唯一の課題というべきだが・・・正しい考え方を選ぶことにあると、わたしは何らためらうことなく断言する。もしこれができたら、われわれは自ずからあらゆる問題の解決が可能になろう。ローマ帝国の支配者であった偉大な哲学書、マルクス・アウレリウスはこれを簡単なことばで・・・とはいえ、あなたの運命を決定することばだが・・・要約している。「われわれの人生とは、われわれの思考がつくりあげるものに他ならない」

そうなのだ。愉快な考え方をすれば愉快になる。惨めなことを考えたら惨めになるだろう。恐ろしいことを考えれば恐ろしくなる。病的なことを考えれば、多分病気になるだろう。失敗すると思えば、きっと失敗する。自分のことばかり憐れんでいたら、誰からも敬遠され、寄りつかれなくなるだろう。

わたしの言い方は、万事につけて底抜けの楽天家になれと唱えているように見えるだろうか?とんでもない。不幸にして、人生はそんなに単純なものではない。しかしわたしが主張したいのは・・・断固として主張したいのは・・・われわれは消極的な態度でなく、積極的な態度を身につけようということだ。

分かったことはただひとつ。楽しいことを考えていると楽しくなり、楽しくないことを考えていると楽しくなくなるゾ!ということだそうです。


浮世絵 東海道五十三次対 四日市

2015年10月26日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

四日市商工会議所様発行の“商工春秋 11月号”の表紙を飾るのは、“東海道五十三次対 四日市 歌川国芳画”です。解説は四日市市立博物館学芸員の田中伸一様です。

東海道五十三次対は、歌川広重、歌川国芳、歌川豊国が各宿場を分担して描いたシリーズ。

口を少し開け、頬杖を突く若い女性が大きく描かれ、背景の水平線上に、旗を立てた楼閣が、いくつも並んでいる。左上の雪輪形の枠に那古海蜃楼(なごのうみかいやぐら)と題して蜃気楼の名所であった。ここでは伊勢神宮の神が、熱田神宮に向かう様子と述べる一方で、湖水の気が太陽に乗じて立ち昇るもので、陽炎のようなものだとも述べている。

若い女性は浜辺にしゃがんで蜃気楼を眺めている。黒髪が風になびいて少し乱れているのは、そのためである。


“猫まんま”

2015年10月25日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

このところ“深夜食堂”安倍夜郎 小学館の漫画に入れ込んでいる。

これが結構来るんだな

漫画雑誌ビッグ オリジナルに連載されているが、単行本でも見ることが出来、小林薫でDVD化されていて映画化にもなった。あ、すでにご存知の方も多いと思います。私は後発デシタ。これが結構面白い。新宿歌舞伎町のゴールデン街。その片隅に深夜食堂はある。

お話のひとつ“猫まんま”。朝方一人の女性が訪れて猫まんまを注文する。

東北から上京してきたがまったく売れない。この演歌歌手“千鳥みゆ”きを田畑智子が好演している。

「歌ってみろよ」とみんなの前で歌わせる。「人生行きあたりばったり」。“ヘタ ウマ”という評がピッタリだったが、客の中に作詞家の先生がいて、彼女に歌詞をプレゼントする。これが大ヒット。見る見るヒットチャートに上り詰める。

ところがある日突然、喀血して入院。亡くなる一ヶ月前食堂に“猫まんま”食べに現れ、親父さんに感謝を述べて立ち去った。

ある朝、店の前に一匹の野良猫がきていた。親父さんはその猫に、猫まんまを作ってやった。

どこか寂しさを秘めた役を演じた“田畑智子”が印象に残った。好演デシタ!何度観ても泣けます


名作“祇園囃子”上映

2015年10月24日 | 諏訪商店街振興組合のこと

10月24日金曜日午後6時より、スワセントラルパーキング2階会議室において映画鑑賞会を行い50名の方にお集まりいただきました。心より御礼を申し上げます。

小暮と若尾

作品は溝口健二監督“祇園囃子”で昭和28年の作品です。舞台は空襲を免れた京都。京都の祇園で生きる芸妓(小暮実千代)と舞妓(若尾文子)のお話でした。早速Tさんから感想を頂戴しました。ありがとうございました。

浪速のしたたかな女将

溝口監督らしい作品でした。(昔の?)日本人女性の美しさ(外見・内面共に)を描かせたら右にでる者はなかったのでは?

この作品は祇園の色街が舞台で、舞妓、芸妓の華やかな衣装と身のこなしにはため息が出ました。

芸妓の小暮と舞妓の若尾が各々の手代に応じた女性美を違った形で見せてくれました。

小暮→ 日常の所作の一つ一つから自然に滲み出る女盛りの色気を

若尾→ お茶、お華、踊り、三味線、太鼓、小鼓の稽古に精を出す舞妓の初々しさを

細かい事ですがお披露目シーンで二人が、お得意さんへ挨拶廻りをする時の弾む足取りの中、玄関を入る時には右足から、出る時には左足からと足の運びがピタッと揃っていたのには驚きました。

そして結末、肩を並べた二人が凛として歩いて行く後姿が印象的でした。

カラーではなく白黒だったのも功を奏していた様に思いました。

進藤の名演技

余談になりますが“役者魂”というか“根性”というか、進藤英太郎が老人を演じるに当たって上の前歯を抜いていましたね。

老け顔を作るには、特殊メイクという方法もありますが、歯のない口元というのがどうも一番みたいです。

これは他の作品にも見られます。例を挙げると

「キクとイサム」の北林谷栄

「楢山節考」の坂本スミ子

「家族」の笠 智衆 等です

まさに身体を張った(身を削った)演技といえるでしょう。

素麺を食べる小暮の身のこなし


居酒屋 さ○お○さ にて???

2015年10月21日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

高校時代の同級生4人が、年に2,3度集まっては飲んでいる。40年以上続いていますか。骨に菌が入ったとか、動脈が詰まったとか、斜めになって歩いていたとか、もっぱら寄ると病気の話である。

新しい店に入ってみようかとの提案だったが、通りかかったなじみのお店へ吸い込まれていった。

ここのお店には“四日市トンテキ”がある。早速注文すると、親父の能書きとともに運ばれてきた。曰く、「野菜をたっぷり入れないと健康に悪い。」なるほど、大きなレタスに敷かれたトンテキには、キャベツ、にんじん、たまねぎ、ピーマンがたっぷりと入っていた。

おふくろさんに言わせると、息子がつくるトンテキは、キャベツに豚肉だけの正規版だそうだ。多少のひねりは認められるか。

ま、肉が少なくてすむ 親父のそろばん勘定によるものか?真実は闇の中であります。オネウチデ ウマカッタデス!


ハッピースペース スワマエ オープン!

2015年10月18日 | おいらの商店街

本日、サンシ前罹災地再建事業の前段階として、旧サナダヤ店舗跡を改装した「ハッピースペース・プレ事業」のオープニング式がありました。

「まさか、間に合うとは」と気にしながら前を通らせていただいておりましたが、三日ほど前から青山里会職員の皆様も動員され突貫工事となりました。こうして、一気に空き地に床が張られ本日のオープンとなったようです。

ここでは次年度着工となる施設「ハッピースペース諏訪(仮称)」の試験的事業が行われ、生活相談・健康増進事業・カルチャースクール・オープンカフェ・認知性カフェ・イベント企画などを試験的に行っていくところとなります。表参道スワマエの南に位置する「ハッピースペース」へ是非お立ち寄りください。


和三盆!?

2015年10月17日 | おいらの商店街

昨夜、四日市商工会議所さんで10名ほどの方にお集まりいただき“第3回 よっかいちお菓子フェスタ”の反省会がありました。

5月24日、好天に恵まれて大勢の来街者で賑わった“お菓子フェスタ”は大成功のうちに終えることが出来、ひとえにご協力いただいた皆様方のおかげと心より御礼申し上げます。次年度に向けて、より良い企画で取り組むことが確認されました。

1日のイベントでよかったか?三重県全体を紹介出来るようなスケールの大きなイベントにするには?助成金の確保は?資金調達は?パフォーマンス性の高い体験型のイベントに仕上げるには?等について話し合われました。

今回始めて“関の戸”で有名な深川屋さんが出店されました。次回は「関の戸の歴史を説明されては?」とお聞きしたところ、それよりもつくる過程を紹介したいとのお答えでした。使われている材料の中に“和三盆”ということばがありました。

江戸時代に栽培地が南西諸島に限られていたサトウキビは、黒砂糖が一般的でした。それを徳川吉宗が全国に栽培を奨励、四国の香川県(讃岐和三盆)や徳島県(阿波和三盆)で生産されるに到りました。

地元で取れた“竹糖”から絞りだされた汁は精製濾過された後に結晶化されます(白下糖)。それを盆の上で「研ぎ」にかけ絞る。この作業を三度ほど重ねると黒い色が抜け白い砂糖が出来上がる、それから“和三盆”の名がついたそうです。こうして出来た上質の砂糖は、和菓子に使われるようになりました。

材料から手間ひまが掛かっているんですね。


がっちりマンデー より

2015年10月11日 | おいらの商店街

今日は、第1回  酒蔵市 開催。公園通りはすごい人。きき酒用のおちょことツマミを両手に持った呑助で会場はいっぱいの人である。

覗きに行くと、友人から酒を呑めと言われるので、遠くから眺めておりました。ゴクッ!

本日の、がっちりマンデーは、儲かるフードコートが紹介されていました。

デザート王国 は、食間の時間帯に稼ぐ。

少ない材料で豊富な種類。

単価も低くない。

フードコートは、午後2時から5時の賑わいをどうつくれるかにかかる。

そして、フードコートで これから狙える商品は、ボリュームのあるステーキだとおっしゃっていた。まあ、あんまりないわなぁ。

 

 

 

 


古典落語100席

2015年10月10日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

「先生、右足が痛いんですが診ていただけますか?」

「はい、レントゲンの結果からは関節炎や神経痛や痛風じゃありません。あなたの右足は、大丈夫ですよ。おじいさん」

「じゃ、何ですこの痛みは?」

「まあ、お歳のせいでしょう」

「先生、いいかげんな診断しないでください」

「どうしてです?」

「歳のせいって、左足も同い歳だよ」

立川志の輔 選・監修 「古典落語100席」より  PHP文庫